メアリバログの作品は、どれもヒロインの切ない感情の揺れが好きなのですが、特にこの「ただ〜」シリーズ4冊はお気に入りです
それと「秘密の真珠に」
この4作は、ヒストリカルという特殊?な設定の中だからこその、人を恋する気持の純粋な美しさを体感させてくれます
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ただ忘れられなくて (ヴィレッジブックス F ハ 11-1) 文庫 – 2007/1/20
ベストセラー作家が19世紀のイングランドを舞台に
精妙に織り上げた話題のヒストリカル・ロマンス!
運命に導かれた雪の夜の抱擁・・・
19世紀前半のイングランド。美しい女教師フランシスはクリスマス休暇を終えて帰途についたが、大雪のため馬車が立ち往生してしまった。そこに来合わせたルシアスという名の貴族とともに、やむをえず近くの宿屋に避難した彼女は、ルシアスの魅力に心奪われる。ルシアスもまた、彼女に強く惹かれていた。
そして、運命の糸に操られるように迎えた熱い情熱の夜−。しかし、ふたりの身分の差を痛感するフランシスは、翌日あえて彼に別れを告げた。やがて再会の時が来ようとは夢にも思わずに・・・・・・。
精妙に織り上げた話題のヒストリカル・ロマンス!
運命に導かれた雪の夜の抱擁・・・
19世紀前半のイングランド。美しい女教師フランシスはクリスマス休暇を終えて帰途についたが、大雪のため馬車が立ち往生してしまった。そこに来合わせたルシアスという名の貴族とともに、やむをえず近くの宿屋に避難した彼女は、ルシアスの魅力に心奪われる。ルシアスもまた、彼女に強く惹かれていた。
そして、運命の糸に操られるように迎えた熱い情熱の夜−。しかし、ふたりの身分の差を痛感するフランシスは、翌日あえて彼に別れを告げた。やがて再会の時が来ようとは夢にも思わずに・・・・・・。
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社ヴィレッジブックス
- 発売日2007/1/20
- ISBN-104789730387
- ISBN-13978-4789730389
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登録情報
- 出版社 : ヴィレッジブックス (2007/1/20)
- 発売日 : 2007/1/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4789730387
- ISBN-13 : 978-4789730389
- Amazon 売れ筋ランキング: - 692,995位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月4日に日本でレビュー済み
なんでそんなに頑なに拒否し続けるのかヒロインの気持ちがよくわからず・・・。幸せになるのが嫌なのかと思えるくらいでした。そのやり取りがとても長いので内容に飽きてくることもあり。この作者のは初めてなので他の作品を読んでみようと思います。
2009年5月5日に日本でレビュー済み
英国バースの仲良し女性教師4人の恋を描く「シンプリー4部作」の第1作。
女学校の住みこみ教師として働くフランシス。クリスマス休暇をすごした大伯母宅からの帰途で大雪のため立ち往生し、同じく立ち往生した貴族ルシアスと貧相な宿屋に避難することになります。
最初は反発しあう2人でしたが、時間をすごすうちに相手の魅力が見えてきて……。
ハーレクインのクリスマス・ストーリーに収録された「金の星に願いを」を読んでから、作者のメアリ・バログに関心を持っていましたが、今回やっと読むことができました。雪に閉ざされた空間で互いの魅力に気づく点、跡継ぎとしての義務を果たすために結婚を迫られているヒーローと身分違いの関係に現実的な対応をするヒロインなど、本作との共通点はかなり多いと感じました。
本作の魅力は、やはりヒーローの衝動的な性格でしょう。軽はずみで驚くような言動をとるために話がややこしくなってしまうのですが、悩んでばかりで動かないヒーローよりはずっと好感が持てます。父である伯爵や妹たちもいきいきした性格に描かれています。
対してヒロインは過去の苦しみのために冒険できない性格。「わけあり」な過去を打ち明けるまでにずいぶん時間がかかり、そのために作品が間延びしているのが残念です。
女学校の住みこみ教師として働くフランシス。クリスマス休暇をすごした大伯母宅からの帰途で大雪のため立ち往生し、同じく立ち往生した貴族ルシアスと貧相な宿屋に避難することになります。
最初は反発しあう2人でしたが、時間をすごすうちに相手の魅力が見えてきて……。
ハーレクインのクリスマス・ストーリーに収録された「金の星に願いを」を読んでから、作者のメアリ・バログに関心を持っていましたが、今回やっと読むことができました。雪に閉ざされた空間で互いの魅力に気づく点、跡継ぎとしての義務を果たすために結婚を迫られているヒーローと身分違いの関係に現実的な対応をするヒロインなど、本作との共通点はかなり多いと感じました。
本作の魅力は、やはりヒーローの衝動的な性格でしょう。軽はずみで驚くような言動をとるために話がややこしくなってしまうのですが、悩んでばかりで動かないヒーローよりはずっと好感が持てます。父である伯爵や妹たちもいきいきした性格に描かれています。
対してヒロインは過去の苦しみのために冒険できない性格。「わけあり」な過去を打ち明けるまでにずいぶん時間がかかり、そのために作品が間延びしているのが残念です。
2008年1月26日に日本でレビュー済み
雪で馬車が立往生し、不本意ながら同じ宿で夜明かしすることになった
お貴族様ヒーローと女教師ヒロイン。
互いに第一印象は最悪でなにかといってはつっかかっていたのですが
相手のことを知っていくうちに好感がもてるようになり、滞在二日目の晩には
情熱的な夜を過ごす事になります。
でも身分違いの恋だし、そもそもこれは恋なのか?相性がよくて
すばらしい夜を過ごしたのは事実だけど、欲望に身を任せただけのこと。
二人の関係に明るい未来はあり得ない、と現実的なヒロインは彼との一夜を
一生の思い出として胸に秘める事を決意し、彼の前から立ち去ります。
ところがヒーローはおさまりがつかない。愛人関係でもいいじゃないか、
金はあるし、俺はハンサムだし、未来の伯爵だぞ?なんの不満があるんだ!
