共著ですが、それぞれの章で目的に合わせて必要な情報がまとめられているため、
とても読みやすく、面白かったです。
日常生活に根ざしているような問題意識から入っており、
一般書よりも詳しく、専門書より易しく書かれている印象を受けました。
脳について興味があって何冊か一般書を読んだことがある、という方にとっては、
刺激的な内容なのではないでしょうか。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ミラーニューロンと“心の理論” 単行本 – 2011/7/1
- ISBN-104788512440
- ISBN-13978-4788512443
- 出版社新曜社
- 発売日2011/7/1
- 言語日本語
- 本の長さ231ページ
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新曜社 (2011/7/1)
- 発売日 : 2011/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 231ページ
- ISBN-10 : 4788512440
- ISBN-13 : 978-4788512443
- Amazon 売れ筋ランキング: - 465,862位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 17,904位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年5月5日に日本でレビュー済み
自己及び他者理解を考察する時に、極めて魅力的な理論である。
2011年当時の論考集だから、2018年現在では更なる知見が集積されていることだろうと思う。
ここで述べられる論考は、世界的にも注目される若手研究者の研究知見だそうだが、果たしてその後どう展開したのか興味は尽きない。
当然ながら、内容はそれなりに高度で門外漢がすべてを理解するのは難しいように思われた。
それでも自己理解と他者理解は、日常営まれる心の動きであるから、取りつく島がないというほどでもない。
自己評価と感情感染に関するくだりは、ミラーニューロンの影響を推測させる考察として興味深く読んだ。
それは単に心理的な営為ではなく、神経基盤に基づいたオートシステムであるという指摘だ。
自己評価には、他者の視点から眺めた評価が強力に作用するが、それを支えるのがミラーニューロンである。
また、他者の嫌悪感情に接すると、同種の感情が沸き上がるというが、これまたミラーニューロンの威力を感じさせられる。
いじめにはある種の伝染性があるが、ミラーニューロンとの絡みで考察することは可能なのかもしれない。
本書第6節では、前5節の独創的な研究を俯瞰するまとめの様な節になっているので、
初めに6節から読むか、字引的に各節と対照させて読むかにすると、より読みやすいと思います。
2011年当時の論考集だから、2018年現在では更なる知見が集積されていることだろうと思う。
ここで述べられる論考は、世界的にも注目される若手研究者の研究知見だそうだが、果たしてその後どう展開したのか興味は尽きない。
当然ながら、内容はそれなりに高度で門外漢がすべてを理解するのは難しいように思われた。
それでも自己理解と他者理解は、日常営まれる心の動きであるから、取りつく島がないというほどでもない。
自己評価と感情感染に関するくだりは、ミラーニューロンの影響を推測させる考察として興味深く読んだ。
それは単に心理的な営為ではなく、神経基盤に基づいたオートシステムであるという指摘だ。
自己評価には、他者の視点から眺めた評価が強力に作用するが、それを支えるのがミラーニューロンである。
また、他者の嫌悪感情に接すると、同種の感情が沸き上がるというが、これまたミラーニューロンの威力を感じさせられる。
いじめにはある種の伝染性があるが、ミラーニューロンとの絡みで考察することは可能なのかもしれない。
本書第6節では、前5節の独創的な研究を俯瞰するまとめの様な節になっているので、
初めに6節から読むか、字引的に各節と対照させて読むかにすると、より読みやすいと思います。
2020年2月7日に日本でレビュー済み
マルコイアコボーニ著のミラーニューロンの発見を読んだときは、共感のメカニズムとしてのシミュレーション説がかなり有力になってくるなあと思いましたが、本書では最初にその見方をしすぎてしまうことには慎重になるべきだと述べられます。
そこで、ミラーニューロンと並行して気持ちを推論する能力(メンタライジングなど)についても概観していく中で、どちらかではなくどちらも重要なのかなと気づきを得ました。
実際、ミラーニューロンが行動・運動に反応することを考えると説明しきれない共感の場面も想定できそうです。
そこで、ミラーニューロンと並行して気持ちを推論する能力(メンタライジングなど)についても概観していく中で、どちらかではなくどちらも重要なのかなと気づきを得ました。
実際、ミラーニューロンが行動・運動に反応することを考えると説明しきれない共感の場面も想定できそうです。