散文詩のような美しい文章で綴られる。
と何かで読み、おそらく文章は素晴らしいが、読みづらく、退屈で感情移入しづらい小説なのだろうなと想像していた。
なので、図書館で借りて読んだ。
ところが。
これがまさかの一気読み。
文章のクオリティと綿密なストーリーテリングは両立する。
小説のソースはコロンバイン高校の銃撃事件。
その生き残り女性の過去と現在を行き来する構成。
本作は映画にもなっていたが(『ダイアナの選択』こちらも秀作。エヴァン・レイチェルウッドの瑞々しさ、繊細さが主人公にぴったりだった)ラストシーンは小説のがずっと好み。
ともあれ、図書館で借りたことを後悔、買おうと思ったら在庫は薄。
そういや、映画公開時にも書店で見かけたことすらない。
こんなにいい本なのに販売部は何をやっとるんじゃ、ヴィレッジブックス!!
出版社に怒りを感じつつ、しかし、内容が素晴らしいので星の数は減らすことはできませんでした。
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春に葬られた光 (ヴィレッジブックス F カ 6-1) 文庫 – 2005/3/1
「どっちを殺したらいい?」
乱射事件が生んだ、もうひとつの悲劇
銃を手にして女子トイレに突然入ってきた少年は、ふたりの少女に残酷な選択を迫る。「お前たちふたりのうち、どちらかを殺す。選べ!」と。ひとりの少女は、とっさに口走る。「彼女を殺して。私ではなく」——
その20年後、かけがえのない友の命と引き換えに生きることを選んだダイアナは、夢見た通りのしあわせな暮らしを送っている。魅力的で名声もある夫、愛くるしい娘。その一点も曇りのない完璧な生活が、つぎつぎに起きる不可解な出来事とともに崩れていく。
残虐な事件を生きのびた者に、はたして光は射すのか……。
乱射事件が生んだ、もうひとつの悲劇
銃を手にして女子トイレに突然入ってきた少年は、ふたりの少女に残酷な選択を迫る。「お前たちふたりのうち、どちらかを殺す。選べ!」と。ひとりの少女は、とっさに口走る。「彼女を殺して。私ではなく」——
その20年後、かけがえのない友の命と引き換えに生きることを選んだダイアナは、夢見た通りのしあわせな暮らしを送っている。魅力的で名声もある夫、愛くるしい娘。その一点も曇りのない完璧な生活が、つぎつぎに起きる不可解な出来事とともに崩れていく。
残虐な事件を生きのびた者に、はたして光は射すのか……。
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104789725146
- ISBN-13978-4789725149
登録情報
- 出版社 : ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4789725146
- ISBN-13 : 978-4789725149
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,503,672位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画が大好きなので原作も読みたいと思い購入しました、、、が、非常に癖のある文章で自分にしては珍しいことに途中で挫折してしまいました。
ポエムのような感じの小説です。映画もそんな感じでしたからね。
英語で読んだら違ったかもしれません。
余談ですが、この小説も映画も題名はThe Life Before Her Eyes(彼女の目の前に現れた人生、みたいな意味でしょうか)の邦題が小説は春に葬られた光、映画はダイアナの選択と全くことなるのは面白いですね。
このおかげで原題にあるネタバレ感が薄らいでいるので、作者の意図とは違うのでしょうがスリラー的な要素が出ています。
これはこれで良いと思います。
ポエムのような感じの小説です。映画もそんな感じでしたからね。
英語で読んだら違ったかもしれません。
余談ですが、この小説も映画も題名はThe Life Before Her Eyes(彼女の目の前に現れた人生、みたいな意味でしょうか)の邦題が小説は春に葬られた光、映画はダイアナの選択と全くことなるのは面白いですね。
このおかげで原題にあるネタバレ感が薄らいでいるので、作者の意図とは違うのでしょうがスリラー的な要素が出ています。
これはこれで良いと思います。