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娘たちのための狩りと釣りの手引き 単行本 – 1999/10/20
- 本の長さ350ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日1999/10/20
- ISBN-104789714624
- ISBN-13978-4789714624
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
10代では大人の不可解さにとまどい、20代では自意識とままならぬ恋愛に悩み、30代でようやく自分らしく生きるすべを知ったジェーン。愛を手に入れたい全ての女性に贈る、7つの心得。
登録情報
- 出版社 : ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1999/10/20)
- 発売日 : 1999/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4789714624
- ISBN-13 : 978-4789714624
- Amazon 売れ筋ランキング: - 572,612位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思春期の少女に寄り添うようにして描かれた短編集です。サリンジャーの『ナインストーリーズ』の中の短編、『エズミに捧ぐ-愛と汚辱のうちに』が好きな人には、おすすめですね。日常のさりげない情景の描写が、名作と呼ばれる映画のカメラワークのように繊細、かつ的確で、少女の心の揺れを、その一瞬、一瞬を、鮮やかに切り取ってゆく文体。メリッサ・バンクと言えども、一生に一冊しか書くことができなかったのではないでしょうか。思春期の少女は、淡く、移ろいやすく、留まることを知らず、早春に降った雪のように、大人になると消えてしまいます。わたしにとってサリンジャーの短編集、メリッサ・バンクの短編集、そしてテス・ギャラガーの『ふくろう女の美容室』は特別な本です。欧米文学を読む喜びは、たまにこういう本に巡りあえることです。
2013年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本がブリジッド・ジョーンズと並べられるのは、不思議です。
完全に似て非なるものかと思います。
アーチーとのストーリーは詩情あふれる空気が切なくて、美しい抒情詩のよう。
お父さんの病死が同時進行されていて、その根底には無常観すら流れてる。
気が付けば手に取り、何度も何度も読み返しています。
英語版も読んでいるのですが、文体が抜群にいいですよね。
日本語・英語ともに美しく簡潔な文体。
英語は実にシンプルな短文で綴られていますので、原文読みデビューにはもってこいです!
個人的には、「”あなたの話”」がいちばん興味深かった。
ジェーンの、ひいては作者の洞察力がフルに発揮された秀逸な短編だと思いました。
そうなんだよね、こういう人っている!こういうケースってある!っと深く深く納得。
表題作の「娘たちのための狩りと釣りの手引き」は、残念ながら一番つまらなかった。
たぶん他のストーリーの完成度が高すぎて、比較に堪えられないのかも。
でも、なるほどこの連作本の主題だなあ、とは思いましたし、男女の駆け引きの機微が繊細でした。
若い人が読んだら、この話はすんごく面白いのかも。アメリカ版ブリジット的な話でしょうかね。
でも、中年のおばさんであるわたしが読むには、かなり退屈な箇所でした。
ラストのしかも表題作なのに。
決して“オトコ”をゲットするための戦略本ではありませんので、そこんとこ気を付けて!
むしろ、そうしたルール本を揶揄しているような作者のスタンスすら感じられる
けっこうパンチの利いた文学的な作品集かと感じました。
完全に似て非なるものかと思います。
アーチーとのストーリーは詩情あふれる空気が切なくて、美しい抒情詩のよう。
お父さんの病死が同時進行されていて、その根底には無常観すら流れてる。
気が付けば手に取り、何度も何度も読み返しています。
英語版も読んでいるのですが、文体が抜群にいいですよね。
日本語・英語ともに美しく簡潔な文体。
英語は実にシンプルな短文で綴られていますので、原文読みデビューにはもってこいです!
個人的には、「”あなたの話”」がいちばん興味深かった。
ジェーンの、ひいては作者の洞察力がフルに発揮された秀逸な短編だと思いました。
そうなんだよね、こういう人っている!こういうケースってある!っと深く深く納得。
表題作の「娘たちのための狩りと釣りの手引き」は、残念ながら一番つまらなかった。
たぶん他のストーリーの完成度が高すぎて、比較に堪えられないのかも。
でも、なるほどこの連作本の主題だなあ、とは思いましたし、男女の駆け引きの機微が繊細でした。
若い人が読んだら、この話はすんごく面白いのかも。アメリカ版ブリジット的な話でしょうかね。
でも、中年のおばさんであるわたしが読むには、かなり退屈な箇所でした。
ラストのしかも表題作なのに。
決して“オトコ”をゲットするための戦略本ではありませんので、そこんとこ気を付けて!
