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脳の彼方へ: 神経心理学の旅 単行本 – 2005/6/1

4.6 5つ星のうち4.6 2個の評価
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「私」はどこにいるのか？

事故によって性格が変わってしまった男性たち。
自分が死んでいると思いこんでいる老女。…
テレポーテーションがうまくいかず、自分が二人になってしまう話。
ある日突然、自分の頭の中が透けて見えるようになった青年の話。…
長年の臨床体験で得られた症例と日々の生活、そして豊かな想像力をもとに、「意識」とはなにか、「自分」とはだれかを探る。

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  1. 本の長さ
    308ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    青土社
  4. 発売日
    2005/6/1
  5. ISBN-10
    4791761944
  6. ISBN-13
    978-4791761944
  7. すべての詳細を表示
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 青土社 (2005/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 308ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4791761944
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4791761944
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 2個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

ろんべるぐ
5つ星のうち5.0 これほどいい本はめったにおめにかかれません
2005年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知性、ユーモア、思いやり、深い思索と神秘にあふれた本です。
著者は臨床神経心理学者で、エッセイ的な著作としては最初のものだそうです。
第2のオリバー・サックスと呼ばれているだけあって、
神経心理学の専門的な話と、輝くばかりに美しく詩的な文章とが
織りかさなって、
独特の雰囲気をかもしだしています。
特に、最後の章の「カモメ」には、とても感動させられます。
脳という肉塊と、ただ一度きりの人生というかけがえのないこの体験とを
無理矢理むすびつけようとはせず、それぞれを知的で情愛に満ちた
まなざしで探求し続ける著者の姿には深い感銘を受けました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
hurec
5つ星のうち4.0 こういう書き方もあるんだ、という神経心理学エッセー
2005年10月13日に日本でレビュー済み
　「神経心理学への旅」というサブタイトルにもあるように、本書は脳神経科学の中でも、特に心理学的側面の強い臨床事例を主に取り上げ、エッセー風の語り口で話が展開されていく。読んだことがある方には、映画「レナードの朝」の原作、邦題「目覚め」を記したオリバー・サックステイストの著作だといえばわかりやすいかもしれない。
　本書の展開は、臨床例を具体的に報告しながら、その症例の「奇妙さ」「複雑さ」などを単に謳うだけではない。むしろ架空の物語、回想を交えながら展開していくその内容はむしろ小説に近いものといえる。エッセー的なものとして読む分には、現実とフィクションの世界を楽しむのが良いだろう。
　ただし、そうした本書の持ち味が実際の症例・現実がどこまでで、どこがフィクションであるのかが判然としないため、ある程度の脳神経科学の知識を有する人でない限り、これを「臨床例の説明書」として読んでしまうのは危険である。少なくとも、脳神経系、なおかつ精神面に影響する症例というのは一般的に見れば起こりそうもないくらい奇妙な症例が多いものである。実在する症例ですら素人からすればフィクションに思えてしまうようなものが結構ある。現実の知識とお話の知識、これを確実に区別しにくいという点で、今回は星4つとした。
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