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中国が世界をメチャクチャにする 単行本 – 2006/9/28
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なぜ世界中でマンホールのフタや電線が盗まれるのか?それ
は金属需要の急増が招いた、中国による国を挙げての資源漁りに端を発していた
----!改革開放に政策に転じて30年。13億のマンパワーを持ち、
グローバル経済の波に乗った中国は、いかにして世界を脅かすにいたっ
たか。各地で起きている深刻な事態を取材した驚愕の報告!
は金属需要の急増が招いた、中国による国を挙げての資源漁りに端を発していた
----!改革開放に政策に転じて30年。13億のマンパワーを持ち、
グローバル経済の波に乗った中国は、いかにして世界を脅かすにいたっ
たか。各地で起きている深刻な事態を取材した驚愕の報告!
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2006/9/28
- ISBN-104794215274
- ISBN-13978-4794215277
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2006/9/28)
- 発売日 : 2006/9/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4794215274
- ISBN-13 : 978-4794215277
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,067,684位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 173位経済事情(一般)関連書籍
- - 316位中国の経済事情
- - 347位中国のエリアスタディ
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月6日に日本でレビュー済み
2010年後半以降になり、まさにこの本の通り、中国の常軌を逸したモラルの無さや凶悪性、残虐性が世界に知れ渡りました。2000年代初頭にして警鐘を鳴らした著者は非常に聡明だと思います。
2006年12月15日に日本でレビュー済み
もし、マルクスが今世紀、「資本論」の続編を書こうとするならば、現代中国をその対象とするような気がしてならない。さらに、本書を読んだ上で付け加えるならば、中国は人類史上“最悪の資本主義国家”になっていくだろう、ということだ。そして、世界を不幸にしている“グローバル資本主義”とは、多国籍企業や国際金融資本のみの原理ではなく、「企業国家・中国」(同書)を支えるイデオロギーでもあるらしい…。
Amazonで購入
もし、マルクスが今世紀、「資本論」の続編を書こうとするならば、現代中国をその対象とするような気がしてならない。さらに、本書を読んだ上で付け加えるならば、中国は人類史上“最悪の資本主義国家”になっていくだろう、ということだ。そして、世界を不幸にしている“グローバル資本主義”とは、多国籍企業や国際金融資本のみの原理ではなく、「企業国家・中国」(同書)を支えるイデオロギーでもあるらしい…。
2007年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の中国は100年前のアメリカ、50年前の日本の姿である。世界中の資源・エネルギーを大量に消費し、技術を貪欲に吸収し続けている。輸送網の発達が過去の工業化・都市化を進展させる原動力になったが、現代ではIT化による情報網の発達がさらにそれに拍車をかける。2001年のWTO加盟で世界経済に加わった中国の勢いはまさに撹乱要因。エネルギーや国際商品市況はまだこれからも勢いを続けるであろう。一国が大国として台頭する時、経済力・軍事力・政治力・文化力といった要素が必要になるが、今の中国はそれらをすべて持っている。米国一極体制が崩れ、新たなレジームが国際社会に形成されつつある。隣国の一員として中国をいかに考えるか、そのきっかけの1つになる一冊であろう。
2014年7月13日に日本でレビュー済み
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知っていた以上に、かつ想像していた以上の中国の侵攻。その源泉は一体どこから来るのか、極めて示唆に富んだ内容であった。
2015年10月5日に日本でレビュー済み
最近、中国関係の本を読んでいます。私のスタンスは、中華人民共和国を敢えて(本来、中国共産主義の略称であり)中共と訳し、台湾を中華民国と呼ぶので自明のごとく、反中国であることを最初に表明しておきます。
本書は、書店での煽り系の中国本と似た様なタイトルですが、著者は、最近、日本経済新聞社に買収された英国高級経済誌の「Financial Times」の元北京支局長であり、中国留学で得た中国語及び中国の知識、経験を持つジャーナリストですので、それなりに読み応えと信頼性が文章にあります。
できるだけ近年書かれた本を読むようにしていますが、過去はどうだったのかということでこの本を読んだ訳ですが、タイトルにある様に、状況は悪化しているように思います。
読んでいる最中に感じたのは、産業革命を得て段階を追って、政治経済文化ともに変遷(発展)してきた欧米及び日本とは大きく異なり、(共産党)政権の延命の為に、政治信条を捨てて究極の利潤追求型資本主義街道を邁進する中国の怖さです。
我々日本も高度成長期に似たような問題を抱え、その将来に悲観的観測を持っていたのを想起させる記述もありますが、決定的に違うのはやはり、似非にせよ、民主主義国家である日本のシステム、問題を放置できない、常に改善を迫られるシステムと、唯我独尊で脇目も振らず突っ走れる一党独裁システムです。
13億もの人民を食わす為にはがむしゃらに資源獲得に邁進せざるを得ないのは大変だろうとは感じますが、その先の絵が果たして描けているのかどうか?
