ジェットコースターのような手に負えない激情。衝動的な行動。依存。
自分自身が被虐児であることを自覚せずに大人になり、生きづらく、なぜこうなるのか?と自問自答を繰り返してきた者ですが、うなずけることが非常に多く、レイチェルの回復過程、先生の洞察力の深さに感銘を受けました。
この本を世に出してくれてありがとう。勇気をもって、生きる戦いをあらいざらいに綴りきった名著です。
BPDの人に限らず、自己肯定感が極度に低い人、正体不明の生きづらさを抱える人におすすめしたい本です。
旅は長いかもしれませんが、光はかならずそこにある。命があるかぎりは、ありのままの自分と一緒にいてあげてください。
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ここは私の居場所じゃない―境界性人格障害からの回復 単行本 – 2007/7/9
境界性人格障害を悩む人に希望を与える真実の物語
境界性人格障害を生き、それを乗り越える道のりとはどのようなものか? 本書は、母であり、妻であり、有能なワーキング・ウーマンであったひとりの女性が境界性人格障害(BPD)と診断され、ある治療者との出会いを通じて、障害を克服し、苦悩の中から信頼と愛を取り戻すまでを克明に記した、愛の自伝である。
境界性人格障害を生き、それを乗り越える道のりとはどのようなものか? 本書は、母であり、妻であり、有能なワーキング・ウーマンであったひとりの女性が境界性人格障害(BPD)と診断され、ある治療者との出会いを通じて、障害を克服し、苦悩の中から信頼と愛を取り戻すまでを克明に記した、愛の自伝である。
- 本の長さ717ページ
- 言語日本語
- 出版社星和書店
- 発売日2007/7/9
- ISBN-104791106334
- ISBN-13978-4791106332
登録情報
- 出版社 : 星和書店 (2007/7/9)
- 発売日 : 2007/7/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 717ページ
- ISBN-10 : 4791106334
- ISBN-13 : 978-4791106332
- Amazon 売れ筋ランキング: - 550,316位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 92,114位ノンフィクション (本)
- - 144,047位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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5 星
希望をもらえます
境界性人格障害ではなく毒親で悩んでいたのですが、どこからかこの本を知り読むことに。結果、この本に出会えて本当に良かったと思いました。結局著者の親も毒親だったのだと思います。彼女の回復の過程を追体験することにより、自分の毒親問題に対しても希望を見出すことが出来ました。リアルな描写で著者自身の感覚がこちらにも伝わってきて、本当にその場で見ているような気分になります。著者が日本人のものでこのような本はないと思うし、日本人には書けないと思います。ただ、問題の渦中にいる人がこれを読むのは少々しんどい気も。本自体かなり分厚く、実際私も何日もかけて読み終えました。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
境界性人格障害で困り果てており、評価が高かったので購入し、なんとか読んでみたももの、
洋書を訳した独特の表現の読みにくさ等も有り、殆ど感情移入も出来ませんでした…。
あくまでも海外でのお話であり、これを日本での治療で…となると、残念ながら参考になりませんでした。
※以下、追記です(本書を三度読みました)
●主人公の汚い言葉と、被害者的で過剰な思考の数々
●主人公の、看護士達や主治医への不平不満…というか、思い込みによる激しい怒りや暴言
●主治医との同じ様なやり取りの繰り返し
…以上の繰り返しで、読んで居るこちらが不安定でしんどい気持ちになり、やはり読み進めるのが困難でした。
その割に、主人公が回復するのが実に呆気ない感じで、モヤモヤしました(どういう経緯で回復したのかが雑に描かれて居るので…)
今も、やはり評価が高い理由が解りません(主人公と自分の感情などが重なる部分は多いかと思いますが…)
かなりページ数の多い本ですし、時間も精神的な負担も伴います。
個人的には「高いお金を払ってまで読むものでは無いのでは?」と思います。
ちなみに現在「マインドネス」という方法が、様々な症状に有効ではないかと注目しております。
洋書を訳した独特の表現の読みにくさ等も有り、殆ど感情移入も出来ませんでした…。
あくまでも海外でのお話であり、これを日本での治療で…となると、残念ながら参考になりませんでした。
※以下、追記です(本書を三度読みました)
●主人公の汚い言葉と、被害者的で過剰な思考の数々
●主人公の、看護士達や主治医への不平不満…というか、思い込みによる激しい怒りや暴言
●主治医との同じ様なやり取りの繰り返し
…以上の繰り返しで、読んで居るこちらが不安定でしんどい気持ちになり、やはり読み進めるのが困難でした。
その割に、主人公が回復するのが実に呆気ない感じで、モヤモヤしました(どういう経緯で回復したのかが雑に描かれて居るので…)
今も、やはり評価が高い理由が解りません(主人公と自分の感情などが重なる部分は多いかと思いますが…)
