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スポーツ批評宣言あるいは運動の擁護 単行本 – 2004/3/25

3.7 5つ星のうち3.7 16個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

潜在的なものが顕在化する瞬間のために-。映画、文学、思想、様々なジャンルの批評でインパクトを与え続ける著者が放つ、初のスポーツ批評論集。ワールドカップ狂想曲や、プロ野球を中心に語る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 青土社 (2004/3/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/3/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 242ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 479176109X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4791761098
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 16個の評価

著者について

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蓮実 重彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スポーツと映画の関係、その見方が180°変わるという意味で、さすが教育者が書いた本。読むべき本。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年8月22日に日本でレビュー済み
映画とのアナロジーで批評を考えて、その「運動を擁護」し、「物語を批判」することは、蓮実ファンであれば勝手知ったりというところか。
彼のトリッキーな批評文体に酔うことも楽しい経験であるし、これほどの知性がプロ野球やサッカーを論じることには敬意を表すべきである。
本書で最も冴え見せているのが日本のスポーツジャーナリズム批判であり、スポーツを語る言葉がどうして、Numberに代表されるような「気持ち」優先の浪花節に流れて瓦解していくのか、という疑問を持つものには痛快である。「あの場面はどんな気持ちで・・」という質問を平気でするインタビューアを唾棄する気持ちも共感できる。
ただし、著者の思い入れの部分は、「神に愛されたサッカー選手」「プロレタリアートの反乱がサッカーに必要」「長嶋は明治維新の終焉を意図した」「非戦後性に徹した野茂」など、「物語的言辞」のオンパレードです。
批評の切り口は斬新で、スポーツの新しい見方、いや本来の見方を提示してくれる書物だとはおもいますが、知識人の余技であることには変わりなく、自分の求める「物語」を利用して、既存の「物語」を打倒しようとしているに過ぎません。ファンである以上、そこまで冷静に批評できないのは当然でしょうが、映画批評と同様、物語批判が物語りに溺れる、という蓮実批評の弱点をさらけ出しているとしか思えません。
もちろん、もっとひどいのは相槌係の渡部直己ですが。
いずれにせよ、真に求められる「言語による運動の擁護」には程遠いのではないでしょうか。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月1日に日本でレビュー済み
 野球記事など、誰にでも書ける。巨人の勝敗と、四番の打率。後は、選手が語る試合後の「気持ち」を載せれば、記事は完結する。下手に批評などしようものなら、次号から「気持ち」を教えてもらえなくなる。

 そこに闖入してきたのが、蓮實重彦だった。ホームランなどつまらない。しょせんは大きな外野フライにすぎない。それに比べて三塁打を見よ。テレビではなく、球場まで足を運んで見てみよ。その動きに目を見張ってみよ。言葉で語るのではなく、「運動」を体験してみよ。そして、ジャーナリストは、運動を語るに足る言葉を駆使せよ。確かに斬新な評論だった。それほど難しい話でもないから、スポーツ紙の読者や編集者でも、読めば分かる。分かったと思う。

 しかし、業界の掟を踏みにじった罪は重い。たとえば、『季刊 サッカー批評』編集長の半田雄一は、蓮實に対して敵意をあらわにして噛み付く(P.184)。「前提となるサッカーの常識がないくせに暴論をぶつけているものだからなんの効果もなくて、つまりただの暴論なわけです」、と(P.185)。文芸評論の業界ならいざすらず、スポーツ評論の土俵だから、逆らったところで、怖くも何ともない。

 対談の相手を仰せつかっているのは、渡部直己。スポーツ批評における蓮實の太鼓持ちで、1989年には『読売巨人軍再建のための建白書』を、共著で出版している。文芸評論なら絓秀美、映画評論なら山根貞男の立ち位置になる。

 2002年日韓ワールドカップの結果について、「前回『ユリイカ』で対談をしたときに蓮實さんがおっしゃった予言、いくつも当たりましたね」、と冒頭からヨイショで始まる(P.69)。「まあ、一勝できればいいでしょうね。かろうじて、一勝一引き分けでしょう」(P.68)。これは当たった。大正解。一勝一敗一引き分けだった。ブラジル優勝(P.69)、これもまぁ当てた。「あれだけ予選突破に苦しんだブラジルが、けっこうスルスルっと行ってしまうのではないか」、と(P.58)。ちなみに、下馬評は、圧倒的にフランスだった。「ジダンの不調」(P.69)。これも当たった。「ジダンは前回ほど活躍できませんよ」、と(P.58)。ジダンは、韓国との親善試合で負傷してしまい、本大会では第三戦に出場したのみだった。親善試合は五月二十六日で、対談は五月九日だったから、これは蓮實の「予言」的中であろう。