著者ならず世界の国(欧米)も、WTOのような世界のシステムに組み込まれた今、そうそう無茶はしないだろうとタカをくくっていましたが、8年後の今を見ると、何も変わっていない。軍備増強を加速し、自分の論理だけを正当化してふりかざす姿勢を見ると、つくづく嫌な国だと感じざるを得ません。
元を正せば、中共政権が強く主張して、国連の創立メンバーであり常任理事国であった中華民国を放り出して(経済価値の)潜在能力の高い国土を持つ中華人民共和国に入れ代えた時に、世界は、この一党独裁政権に、「力があればなんでもできる」という誤ったシグナルを与えてしまったのです。
著者が最後に「中国はいまや世界にぴったり寄り添い、組織に入って条約を結び、他国に依存しているが故に、恩を仇で返すことはできないのはないだろうか(だから、欧米は中国を柔軟に受け入れ、組織内で懐柔すればよい)」と書かれていますが、UNでも、WTOでも協調的とは言えず、今また、政府の為替操作が公然と行われている人民元をIMFの基軸通貨にするように要求するなどを見ると、楽観的、イギリス人らしい大人しい言葉でないかと疑問視します。
前後しますが、記述内容は、冒頭から、ケーススタディのように、ヨーロッパ、アメリカ、中国本土の(中国の膨張による)社会基盤、産業構造の変化を冷静に挙げられており、中国のたくましさなりを好意的に捉えています。後半では、中国の進出による内外の問題を提起して、潜在的な国にとして危うさ、それに影響される世界規模の地政学的変化を解説。
ただ、アングロサクソン系の本ではよくありますが、地図や表が乏しく、言葉で詳述しようとしているので、できれば、中国の地図、世界地図を傍らにおいて読む方がわかりやすいです。
本書は、書店での煽り系の中国本と似た様なタイトルですが、著者は、最近、日本経済新聞社に買収された英国高級経済誌の「Financial Times」の元北京支局長であり、中国留学で得た中国語及び中国の知識、経験を持つジャーナリストですので、それなりに読み応えと信頼性が文章にあります。
できるだけ近年書かれた本を読むようにしていますが、過去はどうだったのかということでこの本を読んだ訳ですが、タイトルにある様に、状況は悪化しているように思います。
読んでいる最中に感じたのは、産業革命を得て段階を追って、政治経済文化ともに変遷(発展)してきた欧米及び日本とは大きく異なり、(共産党)政権の延命の為に、政治信条を捨てて究極の利潤追求型資本主義街道を邁進する中国の怖さです。
我々日本も高度成長期に似たような問題を抱え、その将来に悲観的観測を持っていたのを想起させる記述もありますが、決定的に違うのはやはり、似非にせよ、民主主義国家である日本のシステム、問題を放置できない、常に改善を迫られるシステムと、唯我独尊で脇目も振らず突っ走れる一党独裁システムです。
13億もの人民を食わす為にはがむしゃらに資源獲得に邁進せざるを得ないのは大変だろうとは感じますが、その先の絵が果たして描けているのかどうか?
著者ならず世界の国(欧米)も、WTOのような世界のシステムに組み込まれた今、そうそう無茶はしないだろうとタカをくくっていましたが、8年後の今を見ると、何も変わっていない。軍備増強を加速し、自分の論理だけを正当化してふりかざす姿勢を見ると、つくづく嫌な国だと感じざるを得ません。
元を正せば、中共政権が強く主張して、国連の創立メンバーであり常任理事国であった中華民国を放り出して(経済価値の)潜在能力の高い国土を持つ中華人民共和国に入れ代えた時に、世界は、この一党独裁政権に、「力があればなんでもできる」という誤ったシグナルを与えてしまったのです。
著者が最後に「中国はいまや世界にぴったり寄り添い、組織に入って条約を結び、他国に依存しているが故に、恩を仇で返すことはできないのはないだろうか(だから、欧米は中国を柔軟に受け入れ、組織内で懐柔すればよい)」と書かれていますが、UNでも、WTOでも協調的とは言えず、今また、政府の為替操作が公然と行われている人民元をIMFの基軸通貨にするように要求するなどを見ると、楽観的、イギリス人らしい大人しい言葉でないかと疑問視します。
前後しますが、記述内容は、冒頭から、ケーススタディのように、ヨーロッパ、アメリカ、中国本土の(中国の膨張による)社会基盤、産業構造の変化を冷静に挙げられており、中国のたくましさなりを好意的に捉えています。後半では、中国の進出による内外の問題を提起して、潜在的な国にとして危うさ、それに影響される世界規模の地政学的変化を解説。
