最近、本編を一気に視聴し、劇場版も観てきましたが、本書を読んでまた見直したくなりました。
専門的すぎてわかりづらい章もありますが、むしろそれくらい本気で分析・解説がなされていることが、一ファンとして嬉しいことのように思います。
自分の考え・感想と比較してみるのもおもしろいでしょう。
まどか☆マギカは、既成概念をぶっ壊したかっこいい作品だと思うので、まだ読んでいないファンの方にはぜひ読んで頂きたいです。
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ユリイカ2011年11月臨時増刊号 総特集=魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を ムック – 2011/10/20
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≪目次≫
【友‐愛を超えて】
この世でひとつだけの、かけがえのない絆 / 悠木碧×斎藤千和 [司会・構成=上田麻由子]
【『まどか☆マギカ』 へ至る道】】
この世界に希望がある理由 / 虚淵玄×田中ロミオ [司会・構成=村上裕一]
【カラー口絵】
~わたしたちの魔法少女 トリビュート・イラストギャラリー~ 志村貴子 今日マチ子 吾妻ひでお 尾崎智美 篠房六郎 西島大介 道満晴明 前田浩孝
【『魔法少女まどか☆マギカ』 全話解説】 中田健太郎
【まどかとは何か?】
まどか☆エチカ、あるいはキャラの倫理 / 斎藤環
少女たちの祈り 崇高さの起源について / 村上裕一
【虚淵玄という男】
eternal return 虚淵玄論 / 飯田一史
【新しい映像原理のために】
螺旋の理に導かれて / 中田健太郎×長岡司英
【美術のフレームから見る 『まどか☆マギカ』】
魔法少女たちの舞台装置 / 石岡良治
【魔法少女の可能性】
更新される 「魔法少女もの」 アニメ史における 『まどか☆マギカ』 / 小川びい×泉信行
魔法少女と緋牡丹博徒 / 石田美紀
【音楽という魔法】
ClariS が触れたセカイと現実、梶浦由記が包んだ情景 『まどか☆マギカ』 の音楽 / 冨田明宏
【『まどか☆マギカ』 の時代と未来】
メディアにおける/としての『魔法少女まどか☆マギカ』 オタク/サブカルの終わりと一〇年代 / さやわか×ばるぼら
2011年版オタク vs サブカル大戦争
『魔法少女まどか☆マギカ』 が 『SWITCH』 の表紙になるまで / 加野瀬未友
【資料】
魔法少女まどか☆マギカ事典 / 飯田一史
『魔法少女まどか☆マギカ』 キャスト・スタッフリスト
【友‐愛を超えて】
この世でひとつだけの、かけがえのない絆 / 悠木碧×斎藤千和 [司会・構成=上田麻由子]
【『まどか☆マギカ』 へ至る道】】
この世界に希望がある理由 / 虚淵玄×田中ロミオ [司会・構成=村上裕一]
【カラー口絵】
~わたしたちの魔法少女 トリビュート・イラストギャラリー~ 志村貴子 今日マチ子 吾妻ひでお 尾崎智美 篠房六郎 西島大介 道満晴明 前田浩孝
【『魔法少女まどか☆マギカ』 全話解説】 中田健太郎
【まどかとは何か?】
まどか☆エチカ、あるいはキャラの倫理 / 斎藤環
少女たちの祈り 崇高さの起源について / 村上裕一
【虚淵玄という男】
eternal return 虚淵玄論 / 飯田一史
【新しい映像原理のために】
螺旋の理に導かれて / 中田健太郎×長岡司英
【美術のフレームから見る 『まどか☆マギカ』】
魔法少女たちの舞台装置 / 石岡良治
【魔法少女の可能性】
更新される 「魔法少女もの」 アニメ史における 『まどか☆マギカ』 / 小川びい×泉信行
魔法少女と緋牡丹博徒 / 石田美紀
【音楽という魔法】
ClariS が触れたセカイと現実、梶浦由記が包んだ情景 『まどか☆マギカ』 の音楽 / 冨田明宏
【『まどか☆マギカ』 の時代と未来】
メディアにおける/としての『魔法少女まどか☆マギカ』 オタク/サブカルの終わりと一〇年代 / さやわか×ばるぼら
2011年版オタク vs サブカル大戦争
『魔法少女まどか☆マギカ』 が 『SWITCH』 の表紙になるまで / 加野瀬未友
【資料】
魔法少女まどか☆マギカ事典 / 飯田一史
『魔法少女まどか☆マギカ』 キャスト・スタッフリスト
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社青土社