 しかし、言い過ぎもある。「日本の「ナショナル・チーム」が何かの間違いで決勝トーナメントに進んだら、また「天罰」が落ちると思う」(P.68)。たとえば、アルゼンチン、ポルトガル、フランス、ロシアなどの強豪国の敗退、対韓国戦の誤審、日本のトルコ戦の敗退。これも全部、日本が決勝トーナメントに進んだ罪に対する「天罰」なのだそうだ(P.69)。日本がグループリーグを突破すると、何の関係もない他国まで、連帯責任の巻き添えを喰らうらしい。そもそも、決勝トーナメントに進まなかったら、日本はトルコと戦ってないでしょうに。

 蓮實は、学習院初等科の頃から、こうやってクラスの野球少年やサッカー少年を小馬鹿に皮肉っていたのだろうか。それこそいつか「天罰」が当たると思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月23日に日本でレビュー済み
内容には賛否両論あるものの議論の組み立てが蓮見さんらしい。
やっぱり賢い人がスポーツを語るのは面白いです。
反論があれば同じレベルでやれば良いので。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年6月10日に日本でレビュー済み
蓮實氏が俗物であるのは十分存じ上げていたつもりだったが、正直ここまでレベルが低いとは思わなかった。自分が多少なりとも知っているジャンルで見るからこそ、わかることなのだろうが。
書かれている言説は2ちゃんねるのサッカー板とさして変わらない。というか、2チャンネルですら「アイタタタ」と揶揄される厨房レベルだ。対談の相方である渡部の茶坊主ぶりもすごい。どの発言も「ハゲドウ」と言わんばかりの追従ぶりだ。
一つ一つの発言は確かに刺激的であるが底が浅く、にわか知識に基づいており、ブランドと権威に弱く、有名人大好きで、弱いものを叩きたがる。悲しいことに芸にすらなっていない。こんな厨房はいまどき2ちゃんねるでもそうは見かけない。
また84年に書かれた「草野進との対談」が収録されているのには目を疑った。草野進の正体が蓮實本人であることは周知の事実。あの顔でネカマまがいの文章を書いても、当時なら若気の至りで済んだかもしれない。しかし、20年後に出版される本に収録するのはあまりにも恥ずかし過ぎる。まともな感性の持ち主なら原稿を破り捨てたくなるはずだが、彼はそうではないのだろう。
この程度の人物が「日本を代表する知性」だという現実を知るには良いかもしれない。けど、そういうマゾ趣味がないならお金の無駄。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年6月21日に日本でレビュー済み
確かに言っていることは「正論」も多い。が、もう妄想に近い「暴論」も多い。ただそれを自分で「正論」というあたりが「やっぱり教授はこういう人種かな」とも思う。例えばドイツのGKオリバー・カーンをワールドカップのブラジルとの決勝でのミスと1999年のチャンピオンズリーグの決勝でのミスを例として「80分以降必ずミスをする」というがカーンがすごいプレーを見せた2000年のチャンピオンズリーグの決勝でのPKの事には一切触れていない。また「サッカーは神に愛されたものだけが活躍できる反民主主義的なもの」などと言っておられるが神に愛されてるかどうかなんていうのは抽象的すぎるし努力というものの否定に思えてならない。時間とお金に余裕があれば読んでみるのもいいですが積極的にはお奨めできません
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月10日に日本でレビュー済み
さすがの蓮實ワールド。
十年ほど前に読んだがいまなお影響を受けている。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年5月23日に日本でレビュー済み
正直、無学な俺にはわけのわからない文章もあったりする。が、渡部直己と
の3度の対談は、やはり「斜から見た」正論だ。戦術論やナショナリズムに
こだわらず、「すごいプレーを見て気が狂いたい」という言説は非常に刺激
的だ。
ま、あんまり難しく考えなくとも、「たわけ、死ね」だの「田舎野郎」だの
蓮實氏の切れ味鋭い悪口にしびれてみるだけでもこの本は買いだ(笑)。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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