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複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 単行本 – 2005/2/25
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- 本の長さ357ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2005/2/25
- ISBN-104794213859
- ISBN-13978-4794213853
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
「6人たどれば,世界中のだれとでもつながる」という話を聞いたことがあるだろうか。こういった不思議なネットワークは細胞の代謝,食物連鎖,インターネットなど,自然/人工を問わず,あらゆる場所で見ることができる。本書はランダム性と規則性の中間にある,この不思議な「スモールワールド・ネットワーク」の発見の経緯や,この研究の応用分野を丁寧に解説する。この本を読み終えたときには,タイトル通り,単純な法則で複雑な世界が成立していることに驚嘆するだろう。
(日経バイト 2005/05/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
60億いる人間は、知り合いをたどれば誰とでも6段階でつながっている。脳のなかには数十の機能部位があるが、それらはニューロンをたどっていけば互いにほぼ3段階でつながっている。何十億もあるウェブページは、リンクをたどればどれも19段階程度でつながっている。どうやらこれらはすべて、同じつながり方をしているようだ。このように膨大な要素が、数段階でつながってしまうネットワークは、人間社会や脳、インターネットだけでなく、この世界のいたるところに存在するらしい……。この発見が、いま、純粋科学から経営などの応用面まで、さまざまな分野に革命的な進歩をもたらそうとしている。それはなぜか?
ネットワークの特質を知ることが難問の解決につながる
これらのネットワークは構造が似ているゆえに、同じような特質をもっている。たとえば、これらはどれも「素速い」という特質をもつ。人々の間を伝染病や噂話があっという間に広まっていくのは、人どうしがわずか6段階でつながっていて影響が素速く伝わるからである。また、我々がよろめいても何かにつかまって転ばずにすむのは、脳の機能部位どうしがわずか3段階でつながっているため、情報を素速くやりとりできるからだ。
そしてこれからが重要なのだが、さらにネットワークを研究していけば、この「素速さ」の特質をコントロールする可能性が見えてくる。たとえば素速く広がっていくエイズを止めるにはどうすればよいか、逆に、企業内で素速く情報の共有を行うためにはどのような組織を組めばよいか、といった問題に重要なヒントが得られるのである。このほかにも、これらのネットワークに共通する特質がいくつか発見されている。そして、この特質のコントロールは、生態系の保護から経済社会における貧富の格差の問題まで、非常に多様な問題に適応できる。これがさまざまな分野に革命的進歩が起きている理由だ。
誰でも、ネットワーク科学の成果は理解し利用できる
本書はこの新しい科学の分野、「ネットワーク科学」を解説したものである。ネットワーク科学の根本は決してむずかしくない。単純とさえ言えるだろう。しかし、その単純さゆえに非常に強力で、それを知った人は誰でもこの考え方を使うことができる。本書を読み終え、世界をネットワーク科学の視点から眺めたとき、そこにはまったく違う景色が広がっているに違いない。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2005/2/25)
- 発売日 : 2005/2/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 357ページ
- ISBN-10 : 4794213859
- ISBN-13 : 978-4794213853
- Amazon 売れ筋ランキング: - 60,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 172位科学読み物 (本)
- - 7,595位ビジネス・経済 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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紹介する書。システムは個々の要素と、それら要素間の相互作用
に基づいて、初めて完全に理解することができます。本書では、
“スモールワールド”というネットワークの概念から、様々な
世界の仕組みを探ります。
スモールワールドに必要なのは少数の長距離リンク、もしくは、
きわめて多数のリンクを持つハブ。そんな単純な仕組みが、
インターネット、生態系、病気の流行、蛍の点滅までに見られ
るそうです。映画「私に近い6人の他人」のテーマでもあった、
“世界中の人は6人でつながっている”という説も同じ。著者は
語ります。人間社会に固有の複雑さの多くは、複雑な人間の心
理学とは実際にはほとんど関係ないかもしれないと。
科学の目的は「秩序なき複雑性のうちに意味ある単純性を見出
すこと」。われわれの世界は見かけよりも単純なのかもしれま
せん。
世界中の誰とも6人の友人を介してつながる
というネットワーク理論の6 Degreesを下敷きにしていたと思う。
MIXIのマイミクをたどっていったら近しい友人にたどり着くことも
あるかもしれない。
そういったことを学問としてやっているのがネットワーク科学です。
このネットワーク科学は、人間社会、生態系、脳細胞などなど
まったく異なる分野で、いろいろな事象を説明できてしまうのです。
しかし、本は厚いですが、内容は難しく書かれているわけでは
ありません。非常に読みやすい。知的好奇心を満たしてくれる本です。
しかし、そうした共通する特徴から新しくなにが言えるのか、という肝心の点が欠けているので、どうにも物足りない印象がある。安全保障と環境保護について、わずかな示唆がある程度というのは……。もっとも、これは著者の責任というより、ネットワーク科学自体がまだ新しい分野だからかもしれない。
単純にスモールワールドがどういうものか知りたいというだけであれば、この本で十分に用は足りると思う。
こういうSmall Worldは、知人関係だけでなく、食物連鎖やInternetやHyperlinksと、とにかくあらゆる所に顔をだすが、本書はこの分野へのBalanceのとれたいい入門書となっている。是非手にとって御覧いただきたい。
ネットワーク理論の眼鏡で見るとそうなるんだな、という新たな視点はいただきました。
それで★4つをつけさせて頂きました。
しかし、なぜ様々な領域でこのような関係が重要な視点だといえるのか、
この理論で説明できないものがどれほどあるのか、領域を超えて同じような「関係」が見えるのは何故か、
さらに、それは単なる相関なのか因果なのか、という点ははっきりしませんでした。
本書でとりあげられた領域について、個人的に知識の濃淡がありますので、よく知らないところは何もいえないのですが、
脳(ニューロン・ネットワーク)については、かなり浅い分析だといえます。
著名な脳科学者(アントニオ・ダマシオ、V.S.ラマチャンドラン、ジョセフ・ルドゥーなど)の引用もありません。
物理学と生物学は次元が違うのですから仕方ないのでしょうが。
2008/3/10読了