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ミーム・マシーンとしての私 上 単行本 – 2000/7/1

3.7 5つ星のうち3.7 12個の評価

文化とは、人間とはなにか。模倣によって伝わる文化の遺伝子〈ミーム〉、この概念がまったく新しい答えを導く。強力な論証で人間観の変革を迫る、革命的文明論!
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

なぜ人間だけが文化をもつのか。高度な技術や言語、宗教はなぜ存在するのか。それは人間にだけ模倣の能力があるからだ。文化の遺伝子「ミーム」の概念を深化させ、ダーウィニズムの手法を文化・文明の解明に適用した文明論。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 草思社 (2000/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 237ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4794209851
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4794209856
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 12個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年5月9日に日本でレビュー済み
勝手にネット上からコンピューター言語用語の定義を借用。
C言語に慣れている人はお馴染です。トライする人はトライする分野で
比喩としても突っ込みどころ満載ですが…。

井筒俊彦先生の『意味の深みへ』からインスパイアーされました。

■ヒープ領域

動的に確保と解放を繰り返せるメモリ領域。
データの仮置き場や、臨時の作業台のような存在。

■スタック領域

コンパイラやOSが割り当て、アプリケーションでは自由に操作できない領域。

となるとスタック領域が脳の中枢で幼少期の記憶や信念体系、無意識で容易に書き換えられない記憶で
ヒープ領域が一時記憶で容易に書き換えられてすぐに意識に現われては消えるデータや存在と言える。
ミームは自由に主にヒープ領域を自由にウィルスのように人間同士の間を自由に行き来出来る複製子で
流行り廃りがあり重みづけや実用度などもあるのだろう。稀にスタック領域を往来できるものとなると
人類にエポックメイキングなものパラダイスシフトや認知フレームを変化させるまでの勢いがあるミーム
と言えるかもしれない。ミーム自体はデータベース的なメタファーとも相性が良いと思われますので刷新
が待たれる。(インターネット・ミームやミーム自体のウィキや千夜千冊なども参考に成ります。)

ミーム同士の拮抗をスピリチュアル的な観点から眺めた『パラダイス・リゲイン』であるし、
最近のビジネス自己啓発書と言いましたら『Chatter(チャッター)』になると思います。
他にも類書はあるかもしれませんがこの程度しか知りません。(ガブリエル・タルド『模倣の法則』とか)

現在はヒープ領域にDoS攻撃みたいなものをされる情報環境下で現代人は疲労困憊と言えます。
毒親などに遭遇すると一撃でスタック領域がヤラレテしまう危険性があります。
ミーム自体検問されたり占拠されたりしたら大変です。道化の様にオドケて走り回るしかない?

などなどメタファーでした。(『レトリックと人生』なんてのも)

文庫化希望です。

※また共有メモリや上記などのメタファーで憑依体質や多声的なものや異種混合型の存在など
『今日よりもマシな明日』などで述べているイシューを説明出来そう。

またグローバルノースではコト消費と言う名のクリエイティブ産業が栄えて、
ヒープ領域の拡張作業が盛んで、一方でスタック領域の分野が軽視され易く、
生のコモディティ化(シンエヴァ)が起きているのが実態なのかも。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会生物学の限界を超えるものとして、期待して読んだが、限界を超えるどころか、無理な仮説設定で、社会生物学以上の失敗に終わっている。内容は、「模倣」によって伝播されうる広義の「情報」を遺伝子に喩えて、「利己的なミーム」が人間の過剰に進化した脳を「ミーム・マシーン」=「ヴィークル(乗り物)」として乗りこなすことによって、ミームが生き残りを競い合うという壮大だが空疎な仮説である。この点、スティーブン・ジェイ・グルードらが、このミーム概念を「意味のない有害な比喩」と評したのに、まったく賛成。ミームという概念を仮設してみたところで、新たな展望が開けているようにはとても思えない。たしかに、結論的主張のように、われわれはミームたるイデオロギーによって構成された、「私」というミームたるアイデンティティを生きていかざるをえない。しかし、そんな主張は従来からあって、そのために新たに「利己的なミーム」が脳で生存を競い合うという荒唐無稽な概念が必要であるとはとても思えない。
積極的に推奨できないが、批判的に読める人は、一読も良い。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミームとは、文化や思想などが伝播していく遺伝単位のようなもののことですが、これが実在するかしないかは別にして、この存在を仮定することにより、本書では大変ユニークな議論が展開されています。なぜ、人の脳は必要以上に大きくなったのか?なぜ、人は考えることをやめられないのか?なぜ、人は他人から好かれようとするのか?こうしたことを進化論的にすっきりと説明してしまいます。
非常に面白い議論が展開されていますが、論理は荒く、好き嫌いがはっきりするところでしょう。また、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」は大前提なので、これを予め読んでおかないと議論がつかみにくいと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Memeとソーシャルメディアの関係について、自分なりに考えをまとめたいと思いその参考のために読みました(ソーシャルメディアそのものについての記載は本書にはありませんが)。MemeおよびMeme学に関して、仮説と自説検証、対照理論の検証を繰り返しながら結論を導いた誠実な科学書で、興味深い記載も随所に見られます。が、翻訳が(自然な)日本語になっていない部分が多く、原書で読むより早いだろうと思ったのは結果的に大誤算でした。中級以上の英語力の方は、原書を読まれることをお薦めします。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年9月11日に日本でレビュー済み
社会科学の分野において、これだけ自然科学の知見を踏まえつつ、大胆な仮説を提唱したものは知りません。