偶然再会した彼女にあきらめがつかないヒーローはついに結婚まで申し込むのに
彼女はプロポーズを断ります。それが理性的な正しい判断だと頭ではわかるのに
気持ちは納得できない。そして彼女につきまとううちに身分云々の事情よりも
彼女の過去に理由がありそうだとわかってくるのですが、彼女は打ち明けてくれず…
傲慢高飛車なヒーローが生まれて初めてフラれてもだえる様子がたまらない作品。
二人の障壁となる「ヒロインの過去のスキャンダル」がちょっと
え?そんなこと?という肩すかしな感じがしますが、面白かったです。
お貴族様ヒーローと女教師ヒロイン。
互いに第一印象は最悪でなにかといってはつっかかっていたのですが
相手のことを知っていくうちに好感がもてるようになり、滞在二日目の晩には
情熱的な夜を過ごす事になります。
でも身分違いの恋だし、そもそもこれは恋なのか?相性がよくて
すばらしい夜を過ごしたのは事実だけど、欲望に身を任せただけのこと。
二人の関係に明るい未来はあり得ない、と現実的なヒロインは彼との一夜を
一生の思い出として胸に秘める事を決意し、彼の前から立ち去ります。
ところがヒーローはおさまりがつかない。愛人関係でもいいじゃないか、
金はあるし、俺はハンサムだし、未来の伯爵だぞ?なんの不満があるんだ!
偶然再会した彼女にあきらめがつかないヒーローはついに結婚まで申し込むのに
彼女はプロポーズを断ります。それが理性的な正しい判断だと頭ではわかるのに
気持ちは納得できない。そして彼女につきまとううちに身分云々の事情よりも
彼女の過去に理由がありそうだとわかってくるのですが、彼女は打ち明けてくれず…
傲慢高飛車なヒーローが生まれて初めてフラれてもだえる様子がたまらない作品。
二人の障壁となる「ヒロインの過去のスキャンダル」がちょっと
え?そんなこと?という肩すかしな感じがしますが、面白かったです。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
訳者あとがきで紹介されていた作者メアリ・バログの言葉、「私の作品に登場するヒーローやヒロインはけっして完全な人間ではありません。男と女が助け合い、苦難を乗り越えて、愛によって癒され、そしてようやくお互いの手に自分の人生を委ねることが出来るようになるのです」という言葉通りに、物語は進んでいきます。
過去のトラウマからなかなか前に進めない臆病なヒロインと、「いいところの坊ちゃん」という感じそのままで子爵の肩書きを持つ子供っぽいヒーロー。完璧ではない人間らしさが作中にありありと表現されていて二人ともとてもリアルに感じられました。主役二人とは逆の立場にある完璧なヒーローの花嫁候補も、完璧であるゆえに冷たい印象を受けるので余計に主役二人が人間くさくて魅力的です。
20歳代のヒーローとヒロインですが、恋愛中心の心理描写が主なのでどこか思春期の恋愛物を読んでいる気分にさせてくれる作品でした。
過去のトラウマからなかなか前に進めない臆病なヒロインと、「いいところの坊ちゃん」という感じそのままで子爵の肩書きを持つ子供っぽいヒーロー。完璧ではない人間らしさが作中にありありと表現されていて二人ともとてもリアルに感じられました。主役二人とは逆の立場にある完璧なヒーローの花嫁候補も、完璧であるゆえに冷たい印象を受けるので余計に主役二人が人間くさくて魅力的です。
20歳代のヒーローとヒロインですが、恋愛中心の心理描写が主なのでどこか思春期の恋愛物を読んでいる気分にさせてくれる作品でした。