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人間はどこまでチンパンジーか?―人類進化の栄光と翳り 単行本 – 1993/10/1
ジャレド ダイアモンド
(著),
長谷川 真理子
(翻訳)
チンパンジーと98%の遺伝子を共有する人間。性行動や生活史に動物性を色濃く残しつつ突如として直立歩行を始め,言語を獲得して今日の文明を築き上げた人間。その700万年にわたる栄光と悲惨の歩みを動物進化の視点から興味深く描き出す。
- ISBN-104788504618
- ISBN-13978-4788504615
- 出版社新曜社
- 発売日1993/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ590ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
◆人間はどこまでチンパンジーか◆ チンパンジーと98%の遺伝子を共有する人間。性行動や生活史に動物性を色濃く残しつつ突如として直立歩行を始め,言語を獲得して今日の文明を築き上げた人間。その700万年にわたる栄光と悲惨の歩みを動物進化の視点から興味深く描き出す。
内容(「MARC」データベースより)
2種のチンパンジーとたった20%の遺伝子しか異ならないヒトは、いつ、いかにして彼らに別れを告げ、今日の文明へと大躍進を遂げたのか? 人類の未来に待ち受けるものを、その自然史に探る。
抜粋
人類進化の詳細をよく知らない読者は、ホモ・サピエンスが出現したことが大躍進のもとであったと思っていられるでしょうが、それは違うのです。およそ50万年前に私たちが彗星のごとくサピエンスの地位に上り、それまでつまらない惑星だった地球上についに芸術と洗練された技術が花開くことになる、地球の歴史における栄光の瞬間が訪れたのでしょうか? とんでもありません。ホモ・サピエンスの登場は事件などではありませんでした。洞窟壁画、住居、弓矢などはまだまだ数十万年も先の話です。石器はホモ・エレクテュスが100万年近くも作っていた粗雑なもののままでした。これら初期のホモ・サピエンスが余分に持っていた脳は、私たちの生活に対しては、何の劇的影響も与えていませんでした。ホモ・エレクチュスと初期のホモ・サピエンスがアフリカ以外の土地で占めていた長井長井在住期間の全部にわたって、その文化の変化は気の遠くなるほどゆっくりしていたものでした。実のところ、主要な進歩と呼べそうなのは火の使用だけであったのかもしれません。(「単なる大型哺乳類の一部」より)
登録情報
- 出版社 : 新曜社 (1993/10/1)
- 発売日 : 1993/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 590ページ
- ISBN-10 : 4788504618
- ISBN-13 : 978-4788504615
- Amazon 売れ筋ランキング: - 138,106位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 240位生物学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本屋に行く手間もかけずに素晴らしい本を入手出来ました。
2017年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パートナーが先に読んで紹介を書いてくれましたので了解を得て転載します。
ジャレド ダイヤモンド氏の著作内容を簡単にご紹介します。「人間はどこまでチンパンジーか」の主題は、「ヒトという種が、短い間に単なる大型哺乳類の一種から世界の覇者へと、どのようにして変化し、またその進歩を一夜にして不意にするような能力をどのようにして身につけるようになったか」です。ここでは核兵器、環境破壊、人類を含めた種の絶滅が始まっていることを言っています。
皆さん方がなさっている「農業」がいついかにして始まったか、それによる功罪、人間らしさとは何か、生態系を破壊するという意味の殺戮(他の生物を、見ただけでとらえたり、殺したくなって、実行する根源は何か、など。また道具を使って生産するのは人類だけではない、文法のある言語を駆使してコミュニケーションしているのは人類だけではない、ことなどのフィールドワークから来る実証を検証してあり、今までの文明がなぜ滅びたか、砂漠の真ん中にある壮大な遺跡はなぜ不毛な地なのにあるのかについても検証しています。
我々は、生きるために止むを得ず「他存在を殺して食っている」のになぜ無意味な浪費とも言える殺戮をするのか、その根源は何か、改めることはできるのか。また差別ということについても「悪の根源」として検証してあります。
我々の文化で例えて言えば鬼を差別する「桃太郎伝説」は罪の正当化がどう行われるかについての良い例となるでしょう。
我々人類は事実としてこの地球を支配、破壊していますので、生物としてどう生きるのが自分な破滅にもならないで未来は続けられるかを考えるのに適した手引き書と考えます。
良い加減な日本人が無思慮に受け入れているイースターとか感謝祭とか、どのような状況を誰に向かって感謝しているのか、それは正当か?についてのがってんの行く考察ができるはずです。