ミーム学という領域を作ることで、
進化理論を社会科学に当てはめることで現象面に囚われがちな社会科学の知見を根本から見直すとともに、
遺伝子進化に全て還元してしまいがちな社会生物学・進化心理学にも限界があることを突きつけています。

更に、ミーム学の法則を用いて究極の問いである「自己とは何か」にまで展開していることで、既存の哲学にも挑戦しています。

ベースに進化理論・脳科学・複雑系理論があることが、この仮説のもっともらしさを増幅していると思います。
この仮説の正しさは更なる研究をしないと検証されないと思いますので、是非研究を続けて欲しいと思います。

ただ、従来の社会科学者からは反発を受けるでしょうし、自然科学者からも反発を受けるかもしれません。
真理を見つけようとすることからの反発ではなく、
自説というミームを葬り去られることへの恐れからの反発だと思いますが。

リチャード・ドーキンス、ダニエル・デネット、スティーブン・ピンカーを読んで興味を持たれた方には必読書です。
また、「ダーウィン文化論」を読んですっきりしなかった人にもお薦めです。

2009/3/9読了(上下巻)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月14日に日本でレビュー済み
著者は言語自体が自己複製子(ミーム)であるという仮説を唱える。多くの傍証が提出されるが、ドーキンス自身も述べているように、興味深いアイデアとはいえるだろう。私はこの考えについて数年間、時折考えてきたが、仮に言語がミームであるとするなら、個体の複製に不利であるにもかかわらず、言語が増殖するという状況があるはずである。

現実はどうか。言語能力の高い個人は、現代社会だけでなく、過去の社会でもそれなりには適応度が高かっただろう。現代社会では、言語能力は明らかに高い収入につながっており、それは潜在的ではあれ、適応度を高めている。

とするなら、言語がそれを操る個体の利益を超えたミームだという仮説は、反証はされないまでも、有利な状況証拠を得ているわけではないように思う。よって私の判断では、「利己的な遺伝子」で提示された以上の大きな論理的な進展をなしているようには思えない。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年10月19日に日本でレビュー済み
ミームをご存知だろうか。ミームとは訳すならば模伝子。この本はミーム研究の第一人者によって書かれた、ミーム研究の入門書。人間はミームを複製し、伝えることに人生の大半を費やしているというのが、ブラックモアの考えである。ミームは生物学者リチャード・ドーキンスにより考案された言葉で、ミームによる文化の進化を生物学で言うところの遺伝情報の機構にアナロジーを求めている。遺伝情報はDNAという形で書き込まれているように、ミームは人間の脳に格納され、言葉や模倣で人から人へと伝達していく。そしてミームは様々な複合体に変化する。それは歌や踊り、カルト宗教だったりする。ブラックモアは本の中で、いろいろとミームについて説明するけど、訳者が冒頭で述べているように日本人には馴染みのない専門用語が頻出し、文章だけで図表がないので、途中で理解不能になるかもしれない。最近になって日本人の手による、ミーム学の本が出てきたけど、これらの本は本書を参考文献にしていることが多い。だからミームに興味のある人は一度本書を読んだほうがいいと思う。
一読して思ったのは、著者は徹底した人間機械論、唯物論者なので、スピリチュアルな信仰をもっている人には不快に感じるかもしれない。というよりも、この本は霊的なものを拒絶する人のためにあると言ったほうがいい。
ブラックモアは2001年1月号の日経サイエンス誌にミームに関する一般向けの論文を書いているので、まずはそちらを読んでから本書を読むと、ミームの理解度が高まるだろう。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月28日に日本でレビュー済み
ミームという新しい概念をとても親切に教えてくれる本。
ドーキンスから始まっただけあって、無知に近い私でも読めるくらい。
ただその分、知識人の方々からは叩かれちゃうんだな。
実際のところ、説明をするための論証が多いから納得させられそうになるんだけど、反証が無いからどうにも説得力が足りない感じ。
さすがアメリカ人?
ただ考え方は本当に興味深い。どこからどこまでミームとするには、ミームが学問として若いから難しいけど、これの概念がわかっていると世界を見る目が変わっちゃう。それぐらいお奨め。
でも論証反証できない部分が多いから、自身で鵜呑みしないで取捨選択をしながら読もうね。一番重要なのは、本自身のミームではなく
貴方自身のミームだろうから。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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