写真に関し、盥アットマーク氏のコメントに全く同感です。
自分には、21話収録されている文章が素晴しかった!
短編集として購入しても悔いはありません。
このような写真を撮ることのできる視点。
深く納得です。
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東京夢譚―labyrinthos 大型本 – 2007/2/24
鬼海 弘雄
(著, 写真)
土門拳賞写真家の「場所の肖像」としての東京風景。人のにおい、物語の気配を漂わせて、人間が生を営むことの手触りを感じさせる。町の彷徨エッセイ21点も収載
鬼海弘雄
1945年 山形県寒河江市生まれ。
1978年 法政大学文学部哲学科卒業。
写真集
1987年 『王たちの肖像」矢立出版、
1988年日本写真協会賞新人賞・第13回伊奈信男賞受賞
1992年 『INDIA』みすず書房、「写真の会」賞受賞
1996年 『や・ちまた:王たちの回廊』みすず書房
1999年 『東京迷路』小学館
2001年 『しあわせ:インド大地の子供たち』福音館書店、
第2回さがみはら写真賞受賞
2003年 『PERSONA』草思社、
第23回土門拳賞、2004年日本写真協会賞年度賞受賞
2005年 『In-between:ポルトガル、マルタ』
EU・ジャパンフェスト日本委員会
フォトエッセイ
1999年 『印度や月山』白水社
鬼海弘雄
1945年 山形県寒河江市生まれ。
1978年 法政大学文学部哲学科卒業。
写真集
1987年 『王たちの肖像」矢立出版、
1988年日本写真協会賞新人賞・第13回伊奈信男賞受賞
1992年 『INDIA』みすず書房、「写真の会」賞受賞
1996年 『や・ちまた:王たちの回廊』みすず書房
1999年 『東京迷路』小学館
2001年 『しあわせ:インド大地の子供たち』福音館書店、
第2回さがみはら写真賞受賞
2003年 『PERSONA』草思社、
第23回土門拳賞、2004年日本写真協会賞年度賞受賞
2005年 『In-between:ポルトガル、マルタ』
EU・ジャパンフェスト日本委員会
フォトエッセイ
1999年 『印度や月山』白水社
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2007/2/24
- ISBN-10479421572X
- ISBN-13978-4794215727
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登録情報
- 出版社 : 草思社 (2007/2/24)
- 発売日 : 2007/2/24
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 184ページ
- ISBN-10 : 479421572X
- ISBN-13 : 978-4794215727
- Amazon 売れ筋ランキング: - 936,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年9月22日に日本でレビュー済み
タイトルは「東京夢譚」だが、東京の象徴的な風景、場所、建造物は多く登場しない。大体、著者の居住地近郊である川崎の風景も数多く収められている。吾妻橋のうんこビルや都庁、六本木ヒルズといった東京のシンボルも写真の中央に鎮座することはなく、片隅にたまたま紛れ込んでいる感じなのだ。つまり、ここにある写真の一点たりとも“マスイメージの東京”ではない。絵はがきの対極とも言えるだろう。しかしながら、ここに掲げられた写真は、その1点1点にユニークな意匠、構図が含まれている。人物は居ても後姿で、ほとんど登場しないのに、風景が独自の表情を持っていて飽きることがない(著者の言葉を借りれば「場所の肖像」)。ここにあるのは写真技術ではなく、ライフワークとして気長に、日がな一日歩き続ける持久力と、観察力だろう。普通に歩いていても、きっと気づかないのに、こうして切り取られた構図は非日常的で、タイトル通り“夢っぽい”。切り取られたこの“夢っぽい”断片の集積こそが「東京」であり、それは、この街に集った人々、住む人々の“夢”の集積が「東京」であることのアナロジーかもしれない。写真を見れば鬼海弘雄の観察者としての資質はわかるが、中綴じの文章がまた何とも良いのだ。街娼に声をかけられての「それにしても情けない。世間に興味をつなげなければならない写真家としては、せめて立ち止まって、値段など、失礼にならないよう話をすれば、自分や他人の有り様や世相の一端を覗き見られたはずとすこし悔やんだ」って述懐。この逡巡と悔恨と写真家としての矜持。目線が写真家としての特権性を感じさせないのも良い。
「あまりにも社会システムの変化が烈しすぎて、暮らしをゆったりと包んでいた「文化のオゾン層」に穴があき、商品経済の強烈な「紫外線」を浴びすぎているのではないだろうか」。優れた観察者のこの言葉は重い。
「あまりにも社会システムの変化が烈しすぎて、暮らしをゆったりと包んでいた「文化のオゾン層」に穴があき、商品経済の強烈な「紫外線」を浴びすぎているのではないだろうか」。優れた観察者のこの言葉は重い。