ただ、アングロサクソン系の本ではよくありますが、地図や表が乏しく、言葉で詳述しようとしているので、できれば、中国の地図、世界地図を傍らにおいて読む方がわかりやすいです。
2007年2月10日に日本でレビュー済み
タイトルは少し過激ですが、中国に留学経験もある元ファイナンシャル・タイムズ北京支局長による「世界の工場」
中国の経済成長に伴う影響を欧米の現地ルポを通してのミクロ面、中国現地企業のケーススタディから成長の実態を
明らかにしています。
「経済的にみて、人口は中国のなにより根本的な矛盾である。 一番の強みであるのと同時に一番の弱みでもある。」
というのは読んでみて納得です。
中国政府にとって、現在求められる重要なバランスは人と仕事のバランスをとること、それが困難な状況であること、
このことが国内市場での生産過剰につながり、国内での過当競争・価格破壊を回避するために中国企業の海外進出に繋がって
いる実態が分かります。
また、成長に必要な自然環境の極度な貧弱さのめに海外に資源を求めざる負えないことが世界の環境面に深刻な負の影響
を与えいる実態、
後半は中国自身が抱える成長にともなう環境破壊等の負の側面、腐敗等の制度的な矛盾等の解説に力点が置かれ
読んでいて共産党一党独裁体制が続く限り解決は難しいと考えさせられます。
また、国家主導で、外国人を中国にとって都合の良い親中派にするために「友好関係」を重要な外交手段として促進さ
れている実態は知りませんでした。
将来予測としては米中対決に向かうことが示唆されていますが、著書曰く中国自身の「融通無碍の実利主義」に
よって回避され世界のシステムに中国自身が組み込まれていくのではないかとの楽観的な見通しで纏められてい
ますが、中国社会からすでに信頼が損なわれて法治精神がない状態では難しいのではと思えてなりません。
中国の経済成長に伴う影響を欧米の現地ルポを通してのミクロ面、中国現地企業のケーススタディから成長の実態を
明らかにしています。
「経済的にみて、人口は中国のなにより根本的な矛盾である。 一番の強みであるのと同時に一番の弱みでもある。」
というのは読んでみて納得です。
中国政府にとって、現在求められる重要なバランスは人と仕事のバランスをとること、それが困難な状況であること、
このことが国内市場での生産過剰につながり、国内での過当競争・価格破壊を回避するために中国企業の海外進出に繋がって
いる実態が分かります。
また、成長に必要な自然環境の極度な貧弱さのめに海外に資源を求めざる負えないことが世界の環境面に深刻な負の影響
を与えいる実態、
後半は中国自身が抱える成長にともなう環境破壊等の負の側面、腐敗等の制度的な矛盾等の解説に力点が置かれ
読んでいて共産党一党独裁体制が続く限り解決は難しいと考えさせられます。
また、国家主導で、外国人を中国にとって都合の良い親中派にするために「友好関係」を重要な外交手段として促進さ
れている実態は知りませんでした。
将来予測としては米中対決に向かうことが示唆されていますが、著書曰く中国自身の「融通無碍の実利主義」に
よって回避され世界のシステムに中国自身が組み込まれていくのではないかとの楽観的な見通しで纏められてい
ますが、中国社会からすでに信頼が損なわれて法治精神がない状態では難しいのではと思えてなりません。
2007年2月27日に日本でレビュー済み
小生の参加するある勉強会で知ったのだが、反米主義の中南米諸国に中国が相当な資金供給やノウハウの提供をおこなって、
手を結ぶ関係にあるそうだ。それを脅威と感じている米国が、中国の出方次第では今後なんでもありうるような気がするが、本書の著者は楽観的である。
とはいえ、中国語が出来る著者による世界をまたにかけての地道な取材をもとに書いている好著である。
米国の要であった切削機メーカーがじわじわと中国に買収されそうになる話(128頁)
などが固有名詞をあげて綴られている。猪突猛進のエネルギッシュでまだ十分に腹いっぱい
食べる事の出来ない国民が多数いる御国。
広い国土ゆえ、ある種隔離された遠方の村で、廃棄されたIT機器から金を抽出
する際に猛毒を使っているというドキュメンタリー番組や、WWFによる、胆汁を取るために
拘束された熊(頭数は未知数何千何万かもしれない)を助けるキャンペーンやら
中国を舞台にした実話取材があとをたたない。北朝鮮との国境付近には何千頭もの熊がいまだ
高速服を着せられた状態で胆汁を抜き取られているらしい。