- 発売日2011/10/20
- ISBN-104791702298
- ISBN-13978-4791702299
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登録情報
- 出版社 : 青土社 (2011/10/20)
- 発売日 : 2011/10/20
- 言語 : 日本語
- ムック : 253ページ
- ISBN-10 : 4791702298
- ISBN-13 : 978-4791702299
- Amazon 売れ筋ランキング: - 118,866位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1973年生まれ。PCゲーム中心に活動するフリーランスライター(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『人類は衰退しました 4』(ISBN-10:4094511040)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的には精神科医、斎藤環の「魔法=言葉の実体化=精神病的事態に近い」という説が面白いなと思った。とうぜん、脚本、虚淵玄×田中ロミオの対談、そして声優、悠木碧×斎藤千和の対談は必読。謎のいくつかは氷解しました。「まど☆マギ」のベースに任侠モノがあったとは驚きました(笑)
志村貴子、吾妻ひでお、道満晴明らによるカラーイラストも美しい・・・!
その他、少女論や魔法少女論、任侠論に音楽論、映像論、はてはオタクVSサブカル論とさまざまな切り口から『魔法少女まどか☆マギカ』を分析・解説する1冊。読み応えあり。面白かったのが、『ファウスト』が物語の下敷きになっている、と巷で話題になったことについての虚淵さん本人の談、「しらんがな」(笑)
確かに、作り手が意図していない部分まで深読みされて苦笑するしかない、そういう場合もあるんだろうな〜。でも、語りたくなる魅力がある作品であるのは一つの事実、しかもネットで一部アニメファンたちにだけ騒がれているだけじゃない、本誌寄稿の大人たちでさえ、語りだしたら止まらない。すさまじいパワーだとしみじみ思う。(基本的には敬称略です)
志村貴子、吾妻ひでお、道満晴明らによるカラーイラストも美しい・・・!
その他、少女論や魔法少女論、任侠論に音楽論、映像論、はてはオタクVSサブカル論とさまざまな切り口から『魔法少女まどか☆マギカ』を分析・解説する1冊。読み応えあり。面白かったのが、『ファウスト』が物語の下敷きになっている、と巷で話題になったことについての虚淵さん本人の談、「しらんがな」(笑)
確かに、作り手が意図していない部分まで深読みされて苦笑するしかない、そういう場合もあるんだろうな〜。でも、語りたくなる魅力がある作品であるのは一つの事実、しかもネットで一部アニメファンたちにだけ騒がれているだけじゃない、本誌寄稿の大人たちでさえ、語りだしたら止まらない。すさまじいパワーだとしみじみ思う。(基本的には敬称略です)
2012年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
序章にある悠木さんと斎藤さんの考察対談はある意味脚本家の意図の
さらに一歩抜きん出ているのかもしれないとも思いました。
また中頃からにかけて虚淵さんの作品作りに関しての姿勢を深く掘り下げた部分も
とても読み応えがあり,金言とする言葉もまた拝めるのではないかと思います。
単に読み物としても読んでもらいたい逸品です。
さらに一歩抜きん出ているのかもしれないとも思いました。
また中頃からにかけて虚淵さんの作品作りに関しての姿勢を深く掘り下げた部分も
とても読み応えがあり,金言とする言葉もまた拝めるのではないかと思います。
単に読み物としても読んでもらいたい逸品です。
2012年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際に本アニメの制作に関わった人、演じた人の発言が最も読みどころとなっています。放映前に作られた本でも、ファンブックでもないので、宣伝を目的とせず、読者は当然アニメを見ているものとして語られる話は、かなり深いものです。
虚淵さんと田中さんの対談は特に面白かった。
現在のエロゲーで「二人はおじいさん、おばあさんになるまで幸せに暮らしました」的なハッピーエンディングだと客に怒られるという話は、よく考えたらわかることですが、指摘されるまで皆さん気づかないポイントですね。「年をとってどうするのだ?」という。