かなりページ数の多い本ですし、時間も精神的な負担も伴います。
個人的には「高いお金を払ってまで読むものでは無いのでは?」と思います。
ちなみに現在「マインドネス」という方法が、様々な症状に有効ではないかと注目しております。
2017年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
境界性人格障害ではなく毒親で悩んでいたのですが、どこからかこの本を知り読むことに。
結果、この本に出会えて本当に良かったと思いました。
結局著者の親も毒親だったのだと思います。彼女の回復の過程を追体験することにより、自分の毒親問題に対しても希望を見出すことが出来ました。リアルな描写で著者自身の感覚がこちらにも伝わってきて、本当にその場で見ているような気分になります。
著者が日本人のものでこのような本はないと思うし、日本人には書けないと思います。
ただ、問題の渦中にいる人がこれを読むのは少々しんどい気も。
本自体かなり分厚く、実際私も何日もかけて読み終えました。
結果、この本に出会えて本当に良かったと思いました。
結局著者の親も毒親だったのだと思います。彼女の回復の過程を追体験することにより、自分の毒親問題に対しても希望を見出すことが出来ました。リアルな描写で著者自身の感覚がこちらにも伝わってきて、本当にその場で見ているような気分になります。
著者が日本人のものでこのような本はないと思うし、日本人には書けないと思います。
ただ、問題の渦中にいる人がこれを読むのは少々しんどい気も。
本自体かなり分厚く、実際私も何日もかけて読み終えました。
境界性人格障害ではなく毒親で悩んでいたのですが、どこからかこの本を知り読むことに。
結果、この本に出会えて本当に良かったと思いました。
結局著者の親も毒親だったのだと思います。彼女の回復の過程を追体験することにより、自分の毒親問題に対しても希望を見出すことが出来ました。リアルな描写で著者自身の感覚がこちらにも伝わってきて、本当にその場で見ているような気分になります。
著者が日本人のものでこのような本はないと思うし、日本人には書けないと思います。
ただ、問題の渦中にいる人がこれを読むのは少々しんどい気も。
本自体かなり分厚く、実際私も何日もかけて読み終えました。
結果、この本に出会えて本当に良かったと思いました。
結局著者の親も毒親だったのだと思います。彼女の回復の過程を追体験することにより、自分の毒親問題に対しても希望を見出すことが出来ました。リアルな描写で著者自身の感覚がこちらにも伝わってきて、本当にその場で見ているような気分になります。
著者が日本人のものでこのような本はないと思うし、日本人には書けないと思います。
ただ、問題の渦中にいる人がこれを読むのは少々しんどい気も。
本自体かなり分厚く、実際私も何日もかけて読み終えました。
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2013年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記述がありありと浮かぶ詳しさがあり、それは夢中になりました。でももう少し、患者さんや医療従事者に教えられるような、まとまった記載があると良かったです。
2016年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄まじい内容の本です。体験とあまりに重なるため、最初は気持ちが悪くなり一時中断したくらいです。しかし、精神治療の現場の激しさ、息詰まる対決の数々を読み進めるにつれ引き込まれ、途中から一気に読みました。並みのフィクションとは比べ物にならない探検の物語です。
最後には心から感動しました。
BPDの考え方もよく理解できます。家族がBPDで苦しむ人達にもお勧めします。
最後には心から感動しました。
BPDの考え方もよく理解できます。家族がBPDで苦しむ人達にもお勧めします。
2012年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病院では鬱病と診断されましたが、治療のためとネットや本を読みあさっているうちに、境界性人格障害ではないかと思うようになった者です。
子供のころから人間関係に悩みを抱え、自分は何か人と違うのでは?と疎外感のようなものを感じていました。
しかし、もっと不幸な人は世の中に沢山いる、自分に起こっている不幸など誰だって経験しているんだから、とネガティブな感情を見てみぬふりをして生きてきました。
この本の中に出てくる女性はそんな自分と全く一緒でした。最初は今まで目をそらしてきた感情を無理矢理突きつけられるようで、読んでいてもの凄く辛く、苦しいです。でも段々と成長していく主人公に希望を見いだすようになりました。
病気の知識をつければ、自分に起こっていることを客観視できるのではと思い多くの本を読みましたが、知識ではなく実体験が必要なんだと感じました。
この本はその実体験に近い感覚を得られました。
ただ読んでいる間は廃人の様になってしまいます。
勧めたいですが、気を付けても欲しい…という感じです。
子供のころから人間関係に悩みを抱え、自分は何か人と違うのでは?と疎外感のようなものを感じていました。
しかし、もっと不幸な人は世の中に沢山いる、自分に起こっている不幸など誰だって経験しているんだから、とネガティブな感情を見てみぬふりをして生きてきました。
