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村上春樹と小阪修平の1968年 単行本 – 2009/7/29
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全共闘運動が最も盛り上がった1968年からすでに40年が経った。ノンセクトの「遅れてきた青年」であった著者が、同世代の作家・村上春樹と哲学者・小阪修平の作品、表現、生き方を通して、全共闘体験の光と影を抉る渾身の同時代評論。
村上春樹の初期三部作から2009年の講演「卵と壁」と『1Q84』まで、そして小阪修平の30年近くにわたる評論、生き方と向きあい、全共闘世代が抱え続けなければならない課題を問う。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社新泉社
- 発売日2009/7/29
- ISBN-104787709097
- ISBN-13978-4787709097
商品の説明
著者について
著作に、深海遙名義『村上春樹の歌』ほか。
登録情報
- 出版社 : 新泉社 (2009/7/29)
- 発売日 : 2009/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4787709097
- ISBN-13 : 978-4787709097
- Amazon 売れ筋ランキング: - 849,155位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 35,278位評論・文学研究 (本)
- - 129,254位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1947年、東京都台東区出身。上野不忍池の畔で育ったあと、武蔵野へ。
早稲田大学第一文学部人文専修卒業。
勤め始めた出版社で、アルバイターの解雇に端を発し、「差別撤廃」を求めた争議が泥沼化、10年争議となる。
以降は出版界から外れ、黎明期を迎えたパソコン分野の職場を転々とする。
創業間もない日本ソフトバンク出版部(現SBクリエイティブ)では、コンピュータゲーム情報誌「Beep」(1984年末創刊)初代編集長等を務める。
2000年からしばらくは、シニア向サイト「Slownet」(京都)の初代編集長。京に仮住まい。
現在はフリーで執筆・編集活動。取材を請け負い、全国各地を訪ねる。
著書は、『吉本隆明と「二つの敗戦」 新装増補版』(2020年)、『青春えれじい 解放区篇』(2019年)、『労働止揚論 ~「労働」から「感(はたら)く」へ~ 』(2018年)、『吉本隆明と「二つの敗戦」』(2013年)、『村上春樹と小阪修平の1968年』(2009年)、『ほっこり京都時間』(2005年)など。
また別名で『村上春樹の歌』(1990年)、『ユーミンの吐息』(1989年)など。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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早稲田文学部のノンセクトの学生が69年に結成したのが文学部専修共闘会議で、著者も加わるのだが、70年代に入ってバラバラになって社会に散っていったメンバーたちのその後の生き方に関心があった。著者の二つめの会社は中堅出版社だが、そこで争議が起こり十年近く闘ったのも全共闘経験とその意味を反芻していたからだった。メンバーのだいたいは中小企業か地方公務員になり、他は業界紙や非正規・フリーター、政治運動、消息不明や過労死した者もいる。彼らに共通しているのは、この社会を心から受け容れているようにはみえないし、ある断念(実現の不可能なことを悟り諦める)といってよい想いをほとんどの者が抱え込み、静かに生きていたということだ(p160)。
早大の全共闘の支援にも入っていた小阪修平(駒場劇団出身)は、テレビ局でドラマの舞台装置作りなどの大工仕事から始めて塾講師などをしていたが、「ただやせ細った観念として」放り出された70年代前半のきつい時期が彼の「依怙地になる原点」となった(p82)。
小阪が思考をすすめていた「制度論」と『思想としての全共闘運動』(06年)の中間的なものをインタビューか討論で出版する企画を快諾してくれた小阪が、半年後に急逝したことが、本書執筆の契機となっている(後記)。
そして確かに困難なこのテーマにこだわりながら、小阪修平さんと著者の四十年間の営為が紹介されています。思い出したのですが、私はとよだ氏の著書『がんばらない宣言』(九天社、2003年)を仕事上、一読したことがあります。そこで氏は、消費と生産を考え、「スローライフ」を提唱していました。全共闘闘士たちの沈黙が時に揶揄されますが、今その一人の四十年間の軌跡が語られました。私はその誠実な軌跡に素直に感心しました。意外に面白い本だと思います。