環境・場所など周囲の状況で結果とした起きた事象のつながりが歴史になっている。
なぜユーラシアの文明が今日主流になったのか、アフリカの人類史、広範な人類史を俯瞰してよくまとめられている。
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銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 単行本 – 2000/10/2
ジャレド ダイアモンド
(著),
倉骨 彰
(翻訳)
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なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。朝日新聞〝ゼロ年代の50冊〟2000年~2009年に刊行された全ての本の第1位のに選定された名著。
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2000/10/2
- ISBN-10479421006X
- ISBN-13978-4794210067
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対象商品: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
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商品の説明
商品説明
銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)
否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。
たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。
著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)
内容(「MARC」データベースより)
なぜアメリカ大陸の先住民の方が逆に旧大陸を征服できなかったのか? 各大陸の住民の運命を決めたものとは何か? 人類史を動かした様々な要因を詳細に分析し、具体的検証を加える。ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞作。
著者について
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。『銃・病原菌・鉄(上)(下)』(倉骨彰訳、小社刊)はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァ-賞を受賞している。邦訳書は上記のほかに『セックスはなぜ楽しいか』(長谷川寿一訳、小社刊)『人間はどこまでチンパンジーか?』(長谷川真理子・長谷川寿一訳、新曜社刊)がある。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2000/10/2)
- 発売日 : 2000/10/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 332ページ
- ISBN-10 : 479421006X
- ISBN-13 : 978-4794210067
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,275位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 71位文化人類学一般関連書籍
- - 412位世界史 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月6日に日本でレビュー済み
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台湾から東方へのオーストロネシア語族の進出、マダガスカルの独自の進化、中国の特異性など興味深い話が多々ある。
2023年9月22日に日本でレビュー済み
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読みやすく、読了後も味わい深い。
この本は手放せません。
この本は手放せません。
2023年8月18日に日本でレビュー済み
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上巻に続いて下巻でも文字・科学について触れたあと、では現在の状況は何故起きたのか?を考えていく。言語学が混ざりあって、解説は難解であるが、これまでに解いた謎を組み合わせ、具体的にアプローチする。複雑な世界だからこそ、分かることを並べていき、その中で論を立てる。振り返ると今の世界、自分を俯瞰して見ることが出来ました。
2022年11月11日に日本でレビュー済み
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素晴らしい書籍そして資料。だが、翻訳が酷い。直訳のような文で、読解に時間がかかる。頭の中で文章を編集する必要がある。
2023年5月30日に日本でレビュー済み
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素晴らしい本です。Jared Diamond氏のYoutubeをみながら他の本も購入しております。
2022年8月18日に日本でレビュー済み
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脳の活性化の為に読み始めました。そうだったのかと言う事が多く、自分の無知を恥じますが、時間はあるのでゆっくり学び直します😄