たしかにエロを目的とする時、恋人は一切老いてはいけない。(映画「舞妓Haaaan!!!」で、主人公が舞妓さんと結婚した場合の妄想をする状況が、まさにそういう、属性に恋する愚かさを映像化しています。浜辺で恋人同士が走る時も、老いて死ぬ時も、相手は舞妓の格好だという。)
そういった、客の要望(最初に提示した枠からはみだすのをものすごく嫌うとか)に応じ、さらに監督の考えをそのまま形にするという、アニメ脚本家の仕事のお話は、経験者でないとわからないものです。
一方、エヴァの論説でもそうでしたが、思想家やライターが自分の思いや学説を作品に投影した評論は凡庸です。
虚淵さんと田中さんの対談は特に面白かった。
現在のエロゲーで「二人はおじいさん、おばあさんになるまで幸せに暮らしました」的なハッピーエンディングだと客に怒られるという話は、よく考えたらわかることですが、指摘されるまで皆さん気づかないポイントですね。「年をとってどうするのだ?」という。
たしかにエロを目的とする時、恋人は一切老いてはいけない。(映画「舞妓Haaaan!!!」で、主人公が舞妓さんと結婚した場合の妄想をする状況が、まさにそういう、属性に恋する愚かさを映像化しています。浜辺で恋人同士が走る時も、老いて死ぬ時も、相手は舞妓の格好だという。)
そういった、客の要望(最初に提示した枠からはみだすのをものすごく嫌うとか)に応じ、さらに監督の考えをそのまま形にするという、アニメ脚本家の仕事のお話は、経験者でないとわからないものです。
一方、エヴァの論説でもそうでしたが、思想家やライターが自分の思いや学説を作品に投影した評論は凡庸です。
2021年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品を購入したにも関わらず、物凄い黴臭くて部屋の中にも置けません。しばらく外で干してからでないと読めない状態です。もっと保管方法を考えて欲しいです。中身についてのレビュー以前の問題です。
2011年11月16日に日本でレビュー済み
まず斎藤千和さん(ほむらの声優)と悠木碧さん(まどかの声優)の対談記事からはじまる。一般的に声優さんがアニメについて語ることといえば、撮影現場、オーディションの内容といった声優ファンにしか楽しめないような内容になりがちなのだが、この記事ではアニメの内容について深く語られていた。
「もしまどかが、ほむらとさやかのどちらかしか助けられない状況に陥ったとき、彼女はどちらを救うのか」や、「女性だからこそ共感できる、ほむらがまどかを思う気持ち」についてもそれぞれ議論を交わしている。
そして「制作現場のみんなもアニメについてばかり話していた」などと、語っていることから、得てして良いものを作ろうという空間が作られていたことがわかる。他にも好きなキャラクターについてや、それぞれがキャストに選ばれた必然性にも言及している。
個人的に一番気になっていたのは虚淵玄と田中ロミオの対談である。両者ともに一世を風靡した経験のあるシナリオライターであり、虚淵玄はこの『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本とシリーズ構成を担当している。
記事では『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本依頼はどのようなものだったか、ネットで繰り広げられている解釈について、頻繁に比較される『新世紀エヴァンゲリオン』との関係性について語られている。
しかし驚いたのは、本書が『魔法少女まどか☆マギカ』についての書籍だというのに、その他のことについて話が大きく飛躍していたことだ。
田中ロミオから見た虚淵玄の印象だったり、その逆だったり。ループものの比較としての『CROSS†CHANNEL』(田中ロミオ脚本のPCゲーム)の話になった時は、虚淵玄がこの作品の素晴らしい点を滔々と述べている。『Fate/Zero』を書いたことによって虚淵玄がどのような変化を遂げたか、などについても深く語られていた。しかし、私はこのような話の飛躍の仕方は面白いと思った。もともとこの両者が対面したのは、『魔法少女まどか☆マギカ』について語らせるのではなく、この部分を話させるためだったのかと思うくらいに、自然な話の持っていき方だった。