実に考えさせられることの多い主題が詰まっていてわかりやすく読めます。
ジャレド ダイヤモンド氏の著作内容を簡単にご紹介します。「人間はどこまでチンパンジーか」の主題は、「ヒトという種が、短い間に単なる大型哺乳類の一種から世界の覇者へと、どのようにして変化し、またその進歩を一夜にして不意にするような能力をどのようにして身につけるようになったか」です。ここでは核兵器、環境破壊、人類を含めた種の絶滅が始まっていることを言っています。
皆さん方がなさっている「農業」がいついかにして始まったか、それによる功罪、人間らしさとは何か、生態系を破壊するという意味の殺戮(他の生物を、見ただけでとらえたり、殺したくなって、実行する根源は何か、など。また道具を使って生産するのは人類だけではない、文法のある言語を駆使してコミュニケーションしているのは人類だけではない、ことなどのフィールドワークから来る実証を検証してあり、今までの文明がなぜ滅びたか、砂漠の真ん中にある壮大な遺跡はなぜ不毛な地なのにあるのかについても検証しています。
我々は、生きるために止むを得ず「他存在を殺して食っている」のになぜ無意味な浪費とも言える殺戮をするのか、その根源は何か、改めることはできるのか。また差別ということについても「悪の根源」として検証してあります。
我々の文化で例えて言えば鬼を差別する「桃太郎伝説」は罪の正当化がどう行われるかについての良い例となるでしょう。
我々人類は事実としてこの地球を支配、破壊していますので、生物としてどう生きるのが自分な破滅にもならないで未来は続けられるかを考えるのに適した手引き書と考えます。
良い加減な日本人が無思慮に受け入れているイースターとか感謝祭とか、どのような状況を誰に向かって感謝しているのか、それは正当か?についてのがってんの行く考察ができるはずです。
実に考えさせられることの多い主題が詰まっていてわかりやすく読めます。
2008年1月21日に日本でレビュー済み
他の方が内容をうまくまとめた素晴らしいレビューをかかれているので、あまり書くべき事がないのだが…
この分野に詳しくなくても読みやすいようかなり丁寧にかかれている。解剖学的な解説だけでなく、動物行動学、言語、宗教、芸術など論点は幅広く学際的。
他の生物学者の受け売りだが、より良く生きるために大事なのは、人間が本来何であるかを知ること、どれだけ動物的であり、またどれだけ動物的でないかを知ることだろう。本書には目をそらしたくなる事実がいくらか含まれているかもしれないが、目をそらしたからといって人間の本性が変わるわけではないし、無知でいることが賢い生き方とは思えない。
初版が93年とやや情報が古いが、俯瞰的に「人間とは何であるか」をざっと知るには最適な一冊。さらに進化的な視点から理解を深めたければ、訳者である長谷川夫妻が執筆された『進化と人間行動』が適しているだろう。
この分野に詳しくなくても読みやすいようかなり丁寧にかかれている。解剖学的な解説だけでなく、動物行動学、言語、宗教、芸術など論点は幅広く学際的。
他の生物学者の受け売りだが、より良く生きるために大事なのは、人間が本来何であるかを知ること、どれだけ動物的であり、またどれだけ動物的でないかを知ることだろう。本書には目をそらしたくなる事実がいくらか含まれているかもしれないが、目をそらしたからといって人間の本性が変わるわけではないし、無知でいることが賢い生き方とは思えない。
初版が93年とやや情報が古いが、俯瞰的に「人間とは何であるか」をざっと知るには最適な一冊。さらに進化的な視点から理解を深めたければ、訳者である長谷川夫妻が執筆された『進化と人間行動』が適しているだろう。
2007年10月14日に日本でレビュー済み
表題の通り、本書は生物学的に見た「ヒト」の動物の中での特性を浮き彫りにしていく意欲作であり、ヒトは第三のチンパンジーであるという。
著者の人間を見る目はどこまでも公平である。
人類は決して特別な存在ではないし、白人が優れているわけでは決してない。
ナチのユダヤ人大量殺戮に見られるようなジェノサイドは特別な出来事ではなく人類史にふつうに見られるものであり、人間の本能と言っていいものである。
また本書は、環境問題を考えるにあたっても多くの事例を示して、考えさせられる。イースター島の悲しい歴史、アラビアのロレンスの舞台となった西アジアの森が砂漠となった歴史などなど。
残念ながら、人類は過去の歴史にも学ばず、石油資源を食いつくし、地球温暖化にも歯止めをかけられず、このままイースター島のようになってしまうのか、というようなあきらめにも似た感覚を持った。
著者の人間を見る目はどこまでも公平である。
人類は決して特別な存在ではないし、白人が優れているわけでは決してない。
ナチのユダヤ人大量殺戮に見られるようなジェノサイドは特別な出来事ではなく人類史にふつうに見られるものであり、人間の本能と言っていいものである。
また本書は、環境問題を考えるにあたっても多くの事例を示して、考えさせられる。イースター島の悲しい歴史、アラビアのロレンスの舞台となった西アジアの森が砂漠となった歴史などなど。
残念ながら、人類は過去の歴史にも学ばず、石油資源を食いつくし、地球温暖化にも歯止めをかけられず、このままイースター島のようになってしまうのか、というようなあきらめにも似た感覚を持った。