この本の中に出てくる女性はそんな自分と全く一緒でした。最初は今まで目をそらしてきた感情を無理矢理突きつけられるようで、読んでいてもの凄く辛く、苦しいです。でも段々と成長していく主人公に希望を見いだすようになりました。
病気の知識をつければ、自分に起こっていることを客観視できるのではと思い多くの本を読みましたが、知識ではなく実体験が必要なんだと感じました。
この本はその実体験に近い感覚を得られました。
ただ読んでいる間は廃人の様になってしまいます。
勧めたいですが、気を付けても欲しい…という感じです。
2016年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買ってすぐ、比較的安定した時期に数ページ読みましたが幼い頃感じたつらい気持ちが蘇ってきてしまい、最後まで読めませんでした。読むのをやめても暫く、しんどかったです。
期間をあけて再チャレンジしましたが、やはりダメでした。
私には、この本は普段蓋してる感情が出てきやすかったです。
「境界性人格障害のすべて」という本のほうが読みやすく、客観的に自分を見つめ直すことができました。
期間をあけて再チャレンジしましたが、やはりダメでした。
私には、この本は普段蓋してる感情が出てきやすかったです。
「境界性人格障害のすべて」という本のほうが読みやすく、客観的に自分を見つめ直すことができました。
2012年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分が境界性人格障害の症状にピッタリあてはまることは、以前から知っていました。精神科医の立場から書かれたものはいくつかあり、単に診断だけでなく、心の中の原因に触れたものもあり、それなりに役に立ってきました。
しかし!!!。この本は、境界性人格障害の治療過程が、事実と当事者の心の動きの両面から詳細に描かれており、自分の心をえぐり出され、さらされているようで、居心地悪い気持ちになりました。境界性人格障害の人の心は、人や立場が変わっても、よく似た動きをするのだと解りました。
自分の心の動きを、客観的に見ることは難しいですが、このように他者がリアルに表現してくれているのを読むことで、自分自身を振り返ったり再体験したりすることができ、読むだけで治療になる気がします。登場人物のレイチェルは、治療を受けている2年もの間、非常に苦しい思いをしたと思いますが、その過程を冷静な位置で読むことのできる私は、そこまで苦しまずに、混乱の原因や自分の求めているものを知ることができました。他人の死に物狂いの努力に助けられて、私自身の治療が進んだように感じます。私にとっては、それほど素晴らしい本でした。
直面する気持ちのある人は、ぜひ読んでみてください。きっと助けになると思います。
そして、身近に境界性人格障害の人がいる方もぜひ読んでみてください。言葉の裏に、どんな思いが隠されているのか分かると思います。
常に切羽詰まった思いでいるので、<全か無か>という思考しかできず、本当は死ぬほど愛されたがっているのに、裏切られるのを恐れて、自分からそれを拒絶し要らないふりをしてしまう、自分を最低の人間だと思うから虚勢を張ってしまう、愛しているのに、ひどい言葉を並べて相手を傷つけてしまう、自分の気持ちとは裏腹の態度をとる自分自身に混乱し嫌気がさし、自分の求めているものが分からなくなり、さらに傷を深めてしまう…そういう悪循環の人生なのです。
「誰か私を止めて!」と裏側で必死に叫んでいます。でも人を心から信じられないし、幸せになることに罪悪感を覚えるのです。そういう気持ちから出た言動が、本当に忠実に再現されています。凄い本です。
しかし!!!。この本は、境界性人格障害の治療過程が、事実と当事者の心の動きの両面から詳細に描かれており、自分の心をえぐり出され、さらされているようで、居心地悪い気持ちになりました。境界性人格障害の人の心は、人や立場が変わっても、よく似た動きをするのだと解りました。
自分の心の動きを、客観的に見ることは難しいですが、このように他者がリアルに表現してくれているのを読むことで、自分自身を振り返ったり再体験したりすることができ、読むだけで治療になる気がします。登場人物のレイチェルは、治療を受けている2年もの間、非常に苦しい思いをしたと思いますが、その過程を冷静な位置で読むことのできる私は、そこまで苦しまずに、混乱の原因や自分の求めているものを知ることができました。他人の死に物狂いの努力に助けられて、私自身の治療が進んだように感じます。私にとっては、それほど素晴らしい本でした。
直面する気持ちのある人は、ぜひ読んでみてください。きっと助けになると思います。
そして、身近に境界性人格障害の人がいる方もぜひ読んでみてください。言葉の裏に、どんな思いが隠されているのか分かると思います。
常に切羽詰まった思いでいるので、<全か無か>という思考しかできず、本当は死ぬほど愛されたがっているのに、裏切られるのを恐れて、自分からそれを拒絶し要らないふりをしてしまう、自分を最低の人間だと思うから虚勢を張ってしまう、愛しているのに、ひどい言葉を並べて相手を傷つけてしまう、自分の気持ちとは裏腹の態度をとる自分自身に混乱し嫌気がさし、自分の求めているものが分からなくなり、さらに傷を深めてしまう…そういう悪循環の人生なのです。
「誰か私を止めて!」と裏側で必死に叫んでいます。でも人を心から信じられないし、幸せになることに罪悪感を覚えるのです。そういう気持ちから出た言動が、本当に忠実に再現されています。凄い本です。