FPGAで演算をHWで実現するために、何をどうすればいいのかについて極めて実務的に書かれている良書です。
初歩ではあるがすべての演算回路の土台となる極めて重要な加算回路から丁寧かつ実務的に書かれており、ディジタル信号処理系の多くの本がそうであるような、数学的な手法で理論解析を進めていく内容ではありません。
最近ではFPGAの場合、アーキテクチャとして加減算器の最適化を行っているため、論理合成ツール任せでも、手動で最適化をした回路とほぼ同じ結果が得られるようですが、必ずしもその選択が最適かどうかという場面では、設計者の手を加える必要がある場面が多いと思います。
その時の強い味方として本書を活用しています。
FPGAで数値演算HWを設計する場合の参考書として非常にオススメです。

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ディジタル数値演算回路の実用設計: 四則演算、初等超越関数、浮動小数点演算の作りかた (Design Wave Advance) 単行本 – 2006/11/1
鈴木 昌治
(著)
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社CQ出版
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104789836177
- ISBN-13978-4789836173
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登録情報
- 出版社 : CQ出版 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4789836177
- ISBN-13 : 978-4789836173
- Amazon 売れ筋ランキング: - 605,569位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 179位電子回路
- - 23,834位コンピュータ・IT (本)
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2014年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この手の本は、あるようでなかったたりするので、とても参考になり
購入目的は、達成出来ました。
購入目的は、達成出来ました。
2015年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で演算器を設計する必要があるので購入しましたが、今までそれなりに知ったつもりでいたことに関しても、本書の説明を見て目からうろこが落ちる思いでした。
和書のみならず洋書も含めても、演算器に関しては本書が最上と思います。
和書のみならず洋書も含めても、演算器に関しては本書が最上と思います。
2015年7月23日に日本でレビュー済み
最近、新品を定価3,672円(税込)で購入しました。
CQ出版WebShopでも注文できるようですが、なぜ、AMAZONでは高価格で販売する店しかないのでしょう?
本の内容は、良いです。
CQ出版WebShopでも注文できるようですが、なぜ、AMAZONでは高価格で販売する店しかないのでしょう?
本の内容は、良いです。
2011年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル通り実用的です。
本中のRTLは、出版社のHPに登録されています。
[...]
このため、実際にコンパイルし、用意に自分で結果を確認することが出来ました。
本中のRTLは、出版社のHPに登録されています。
[...]
このため、実際にコンパイルし、用意に自分で結果を確認することが出来ました。
2011年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューというか補足です。
この本のテストコードはほとんどVerilogHDLで書かれているので
VHDLだけしかわからない人は要注意です。
尚この本は実用的で解説もわかりやすく、かなりの良本です。
この本のテストコードはほとんどVerilogHDLで書かれているので
VHDLだけしかわからない人は要注意です。
尚この本は実用的で解説もわかりやすく、かなりの良本です。
2008年6月23日に日本でレビュー済み
リプルキャリアダという「さざ波桁上加算回路」では、桁上がり(キャリ)の処理で遅延が生じること。
遅延を少なくするために、キャリルックアヘッド(桁上り先読)によって、段数を減らすことができる。この計算をするためにgeneration(生成)とpropagation(伝搬)という概念を使って計算を行う。generationは、2つの信号のAND(論理積)。propagationはXOR(排他的論理和)を使う。
しかし、桁上がり先読みでは、ファンアウト(展開数)が大きくなります。そのため、配線が増え、充電(チャージ)、放電(ディスチャージ)が増えるため、配線遅延が増加することになります。ゲート遅延よりも配線遅延が大きくなる可能性がでているとのことです。
これらの問題を解決する方法とつぃて、APPNA(alternative parallel prefix network)を紹介しています。
また、コラムでは、pチャンネルトランジスタの方が、nチャンネルトランジスタよりも遅いことを紹介しています。
遅延を少なくするために、キャリルックアヘッド(桁上り先読)によって、段数を減らすことができる。この計算をするためにgeneration(生成)とpropagation(伝搬)という概念を使って計算を行う。generationは、2つの信号のAND(論理積)。propagationはXOR(排他的論理和)を使う。
しかし、桁上がり先読みでは、ファンアウト(展開数)が大きくなります。そのため、配線が増え、充電(チャージ)、放電(ディスチャージ)が増えるため、配線遅延が増加することになります。ゲート遅延よりも配線遅延が大きくなる可能性がでているとのことです。
これらの問題を解決する方法とつぃて、APPNA(alternative parallel prefix network)を紹介しています。
また、コラムでは、pチャンネルトランジスタの方が、nチャンネルトランジスタよりも遅いことを紹介しています。
2006年12月3日に日本でレビュー済み
日本にはこうした演算回路ロジック設計の本は少なく、自ら回路を組んだこともない大学教授が書いた教科書や、役職は偉くても現役引退して久しい技術者の書いた自称実用書くらいしかなかった。この本はそういう本ではない。本当に役立つ知識が集まっている。密度が濃いので全部を流し読みするようなことはできないが、手元に置いておいて決して損しない一冊。