この本の原題は「Reading People」 文字通り、「人をよむ」
著者はとても有名な博士で「陪審コンサルタント」というお仕事をしている
「陪審コンサルタント」といっても日本にはなじみのないお仕事だ
アメリカでは裁判のときに、一般の人から選ばれた
「陪審員」という人たちが何人かで話し合って判決を決める
(日本は裁判官が有罪/無罪を決めますが)
なので、「陪審員」の選別によっては裁判の結果が変わって
しまうこともある
そこで出てくるのが「陪審コンサルタント」
陪審員の候補者の中から、どの陪審員が裁判のときに
自分の側に優位な判断をしてくれそうか、アドバイスをする仕事だ
まさしく、人を見て、判断することがお仕事だ
そういう意味で、この著者は人をみることについて実績を残している
テレビでもよく放送されるが、O.J.シンプソンの無罪を決めた裁判で
陪審コンサルタントをつとめたのもこのひとだ
そんな彼女の経験や努力から得たノウハウがギッチリと書かれたのがこの本
役にたつかどうか、、だけではなくて、
そういう職人のノウハウをみてみたーいという気持ちでよんでみた
いきなり最初から、ひたすら人の性格や気持ちを感じるための
注意点やら、しぐさとか、くせとか、、、もーたくさん書かれている
こんなにいろんなところに注目しているのか~と感心
でもあまりに多すぎて、これを全部意識して人を見るのは無理だよ、、と
最初は挫折ぎみだった どうすればこれをいかせるのさ、と
で、そんなときは、いきなり第10章をよみましょう
第10章では、「直感」について書かれている
直感ていうのは、人をみて「ピーン」とくる、、あの直感だ
この人がいうには、「直感」を鍛えるに、いろいろな見聞が
頭のなかで整理されていてはじめて、「ピーン」とくるのだという
・・・ほんと、そうだとおもう 人をよむときに限らずなんでも
つまり「直感」の下積みとして、その前に書かれているいろんな知識が
役にたつというわけだ なっとく
人から自分をみた場合を想像しても、いろいろと見られているんだなーと
おもってしまう 人のフリみてわがフリなおせと。。
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この人はなぜ自分の話ばかりするのか: こっそり他人の正体を読む法則 (ヴィレッジブックス N テ 1-1) 文庫 – 2001/12/1
あなたの性格は、読まれている!ベストセラー待望の文庫化
「いい人そうだけど、本当は?」「自分は人にどう思われているんだろう?」
ちょっと気をつけて観察すれば、気になる人の正体は浮かび上がる。職場、家族、恋愛、友人、どんな関係でも共通する「人の読み方」。相手がもつパターンを見抜けば、性格がわかり、行動が予測できるようになる。「人を読む」プロの陪審コンサルタントが、長年の経験かた培った方法を具体的に教えます。ストレスのない人間関係を築くために格好の一冊。パターンがわかれば「人を読む」ことはできる!
「いい人そうだけど、本当は?」「自分は人にどう思われているんだろう?」
ちょっと気をつけて観察すれば、気になる人の正体は浮かび上がる。職場、家族、恋愛、友人、どんな関係でも共通する「人の読み方」。相手がもつパターンを見抜けば、性格がわかり、行動が予測できるようになる。「人を読む」プロの陪審コンサルタントが、長年の経験かた培った方法を具体的に教えます。ストレスのない人間関係を築くために格好の一冊。パターンがわかれば「人を読む」ことはできる!
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104789717771
- ISBN-13978-4789717779
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登録情報
- 出版社 : ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4789717771
- ISBN-13 : 978-4789717779
- Amazon 売れ筋ランキング: - 600,478位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年10月18日に日本でレビュー済み
アメリカの陪審コンサルタントの博士の本。
何について語ってるのか
テンでピンとこない本
何について語ってるのか
テンでピンとこない本
2009年1月29日に日本でレビュー済み
1.主張: 直感と状況分析を通じて、相手がどういう人であり、どのように対応すれば良いのかという方法論
2.対象となる読者: KYな人。相手の話を常に遮ってしまっている人。いつの間にか人に嫌われている人。
3.利用方法: 主にアメリカ人の傾向が書かれているため、具体例に関しては少し距離を置くが、理論は即導入できる。
4.利用難易度:2: 本書の内容を気軽にトライ!
5.説明の難易度:1: 具体例が多く分かりやすい説明
ひとつの行動から得られる結論はひとつではない。あらゆる可能性がある。冷静に相手と周囲の状況を観察することで、相手の真意を汲み取ることができるようになる。その方法論の概要が、SPEED(p.340)である。
Scan : 全体に目を通す
Pare : 取り出す
Enlarge : 拡大する
Evaluate : 評価する
Dicide : 決断する
もちろん我々も上記のようなことは日常的に行っている。しかし、その過程を客観的な状況(証拠)を集めながら、冷静な状態で行うことで、より良い決断ができるのである。
2.対象となる読者: KYな人。相手の話を常に遮ってしまっている人。いつの間にか人に嫌われている人。
3.利用方法: 主にアメリカ人の傾向が書かれているため、具体例に関しては少し距離を置くが、理論は即導入できる。
4.利用難易度:2: 本書の内容を気軽にトライ!
