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男らしさのゆくえ: 男性文化の文化社会学 単行本 – 1993/9/1
伊藤 公雄
(著)
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社新曜社
- 発売日1993/9/1
- ISBN-104788504596
- ISBN-13978-4788504592
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商品の説明
出版社からのコメント
〈男らしさ〉のゆくえ 男性性の危機の時代に男たちの未来にはどのような選択があるか? 近年のフェミニズム潮流の中で〈男らしさ〉は抑圧する性として指弾されてきた。近代社会が作り出した〈男らしさ〉の神話を解体して、〈男らしさ〉の鎧から男たちを解放します。
内容(「MARC」データベースより)
近年のフェミニズム潮流のなかで、〈男らしさ〉は抑圧する性として指弾されてきた。本書は、〈男らしさ〉の神話の起源を尋ね、その神話の解剖をとおして、〈男らしさ〉の鎧からの解放を説く。
登録情報
- 出版社 : 新曜社 (1993/9/1)
- 発売日 : 1993/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4788504596
- ISBN-13 : 978-4788504592
- Amazon 売れ筋ランキング: - 757,880位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神の意思をバックボーンにもつ安定的秩序体系は、産業革命と資本主義の登場により崩壊し、それは、核家族を中心とする男性性・女性性の固定化・差異化に道を譲る。しかし、それ自体もメディアが生み出す幻想に過ぎず、今や脱工業化社会後の社会は、架空の構築物であった役割に基づくジェンダー差をも解消する方向に向かい、もともと女性に依存した存在であった男性は、この歴史的自体に直面し、自らの男性性を背負いきれなくなっている。従って、個が広く外に開かれた流動的社会にあって、これまでの性別に基づく差異や役割を超えた人間関係のあり方を、老若男女が模索してゆかねばならない。著者の主張はざっとこんなところである。この書物が出たのは今から10年以上前だが、現状を見ると、著者の分析はほぼ正しく、やや因果を性急に結び付けているようなところも部分的にはあるが、今や男性はますます困難な状況に直面しているのが現実だ。論文の寄せ集めだから、中間部のイタリアファシズムと男性性についての考察はやや全体から浮いているし、前半はわかりやすいが、エッセイ風で少々物足りなくもある。しかし、格別説教臭くはなく、好感が持てる。
2004年6月17日に日本でレビュー済み
私はしばらく「侠気」を研究することにしたので、本書を読んだ。男らしさを女性のためのみならず、男のためにも解体しようと提言する。マンガや小説が引用され、筆者の落ち着いた、しかし、リズムのある筆致で「男らしさ」解体に向かう。多様な性があるように多様な<らしさ>を求める。ただ、単に男性性の糾弾に当てられるのかと思っていたら、私の予想に反し、自由な生き方を推奨する書だ。ただ、筆者にはホモ・フォビアが潜んだいる気がしたが錯覚だろうか。筆者の言うように、男らしさが解体されたとして、果たして女性はその解体につきあえるのだろうか?男らしさの解体後の女性の変容についても書いてあればよかったのにと感じた。とりあえず、頭が柔らかくなる書である。