ネタがこれでもかこれでもかと出てくるところに、これだけあればどれかはやれる、やってみようと思うし、できそうだと思うし、読みながらもう気分上がってたりする。
最後のセッション事例がまたすごくよくて、
読んでると自分がセラピー受けてる感じになって、自分に言われてるみたいで、じわじわ癒された。
訳者あとがきにもあるように、
一応はセラピスト向けに書かれてるけど、当事者が読んでもひとりでとりくむにも十分参考になる。
くりかえし読みたい。
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認知療法全技法ガイド: 対話とツ-ルによる臨床実践のために 単行本 – 2006/10/7
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- 本の長さ595ページ
- 言語日本語
- 出版社星和書店
- 発売日2006/10/7
- ISBN-104791106091
- ISBN-13978-4791106097
登録情報
- 出版社 : 星和書店 (2006/10/7)
- 発売日 : 2006/10/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 595ページ
- ISBN-10 : 4791106091
- ISBN-13 : 978-4791106097
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月9日に日本でレビュー済み
これほど多くの技法が紹介された認知行動療法関係の本は、邦訳された文献中、これだけではないでしょうか。技法を臨床で使う際に役立つツールも付いていて、とにかく実践的な本です。クライアントのことを考えながらこの本をパラパラめくっているうちに、そのクライアントへの介入のアイディアを思いついてしまうこともしばしば。
ただし、認知行動療法の基本(セッションの構造化の仕方など)については書かれておらず、初心者向けではありません。初心者は、伊藤絵美先生の「初級ワークショップ」など入門書を何冊か読んでからでないと、使いこなせないでしょう。その意味で、中級以上対象の本です。
また、著者本人が序章で述べているように、認知行動療法のうち認知的側面により焦点を当てた内容となっており、行動的側面(たとえば、問題解決技法など)にはあまり触れられておらず、その点が残念です。行動的側面に焦点を当てた技法について、同様の本をもう1冊書いてもらいたいところですが…。
ただし、認知行動療法の基本(セッションの構造化の仕方など)については書かれておらず、初心者向けではありません。初心者は、伊藤絵美先生の「初級ワークショップ」など入門書を何冊か読んでからでないと、使いこなせないでしょう。その意味で、中級以上対象の本です。
また、著者本人が序章で述べているように、認知行動療法のうち認知的側面により焦点を当てた内容となっており、行動的側面(たとえば、問題解決技法など)にはあまり触れられておらず、その点が残念です。行動的側面に焦点を当てた技法について、同様の本をもう1冊書いてもらいたいところですが…。
2008年9月28日に日本でレビュー済み
認知療法の多数の技法にかいて解説されています。しかしそれのみです。認知療法を含めた心理療法を行っていく上で技法以上に重要なことがあると思いますが、そういうことには全く触れていません。技法のガイドブックなので、当然といえば当然かもしれません。しかしガイドブック的な本でも著者の治療に向かう姿勢が感じられるような本もありますが、この本からそれは全く感じられません。認知療法は技法が一人歩きしがちだと思いますので、このようなガイドブックも一定の配慮が必要だと思います。
2007年5月6日に日本でレビュー済み
認知療法の具体的なやり方や応答が書かれている本は日本にはほとんど無かったように思えます。この本は認知療法の具体的なやり方応答が実例をもとに書かれておりすぐにでも使えるようになっています。今までの理念のみの本とは違い、具体的なやり取りが書かれてあり、ちょっとしたアレンジで今すぐ臨床で使えそうな良書です。認知行動療法はまだまだ日本では広まっておらず具体的なやり方がわからない臨床家が多い中優れた指南書になると思います。