著者自身の言葉を用いると、「この本の目的は、『ワードマップ ネットワーク分析』(安田雪 1997年 新曜社)をすでにお読みいただいた読者のために、ネットワーク分析で用いられる指標の算出法を示し、データを用いてネットワーク分析を実践する方法を記すことである。さらに、その過程において社会（科）学で用いられる、社会的行為に関わるさまざまな概念を『定義』し、『操作』する方法についても述べていく。」
私自身は、ネットワーク分析の技法だけを求めて本書を読んだため、1冊の本に「詰め込み過ぎ」という印象を受けた。実はそれは『ワードマップ ネットワーク分析』を読んだときにも感じたことなので、いろいろな想いをグシャッと1冊の本の中に詰め込むというのが、著者の文章スタイルなのかもしれない。大事なようで実は全然大事じゃない事柄が、やたら熱く語られていたりする。
本書を読んで「ネットワーク分析とは何かがわかった！」とは思わなかったが、ネットワーク分析で用いる概念をだいたい理解することはできたので、さて、それらを使ってどのように社会現象にアプローチしていこうか、と考えている。この反応は著者の思惑通りだろう。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
よく一緒に購入されている商品
+
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