この対談の素晴らしい点は、本来アニメに疎かった人が、なにかと話題な『魔法少女まどか☆マギカ』を見て、魅せられ、虚淵玄というシナリオライターを知り、そしてこの記事によって田中ロミオを知る……という『魔法少女まどか☆マギカ』から巧く新境地へとファンを誘導する作戦がなされている事だと思う。もちろん深読みかもしれない。現に取材者が『CROSS†CHANNEL』のボツシナリオについて「これがなぜ収録されていなかったか」等の質問を田中ロミオ氏にしていたため、単に取材者の趣味に走っただけなのかもしれないが、最終的には巧く『魔法少女まどか☆マギカ』について絡めて終わらせているため、個人的には非常に満足できた。
この他にもスタッフの方々の解説やイラスト等が載っており、値段以上の読みごたえは十二分に得られた。ただ蒼樹うめ先生や劇団イヌカレーさんの対談も読んでみたかったという気持ちは否定できない。
「もしまどかが、ほむらとさやかのどちらかしか助けられない状況に陥ったとき、彼女はどちらを救うのか」や、「女性だからこそ共感できる、ほむらがまどかを思う気持ち」についてもそれぞれ議論を交わしている。
そして「制作現場のみんなもアニメについてばかり話していた」などと、語っていることから、得てして良いものを作ろうという空間が作られていたことがわかる。他にも好きなキャラクターについてや、それぞれがキャストに選ばれた必然性にも言及している。
個人的に一番気になっていたのは虚淵玄と田中ロミオの対談である。両者ともに一世を風靡した経験のあるシナリオライターであり、虚淵玄はこの『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本とシリーズ構成を担当している。
記事では『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本依頼はどのようなものだったか、ネットで繰り広げられている解釈について、頻繁に比較される『新世紀エヴァンゲリオン』との関係性について語られている。
しかし驚いたのは、本書が『魔法少女まどか☆マギカ』についての書籍だというのに、その他のことについて話が大きく飛躍していたことだ。
田中ロミオから見た虚淵玄の印象だったり、その逆だったり。ループものの比較としての『CROSS†CHANNEL』(田中ロミオ脚本のPCゲーム)の話になった時は、虚淵玄がこの作品の素晴らしい点を滔々と述べている。『Fate/Zero』を書いたことによって虚淵玄がどのような変化を遂げたか、などについても深く語られていた。しかし、私はこのような話の飛躍の仕方は面白いと思った。もともとこの両者が対面したのは、『魔法少女まどか☆マギカ』について語らせるのではなく、この部分を話させるためだったのかと思うくらいに、自然な話の持っていき方だった。
この対談の素晴らしい点は、本来アニメに疎かった人が、なにかと話題な『魔法少女まどか☆マギカ』を見て、魅せられ、虚淵玄というシナリオライターを知り、そしてこの記事によって田中ロミオを知る……という『魔法少女まどか☆マギカ』から巧く新境地へとファンを誘導する作戦がなされている事だと思う。もちろん深読みかもしれない。現に取材者が『CROSS†CHANNEL』のボツシナリオについて「これがなぜ収録されていなかったか」等の質問を田中ロミオ氏にしていたため、単に取材者の趣味に走っただけなのかもしれないが、最終的には巧く『魔法少女まどか☆マギカ』について絡めて終わらせているため、個人的には非常に満足できた。
この他にもスタッフの方々の解説やイラスト等が載っており、値段以上の読みごたえは十二分に得られた。ただ蒼樹うめ先生や劇団イヌカレーさんの対談も読んでみたかったという気持ちは否定できない。
2011年10月24日に日本でレビュー済み
巻頭の悠木碧さんと斎藤千和さんの対談の切り口が良かったです。
自分を削るような演技によって培われてきたとのこと。
二人とも中学生の女の子なんですよね。
虚淵玄さんと田中ロミオさんの対談もループモノやゲームについて思う部分を描かれてました。
他の評論も良く出来ています
自分を削るような演技によって培われてきたとのこと。
二人とも中学生の女の子なんですよね。
虚淵玄さんと田中ロミオさんの対談もループモノやゲームについて思う部分を描かれてました。
他の評論も良く出来ています
2013年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ユリイカという本の存在を知らなかったので、やられたーっと思いました。以上