5.説明の難易度:1: 具体例が多く分かりやすい説明
ひとつの行動から得られる結論はひとつではない。あらゆる可能性がある。冷静に相手と周囲の状況を観察することで、相手の真意を汲み取ることができるようになる。その方法論の概要が、SPEED(p.340)である。
Scan : 全体に目を通す
Pare : 取り出す
Enlarge : 拡大する
Evaluate : 評価する
Dicide : 決断する
もちろん我々も上記のようなことは日常的に行っている。しかし、その過程を客観的な状況(証拠)を集めながら、冷静な状態で行うことで、より良い決断ができるのである。
2005年12月10日に日本でレビュー済み
つまらない本です。
内容が雑すぎて理解できませんでした。
この本を読むことで他人をよく理解したり正体を暴いたりとかできるようになりたいと思って読んだのですが時間の無駄でした。
本書の前半部分に書いてあるのですが、結局は経験が物をいうということらしいです。
それがこの本の結論ではないでしょうか
だとすれば本を読む意味はないわけです。
筆者の経験は豊富で、観察眼や人間に対する好奇心は素晴らしいと思います。
その経験をうまく読者に有意義につたえてくれればよかったと思います。
内容が雑すぎて理解できませんでした。
この本を読むことで他人をよく理解したり正体を暴いたりとかできるようになりたいと思って読んだのですが時間の無駄でした。
本書の前半部分に書いてあるのですが、結局は経験が物をいうということらしいです。
それがこの本の結論ではないでしょうか
だとすれば本を読む意味はないわけです。
筆者の経験は豊富で、観察眼や人間に対する好奇心は素晴らしいと思います。
その経験をうまく読者に有意義につたえてくれればよかったと思います。
2006年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この手の本で学術的な本や専門的な本は多いが、こう実践で鍛え上げ、実践でそのまま使えるような本というのはなかなか貴重かもしれない。
少なくとも初対面の人への間違った印象のブレが抑えられるし、シナリオライター、小説家志望の人はキャラクター構築の際に役立つんじゃないでしょうか。
まあこういった本を手に取るような人は一冊の本の内容を100%受け売りで使ってしまうような人は少ないだろうし、そういった心持で生活に役立てればいいんじゃないだろうか。
少なくとも初対面の人への間違った印象のブレが抑えられるし、シナリオライター、小説家志望の人はキャラクター構築の際に役立つんじゃないでしょうか。
まあこういった本を手に取るような人は一冊の本の内容を100%受け売りで使ってしまうような人は少ないだろうし、そういった心持で生活に役立てればいいんじゃないだろうか。
2021年12月13日に日本でレビュー済み
いずれのケースにおいても、
「この場合もあるけど、あの場合もある」
と、結論は出ず仕舞い。
それは誰でも分かっている事で、
「それを見分けるにはどうするの?」
という核心部分については、結局読者の感性頼り?
この方はなぜこの本を書いたのか…
「この場合もあるけど、あの場合もある」
と、結論は出ず仕舞い。
それは誰でも分かっている事で、
「それを見分けるにはどうするの?」
という核心部分については、結局読者の感性頼り?
