ルーカスの初期~「ジェダイの帰還」までの制作秘話が納められた本。
妻マーシア・グリフィン(ルーカス)との夫婦生活、フランシス・フォード・コッポラやスティーヴン・スピルバーグとの友情、「スター・ウォーズ」に関わった人々の絶望と希望。
ルーカスが影響を受けたスタンリー・キューブリック「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」、フリッツ・ラング「メトロポリス」、オーソン・ウェルズ「市民ケーン」、ゴダール、リチャード・レスター「ハード・デイズ・ナイト(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)」「ヘルプ」、アーサー・リプセット「2187(21-87)」、黒澤明「七人の侍」といった映画。
特にコッポラとの関係は面白い。
一緒に作った「アメリカン・グラフィティ」を熱く擁護する胸厚シーンもあれば、「地獄の黙示録」を(ゴリ押しして)譲ってもらったり、「スター・ウォーズ」の後も金を寄越せとがめつく迫り続けるワガママ振りを見せたり。
ブライアン・デ・パルマたちがdisれば、スピルバーグたちが熱い擁護を繰り広げる鑑賞会。控えめなルーカスを取り囲む周囲の熱狂が見物だ。
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スカイウォ-キング《完全版》: ジョ-ジ・ル-カス伝 単行本 – 1997/5/24
- 本の長さ479ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日1997/5/24
- ISBN-104789711897
- ISBN-13978-4789711890
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ハリウッドのシステムに背を向け、映画ビジネスを大きく変えたジョージ・ルーカス。「スター・ウォーズ」の成功によって神話となったフィルムメーカーの足跡と光と影、自身が描く映画の未来や夢を明らかにする。
登録情報
- 出版社 : ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1997/5/24)
- 発売日 : 1997/5/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 479ページ
- ISBN-10 : 4789711897
- ISBN-13 : 978-4789711890
- Amazon 売れ筋ランキング: - 835,505位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2003年10月10日に日本でレビュー済み
この本は、スターウォーズシリーズの生みの親としてのルーカス像の描写もさることながら、何より人間ルーカスとしての迫力が満ちている。高校の終りの頃に九死に一生を得てがらりと人生への取り組み方が変わったところなどは現代の日本の若者たちにぜひ読んでほしい下りである。アメリカン・グラフィティ、スターウォーズが世に出るまで、次から次に押し寄せてくる難題を解決していく頑ななまでのルーカス像は圧巻。
また、ハリソン・フォードの意外なデビューぶりだとか、SFX の牙城 ILM 誕生の舞台裏、ルーカスの撮りたい映画の仰天の究極の姿とか、話題には事欠かない。文章がやや読みにくいのを補ってあまりある。
また、ハリソン・フォードの意外なデビューぶりだとか、SFX の牙城 ILM 誕生の舞台裏、ルーカスの撮りたい映画の仰天の究極の姿とか、話題には事欠かない。文章がやや読みにくいのを補ってあまりある。