スコット(アメリカ)は軍のエリート家系、学校でも軍でも典型的なエリートコースを歩み続け、宇宙飛行士となる。
レオーノフ(ソ連)は、スターリン体制下で虐げられ、その後苦学して空軍パイロット、そして宇宙飛行士となる。
本書はスコット、レオーノフ双方の話が交互に現れるという構成なのだが、そのあまりの好対照ぶりには思わず笑ってしまう。それでいて、同じ事件を同じように捉えていたりもして、異なった環境の二人の歩みが一緒になっていく様にはどんどん引き込まれる。企画の勝利だろう。
レオーノフ側の訳者はロシアのことをあまり知らない人なのか、人名などの間違いがちらほら。
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アポロとソユ-ズ: 米ソ宇宙飛行士が明かした開発レ-スの真実 単行本 – 2005/5/1
史上最大の開発レースをめぐる興奮と感動のドキュメント
「この60年代じゅうに人類を月に着陸させ、無事に帰還させたい」
冷戦まっただなかの1961年6月、ケネディ大統領はそう演説した。当時、月面に人間が到達するなどSFか夢のような話だった。スプートニクの成功で先行したソ連に追いつき追い越したいアメリカの執念——。米ソは、かつてない情熱を傾け、空前の規模の開発競争にしのぎを削る。
全世界がそのなりゆきを見守った人類史上最大のプロジェクト。月に先にたどりつくのはどちらなのか? これは、米ソの宇宙飛行士が初めて語った真実のドキュメントである。
「この60年代じゅうに人類を月に着陸させ、無事に帰還させたい」
冷戦まっただなかの1961年6月、ケネディ大統領はそう演説した。当時、月面に人間が到達するなどSFか夢のような話だった。スプートニクの成功で先行したソ連に追いつき追い越したいアメリカの執念——。米ソは、かつてない情熱を傾け、空前の規模の開発競争にしのぎを削る。
全世界がそのなりゆきを見守った人類史上最大のプロジェクト。月に先にたどりつくのはどちらなのか? これは、米ソの宇宙飛行士が初めて語った真実のドキュメントである。
- 本の長さ541ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104789724522
- ISBN-13978-4789724524
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登録情報
- 出版社 : ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 541ページ
- ISBN-10 : 4789724522
- ISBN-13 : 978-4789724524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 940,217位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2005年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年10月26日に日本でレビュー済み
米ソの宇宙飛行士が両大国の宇宙開発レースを黎明期からパラレルに語る書。
当時の政治・時代背景描写も細かく、宇宙開発の舞台裏がリアルに甦る。翻訳もよく大部な本ですが読みやすい。テクニカルなテーマも素人の理解を超えるレベルではないと思います。
本書を手に取ったきっかけは、一部でトンデモ本批判がある副島さんの「人類の月面着陸は無かったろう論」を最近読んだこと。わたしは「無かったろう論」に与するものではありませんが、35年以上前のテクノロジーで月面着陸できたのに、その後は月開発がほったらかしになっているのはナゼ?
中国の有人宇宙船神舟が地球軌道を周回、月面着陸は2020年を目指す、って?そんなに時間がかかるのか。というか、有人宇宙飛行と月面着陸の間にはそれだけ難易度にギャップがあると考えるのが普通。ガガーリンが宇宙に行ってからアームストロングが月面に行くまで何年かかったか。
著者のスコットはNASAの予算縮減をあげていますが、月に行った人類が未だに12人しかいないことにつき、その内の一人であるスコット自身からつっこんだ意見を聞きたかったというのが本音。
当時の政治・時代背景描写も細かく、宇宙開発の舞台裏がリアルに甦る。翻訳もよく大部な本ですが読みやすい。テクニカルなテーマも素人の理解を超えるレベルではないと思います。
本書を手に取ったきっかけは、一部でトンデモ本批判がある副島さんの「人類の月面着陸は無かったろう論」を最近読んだこと。わたしは「無かったろう論」に与するものではありませんが、35年以上前のテクノロジーで月面着陸できたのに、その後は月開発がほったらかしになっているのはナゼ?
中国の有人宇宙船神舟が地球軌道を周回、月面着陸は2020年を目指す、って?そんなに時間がかかるのか。というか、有人宇宙飛行と月面着陸の間にはそれだけ難易度にギャップがあると考えるのが普通。ガガーリンが宇宙に行ってからアームストロングが月面に行くまで何年かかったか。
著者のスコットはNASAの予算縮減をあげていますが、月に行った人類が未だに12人しかいないことにつき、その内の一人であるスコット自身からつっこんだ意見を聞きたかったというのが本音。
2005年5月29日に日本でレビュー済み
~私が好きなのは荒唐無稽なSFではなく、事実としてあった宇宙計画である。アメリカのマーキュリー、ジェミニ、アポロと続く有人飛行計画はいくつかの書籍がでており、大筋は知っている。しかし、同じ計画でも参加した飛行士の視点からみると見方はちがうのである。本書ではデイヴ~~ スコットがその過去を述べている。一方本書のおもしろい点は、なかなか情報が得られないソ連の宇宙計画の話が読めることである。本書ではソ連の宇宙計画の中心にあったアレクセイ~~ レオーノフがその過去を振り返る。同時期に月を目指し、激しい競争を繰り広げたアメリカとソ連。それぞれの飛行士の立場から描かれた本書は飛行士の見方の相違が感じられるだけでなく、国同士の相違も如実に記されており非常に興味深い。これを読み終えて、またライトスタッフとfrom the earth to the moonが見たくなった。~
2005年6月19日に日本でレビュー済み
米ソの宇宙開発競争は、冷戦下の互いの国の勝負と誇りを賭けた戦いでもあった。世代的には大恐慌の最中に生まれ、第2次世界大戦を経験し、冷戦下は東西に分かれていたドイツに駐屯したスコットもレオーノフもその中で危険と紙一重の宇宙に挑んでいった。ソ連はスプートニクやヴォストークで先鞭を付けたが、出遅れたアメリカはジェミニで技術的に上回り、最終的に月行きはアポロが実現する。レオーノフのことはトム・スタッフォードの"We Have Capture"やディーク・スレイトンの"DEKE!"(興味のある向きは読んでみて下さい)で触れられていて、大体のことは知ってはいたが、チーフデザイナーだったコロリョフのことにも言及している。月に行ったスコットは、アポロ15号での「切手事件」でキャリアに味噌をつけてしまったのだが、恐らく、「みそぎ」が済んだのか、ようやく今になって話せるという状況になったのではと思う。でも、この中で明かされ始めたのはほんの一部。他の宇宙飛行士も話して欲しい。
2005年8月16日に日本でレビュー済み
チャック・イェーガーとララのテーマの話が出てきただけで、やった^^って感じ。ソ連時代の宇宙開発のことを事細かく、しかもアメリカとの対比で時間軸にそって分かりやすい。宇宙船のどちらかに座るかの記述は、へ~って話で面白かった。