この方はなぜこの本を書いたのか…
2008年7月26日に日本でレビュー済み
見た目で人を判断するための方法が書かれています。
断定的な書き方ではないので色んな状況に当てはめやすいように感じました。
書かれていることは、とても参考になります。
・・・参考にはなりますが、実際に活用するのは大変でしょう。
何度も何度も繰り返し読み、
実生活で修正していける人であれば、活用できるかも知れません。
しかし、何度も読もうという気にさせてくれるような本ではないので、
私には意味のない本だったと思います。
私個人の評価としては、星3つの内容でした。
タイトルは全くといっていいほど関係ないので、
原題通りに『人の読み方』とでもしてもらってた方が、
期待せずに読め、評価はもう少し高めにしたかもしれないんですけどね
・・・残念です。
断定的な書き方ではないので色んな状況に当てはめやすいように感じました。
書かれていることは、とても参考になります。
・・・参考にはなりますが、実際に活用するのは大変でしょう。
何度も何度も繰り返し読み、
実生活で修正していける人であれば、活用できるかも知れません。
しかし、何度も読もうという気にさせてくれるような本ではないので、
私には意味のない本だったと思います。
私個人の評価としては、星3つの内容でした。
タイトルは全くといっていいほど関係ないので、
原題通りに『人の読み方』とでもしてもらってた方が、
期待せずに読め、評価はもう少し高めにしたかもしれないんですけどね
・・・残念です。
2019年12月1日に日本でレビュー済み
≪陪審コンサルタント≫。裁判に勝つために誰を陪審員に選ぶべきか、被告側の弁護士に陪審員候補を見て助言するコンサルタントだそうである。本書を読むまでそんな職業があることさえ知らなかった。その仕事とは、まさに限られた時間の中で正しく「人を読む(Reading People、本書の原題である)」ことである。ある意味、(かなり穿った見方だが)人殺しを無罪にするために、それが正しいと考えそうな人ばかりを陪審員に選ぶことを助言する仕事だ。著者が刑事裁判を担当した有名なO.J.シンプソン事件などは、その典型的な例だろう。この事件では、刑事裁判では「無罪」、民事裁判では「有罪」というねじれた判決が出ている。勝つためには被告に有利な陪審員を冷徹に選ぶという、結果を出すためには何でもやるアメリカの裁判の奥深さというか、怖さを教えられたような気がした。
本書は、裁判の現場で陪審員を見極める仕事をする著者が、日常生活の中で周囲の人を「読む」ためのノウハウを書いた書である。人を読むプロが、その技を明かした書、と言えるだろう。「人を読む」とは、その人特有の行動パターンを把握し、予測することだと著者は言う。そのために著者が着目するのは、外見にボディ・ランゲージ、オフィスや家の中の状況と車などの持ち物、質問に対する答え方、声や口調などの話し方、会話での言葉遣いや中断・寄道の仕方、集団の中での振る舞いや態度、その人の周囲にどんな人がいるか、など非常に多岐に亘る。
これらをじっくり観察して得られる情報について、著者は細々と、かなり網羅的に書いてくれているのだが、困るのはその割には全く断定的ではないことだ。例えば、男性の長髪は過激さや芸術家気質を示すケースが多いが、そうでない場合もある、などいった具合である。そのため、本書を読めば一発で他人が読めるようになる、と言った内容ではない。本書の大半は、外見や、仕草、話し方等から、その人の性格として考えられる可能性を徹底的に羅列することに費やされている。その意味で膨大な情報量の本なのだが、読みながら頭の中でその情報を整理していくのが正直難しい。難しくしている理由は大きく分けて二つありそうだ。
一つは、著者が人間の性格というものを一切分類していないことである。「性格にはこういう種類があって、この性格の人にはこういう特徴が見られる」という話がわかり易いのだが、そういう展開が無いのだ。例えばエニアグラムであれば「9つある性格タイプの夫々の特徴はこうで、この人はその特徴からするとタイプ〇である」といった話ができる。ところが、本書で著者が示している類型らしきものは、「思いやりがあるかないか」、本書の中の言葉を使うと、人間の「硬度」のみである。しかし、「硬度」が高い(固い)人か、低い(柔らかい)人か、を議論してもその人の性格をまるまる特定することはできない。結果的に、本書で著者が読もうとしている「行動パターン」が、その人の性格の本質的なものなのか、その時々の気分なのか、それとも癖みたいなものなのか、今一つはっきりしない憾みが残ることになった。
本書を難しくしている二つ目の要因は、「人を読む」エッセンスが、その人の外見、仕草等から得られる膨大な情報の収集では終わらず、実は、それを分析して判定するプロセスにある筈なのだが、そこがあまり詳しく書かれていないことにあるだろう。著者が一章を設けてその重要性を強調する「内なる声」、即ち、「経験に裏打ちされた直観」が大きく働くプロセスであり、ノウハウを文章にしにくい所なのかも知れない。著者が「即断の方法」と書いている「SPEED」で表わされる以下のプロセスは、しかし、大いに参考になりそうである。
1.SCAN 全体に目を通す(観察して全体的な印象をつかむ)
2.PARE 取り出す(その人を特徴づける点を選び出す)
3.ENLARGE 拡大する(その点を重点的に観て、その意味を考える)
4.EVALUATE 評価する(陪審員としてどういう選択をしそうか評価する)