むしろ、そうしたルール本を揶揄しているような作者のスタンスすら感じられる
けっこうパンチの利いた文学的な作品集かと感じました。
2005年11月19日に日本でレビュー済み
幾度となく読み返しました。それは、「恋愛のルール」や、
「ストーリー」というよりは、文章の美しさに惹かれたから。
独特のリズムがあります。
無駄のない文章ですが、情景が浮かび上がってきます。
一番好きなのは「アーチャー」とのエピソード。
知的な会話が交わされます。
タイトルから女性向けの恋愛を扱った小説というイメージを持ちましたが、それは期待をよい意味で裏切られました。
抑えたトーンで、格好のよい小説という感想を持ちました。
これはなかなか硬派?な小説です。
「ストーリー」というよりは、文章の美しさに惹かれたから。
独特のリズムがあります。
無駄のない文章ですが、情景が浮かび上がってきます。
一番好きなのは「アーチャー」とのエピソード。
知的な会話が交わされます。
タイトルから女性向けの恋愛を扱った小説というイメージを持ちましたが、それは期待をよい意味で裏切られました。
抑えたトーンで、格好のよい小説という感想を持ちました。
これはなかなか硬派?な小説です。
2004年7月27日に日本でレビュー済み
表紙とちょっと変ったタイトルに引かれて買いました。
普通の恋愛や人間関係をかいたごく、ごく普通の
小説でした。内容があまりにありふれているような
気もして、著者はもしかしてタイトルを先に
思いつき、それ以上なんの思いいれもなく、この
小説を書いたのかもしれない?等と
思いました。
普通の恋愛や人間関係をかいたごく、ごく普通の
小説でした。内容があまりにありふれているような
気もして、著者はもしかしてタイトルを先に
思いつき、それ以上なんの思いいれもなく、この
小説を書いたのかもしれない?等と
思いました。
2008年12月27日に日本でレビュー済み
短編7作の連作集です。
主人公はジェーン・ローズナルという女性。
ジェーンの恋を中心に書かれた短編5作と、
その他に2作の短編で構成されています。
5作目の
『郊外に住む女の子にとって想像し得る最悪の事態』
はおもしろかったです。
7作目の
『娘たちのための狩りと釣りの手引き』は、
もう少し面白くできそうなので残念でした。
ハッキリ言って、
その他は、おもしろくなかったです。
しかし、おもしろくはなかったのですが、
それらの作品があってこそ、この本が成り立つので、
必要ではあったと思います。
全体の評価としては星3つです。
主人公はジェーン・ローズナルという女性。
ジェーンの恋を中心に書かれた短編5作と、
その他に2作の短編で構成されています。
5作目の
『郊外に住む女の子にとって想像し得る最悪の事態』
はおもしろかったです。
7作目の
『娘たちのための狩りと釣りの手引き』は、
もう少し面白くできそうなので残念でした。
ハッキリ言って、
その他は、おもしろくなかったです。
しかし、おもしろくはなかったのですが、
それらの作品があってこそ、この本が成り立つので、
必要ではあったと思います。
全体の評価としては星3つです。
2005年2月6日に日本でレビュー済み
タイトルが思わせぶり。
男子ハンティングのハウツー本だと思っていたのだが、
意外と普通の小説だった。
その点では期待はずれだったが、
小説としては中々よく出来ていると思う。
よくかけているなと思ったのは一番短い編で、
そこでは元妻とガールフレンドを同時に妊娠させてしまった
おバカな息子と姉妹、及びその母親のある日の一幕が
非常に淡々と、オフビートに描かれているものだ。
どの編も女性が主人公なのに、極めて映像的な小説で、
感情表現が過剰になることを意図的に避けている。
小説功者としての実力を買われたのだろう、
フランシス・コッポラが映画化するという話も出ているそうだ。
星4つ。
男子ハンティングのハウツー本だと思っていたのだが、
意外と普通の小説だった。
その点では期待はずれだったが、
小説としては中々よく出来ていると思う。
よくかけているなと思ったのは一番短い編で、
そこでは元妻とガールフレンドを同時に妊娠させてしまった
おバカな息子と姉妹、及びその母親のある日の一幕が
非常に淡々と、オフビートに描かれているものだ。
どの編も女性が主人公なのに、極めて映像的な小説で、
感情表現が過剰になることを意図的に避けている。
小説功者としての実力を買われたのだろう、
フランシス・コッポラが映画化するという話も出ているそうだ。
星4つ。
2003年5月17日に日本でレビュー済み
主人公ジェーンは、うわついてもいないし、自分をしっかり見つめている。男に惑わされず、自分の道をしっかり歩いている。ごまかしてもいない。そんなちょっと醒めたようなところが魅力的だ。ブリジット・ジョーンズの一生懸命さもかわいいが、ジェーンのクールさもカッコいい!本自体、カバーを外した装丁もいいし、お薦めの1冊。
2002年8月22日に日本でレビュー済み
よくある「恋愛マニュアル」。それらに従うのがいかに馬鹿らしいか、人の数だけ人生があり、恋愛があり、マニュアルどおりの人間なんていないんだ、と思えた。
一話完結方式の文章も読みやすく、面白かった。
一話完結方式の文章も読みやすく、面白かった。