おおぜいの覇気あふれ貪欲な国民と広大な国土に恵まれた国、その現状そして未来を
考えてみたい一般の人、日中関係の将来を担うべき人材に読んでほしい。
手を結ぶ関係にあるそうだ。それを脅威と感じている米国が、中国の出方次第では今後なんでもありうるような気がするが、本書の著者は楽観的である。
とはいえ、中国語が出来る著者による世界をまたにかけての地道な取材をもとに書いている好著である。
米国の要であった切削機メーカーがじわじわと中国に買収されそうになる話(128頁)
などが固有名詞をあげて綴られている。猪突猛進のエネルギッシュでまだ十分に腹いっぱい
食べる事の出来ない国民が多数いる御国。
広い国土ゆえ、ある種隔離された遠方の村で、廃棄されたIT機器から金を抽出
する際に猛毒を使っているというドキュメンタリー番組や、WWFによる、胆汁を取るために
拘束された熊(頭数は未知数何千何万かもしれない)を助けるキャンペーンやら
中国を舞台にした実話取材があとをたたない。北朝鮮との国境付近には何千頭もの熊がいまだ
高速服を着せられた状態で胆汁を抜き取られているらしい。
おおぜいの覇気あふれ貪欲な国民と広大な国土に恵まれた国、その現状そして未来を
考えてみたい一般の人、日中関係の将来を担うべき人材に読んでほしい。
2006年12月24日に日本でレビュー済み
随分ショッキングなタイトルだが原題はもっと穏やかでChina Shakes the Worldだ。「中国を眠らせておくべし。目覚めた中国は世界を揺さぶる」というナポレオン三世の警句からの引用だ。本書の論点もここにある。
現在中国がもっとも重視する問題は人と仕事のバランスだ。これは毛沢東が人口増加に踏み切った結果、毎年2400万人分の雇用を生み出す必要にせまられているからだ。9-10%の経済成長率を維持しても、まだ数百万人分が足りない。雇用を重視する必要があるのは依然社会不安があるからだろう。このため中国は遮二無二成長するしかない。国内の公害にも目をつぶり、エネルギー資源も反米諸国と平気で手を結ぶ。ヨーロッパも中国の影響で苦難を味わっている。その結果現在の真の問題は、世界が中国の上昇をどこまで許すかだとしている。そして本書は「中国はいまや世界にぴったり寄り添い、組織に入って条約を結び、他国へ依存しているゆえに、恩を仇で返すことはできないのではなかろうか」と結んでいる。
中国の人口と成長のスピードを考えると、中国脅威論が出るのは当たり前と言える。従って「もう勝手に振舞えない」も良く判る。また限られた地球資源・公害などを考えると、逆に中国が、他国・環境へ「積極的に」気を配らないと、地球規模の悲劇が起こるとの感を強くした。これは我々先発の既得権を守る為ではなく、地球そのものを守る為だ。中国の影響はそれ程大きいと思われる。またこれが大国中国の生き残る道だろう。そうでないと本書指摘の如く、中国はその巨大さ故に自らを滅ぼすだろう。
やはり和訳タイトル「中国は世界をムチャクチャにする」は妥当だ。本書は是非中国の指導者にも読んでほしい1冊だ。
現在中国がもっとも重視する問題は人と仕事のバランスだ。これは毛沢東が人口増加に踏み切った結果、毎年2400万人分の雇用を生み出す必要にせまられているからだ。9-10%の経済成長率を維持しても、まだ数百万人分が足りない。雇用を重視する必要があるのは依然社会不安があるからだろう。このため中国は遮二無二成長するしかない。国内の公害にも目をつぶり、エネルギー資源も反米諸国と平気で手を結ぶ。ヨーロッパも中国の影響で苦難を味わっている。その結果現在の真の問題は、世界が中国の上昇をどこまで許すかだとしている。そして本書は「中国はいまや世界にぴったり寄り添い、組織に入って条約を結び、他国へ依存しているゆえに、恩を仇で返すことはできないのではなかろうか」と結んでいる。
中国の人口と成長のスピードを考えると、中国脅威論が出るのは当たり前と言える。従って「もう勝手に振舞えない」も良く判る。また限られた地球資源・公害などを考えると、逆に中国が、他国・環境へ「積極的に」気を配らないと、地球規模の悲劇が起こるとの感を強くした。これは我々先発の既得権を守る為ではなく、地球そのものを守る為だ。中国の影響はそれ程大きいと思われる。またこれが大国中国の生き残る道だろう。そうでないと本書指摘の如く、中国はその巨大さ故に自らを滅ぼすだろう。
やはり和訳タイトル「中国は世界をムチャクチャにする」は妥当だ。本書は是非中国の指導者にも読んでほしい1冊だ。