5.DECIDE 決定する(陪審員に選ぶ、選ばない、を決める)
著者によれば『人を評価する時間が短ければ短いほど、その評価の信頼度は低くなる』。ある人間をよく知るためには、その人をよく観察し、育った環境や考え方をじっくり聞き、周囲にいる人からも評判を聞かねばならない。裁判の陪審員選びは人の生死が関わる真剣勝負なのだ。拙速は許されない。『もし、この本が一つだけメッセージを持っているとしたら、それは、きちんと「人を読む」ためには、たくさんの情報を集め、一貫した行動パターンを見つけなければいけないということだ。このパターンがなければ、どんな判断もタロットカードほどの信頼度しか持たない。一つひとつのピースではなく、このパターンこそがその人の正体を見せてくれるものなのだ』(P. 76)。巷には血液型性格判断みたいな簡易なものもあるが、本書の複雑さ及び膨大さは、「真剣な」或いは「本気の」性格判断の難しさを示しているものだとも言えるだろう。
ところで、著者はその長年の経験から、人の性格を決定するのは、結局次の三つの要素だという。
1.思いやり度
2.これまで生きてきた環境
3.人生への満足度
仕事の面でも遊びの面でも、良きパートナを選ぶ際の指針にしてみたいと思った。
本書は、裁判の現場で陪審員を見極める仕事をする著者が、日常生活の中で周囲の人を「読む」ためのノウハウを書いた書である。人を読むプロが、その技を明かした書、と言えるだろう。「人を読む」とは、その人特有の行動パターンを把握し、予測することだと著者は言う。そのために著者が着目するのは、外見にボディ・ランゲージ、オフィスや家の中の状況と車などの持ち物、質問に対する答え方、声や口調などの話し方、会話での言葉遣いや中断・寄道の仕方、集団の中での振る舞いや態度、その人の周囲にどんな人がいるか、など非常に多岐に亘る。
これらをじっくり観察して得られる情報について、著者は細々と、かなり網羅的に書いてくれているのだが、困るのはその割には全く断定的ではないことだ。例えば、男性の長髪は過激さや芸術家気質を示すケースが多いが、そうでない場合もある、などいった具合である。そのため、本書を読めば一発で他人が読めるようになる、と言った内容ではない。本書の大半は、外見や、仕草、話し方等から、その人の性格として考えられる可能性を徹底的に羅列することに費やされている。その意味で膨大な情報量の本なのだが、読みながら頭の中でその情報を整理していくのが正直難しい。難しくしている理由は大きく分けて二つありそうだ。
一つは、著者が人間の性格というものを一切分類していないことである。「性格にはこういう種類があって、この性格の人にはこういう特徴が見られる」という話がわかり易いのだが、そういう展開が無いのだ。例えばエニアグラムであれば「9つある性格タイプの夫々の特徴はこうで、この人はその特徴からするとタイプ〇である」といった話ができる。ところが、本書で著者が示している類型らしきものは、「思いやりがあるかないか」、本書の中の言葉を使うと、人間の「硬度」のみである。しかし、「硬度」が高い(固い)人か、低い(柔らかい)人か、を議論してもその人の性格をまるまる特定することはできない。結果的に、本書で著者が読もうとしている「行動パターン」が、その人の性格の本質的なものなのか、その時々の気分なのか、それとも癖みたいなものなのか、今一つはっきりしない憾みが残ることになった。
本書を難しくしている二つ目の要因は、「人を読む」エッセンスが、その人の外見、仕草等から得られる膨大な情報の収集では終わらず、実は、それを分析して判定するプロセスにある筈なのだが、そこがあまり詳しく書かれていないことにあるだろう。著者が一章を設けてその重要性を強調する「内なる声」、即ち、「経験に裏打ちされた直観」が大きく働くプロセスであり、ノウハウを文章にしにくい所なのかも知れない。著者が「即断の方法」と書いている「SPEED」で表わされる以下のプロセスは、しかし、大いに参考になりそうである。
1.SCAN 全体に目を通す(観察して全体的な印象をつかむ)
2.PARE 取り出す(その人を特徴づける点を選び出す)
3.ENLARGE 拡大する(その点を重点的に観て、その意味を考える)
4.EVALUATE 評価する(陪審員としてどういう選択をしそうか評価する)
5.DECIDE 決定する(陪審員に選ぶ、選ばない、を決める)
著者によれば『人を評価する時間が短ければ短いほど、その評価の信頼度は低くなる』。ある人間をよく知るためには、その人をよく観察し、育った環境や考え方をじっくり聞き、周囲にいる人からも評判を聞かねばならない。裁判の陪審員選びは人の生死が関わる真剣勝負なのだ。拙速は許されない。『もし、この本が一つだけメッセージを持っているとしたら、それは、きちんと「人を読む」ためには、たくさんの情報を集め、一貫した行動パターンを見つけなければいけないということだ。このパターンがなければ、どんな判断もタロットカードほどの信頼度しか持たない。一つひとつのピースではなく、このパターンこそがその人の正体を見せてくれるものなのだ』(P. 76)。巷には血液型性格判断みたいな簡易なものもあるが、本書の複雑さ及び膨大さは、「真剣な」或いは「本気の」性格判断の難しさを示しているものだとも言えるだろう。
ところで、著者はその長年の経験から、人の性格を決定するのは、結局次の三つの要素だという。
1.思いやり度
2.これまで生きてきた環境
3.人生への満足度
仕事の面でも遊びの面でも、良きパートナを選ぶ際の指針にしてみたいと思った。