高校生の時から読んでいた本ですが、改めて読みたいと思い購入。
人の心の変化がとても好きな作品です。
やっぱり農業って好きだなぁと思いました。
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東京・自然農園物語 単行本 – 2007/3/24
山田 健
(著)
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購入オプションとあわせ買い
世はバブル真っ盛り。都心の安アパートのワケあり住人に思いが
けない知らせがもたらされた。「みなさんは4000坪の農地の相続人に指定されて
おります。ただし----ここで有機農業をしてもらいます」ヤクザ、ホステス、学
生、しがないコピーライター。ずぶの素人4人が、それぞれの思惑を胸に農業に
挑む! 下肥づくりに虫食い被害、悪戦苦闘する彼らは土地を手に入れられるの
か? 死んだ偏屈な地主が畑に隠した秘密とは----。都心の広大な農地を舞台
に、自然のもたらす奇跡を描く。さわやかな農業ファンタジー!
けない知らせがもたらされた。「みなさんは4000坪の農地の相続人に指定されて
おります。ただし----ここで有機農業をしてもらいます」ヤクザ、ホステス、学
生、しがないコピーライター。ずぶの素人4人が、それぞれの思惑を胸に農業に
挑む! 下肥づくりに虫食い被害、悪戦苦闘する彼らは土地を手に入れられるの
か? 死んだ偏屈な地主が畑に隠した秘密とは----。都心の広大な農地を舞台
に、自然のもたらす奇跡を描く。さわやかな農業ファンタジー!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2007/3/24
- ISBN-104794215797
- ISBN-13978-4794215796
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登録情報
- 出版社 : 草思社 (2007/3/24)
- 発売日 : 2007/3/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4794215797
- ISBN-13 : 978-4794215796
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,691,423位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40,419位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変読みやすく、一気に読めてしまう本です。
今は北海道住んでおりますが、一昔の東京を思い浮かべながら読みました。
家の庭にも色々調べながらガーデニングを行うと楽しそうだなと思えるような
内容です。
今は北海道住んでおりますが、一昔の東京を思い浮かべながら読みました。
家の庭にも色々調べながらガーデニングを行うと楽しそうだなと思えるような
内容です。
2010年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はたいへん楽しいコメディタッチのお話で楽に読めます。ぜひ読んでほしいのは、自然農法を志している人たちです。全体は面白くおかしく書いてありますが、自然農法の大変さや問題点が、かなり正しく描かれていると思います。人糞から肥料をつくるまでの先人の知恵が良く描かれていると思います。たいへん参考になりました。石油が高価になり、化学肥料が利用できなくなり、人が再びこの方法を発展させなければならない時期が、実はすぐそこまで来ていることに、多くの人々はどれだけ気がついているのでしょうか?
2007年9月1日に日本でレビュー済み
小説のなかに次のような文章がある。
「目」っていうものは、なにかのキッカケで、そこに注意がいくまでは、本当に、見ているようでなにも見ていないものだなァ、と改めて驚いた。
この小説は、まさにある“キッカケ”で、それまでは近くに存在しながら見えていなかった“農業”や“隣人”と深くかかわっていく物語である。
タッチはユーモア小説風なんだけど、読んでいてとてもワクワクした。それは、この小説が、ある種のユートピア、「日常」以外の可能性を描いているからだろう。この小説で描かれているのは主人公たちの「非日常」だ。コピーライターである主人公も、隣人のヤクザ、バーのママ、学生も、その「日常」は意図的に描きこまれていない。仕事でミスをした、大きなプレゼンをかかえている、いやな奴が上司になった...そういった「日常」の出来事や感情は意図的に排除され、4人の共同体生活だけが小説に切り取られている。だから、意地悪な見方をすれば、現実を見ない夢物語なんだけど、日常に忙殺されて見えなくなっていた夢に改めて目を向けさせてくれる“キッカケ”としての小説、ってことも言えるだろう。サラリーマンでもある著者自身も、この小説を書いている時間は「日常」から切り離されたものであり、だからこそ、主人公の「日常」をあえて描かなかったんだと思う。
生産緑地法改正、バブル崩壊など小説の設定上ってことも、もちろんあるんだけど、時代背景を現在に持ってこれなかったってところが、都会における「農」の今の状況を映し出していて悲しい。
それでも、この小説キッカケで、“「農」に触れてみよう”あるいは“忘れていた「夢」についてもう一度考えてみよう”ってモチベーションが喚起されるかもしれない。そんな、人のこころを揺さぶる魅力的な小説だと思う。
「目」っていうものは、なにかのキッカケで、そこに注意がいくまでは、本当に、見ているようでなにも見ていないものだなァ、と改めて驚いた。
この小説は、まさにある“キッカケ”で、それまでは近くに存在しながら見えていなかった“農業”や“隣人”と深くかかわっていく物語である。
タッチはユーモア小説風なんだけど、読んでいてとてもワクワクした。それは、この小説が、ある種のユートピア、「日常」以外の可能性を描いているからだろう。この小説で描かれているのは主人公たちの「非日常」だ。コピーライターである主人公も、隣人のヤクザ、バーのママ、学生も、その「日常」は意図的に描きこまれていない。仕事でミスをした、大きなプレゼンをかかえている、いやな奴が上司になった...そういった「日常」の出来事や感情は意図的に排除され、4人の共同体生活だけが小説に切り取られている。だから、意地悪な見方をすれば、現実を見ない夢物語なんだけど、日常に忙殺されて見えなくなっていた夢に改めて目を向けさせてくれる“キッカケ”としての小説、ってことも言えるだろう。サラリーマンでもある著者自身も、この小説を書いている時間は「日常」から切り離されたものであり、だからこそ、主人公の「日常」をあえて描かなかったんだと思う。
生産緑地法改正、バブル崩壊など小説の設定上ってことも、もちろんあるんだけど、時代背景を現在に持ってこれなかったってところが、都会における「農」の今の状況を映し出していて悲しい。
それでも、この小説キッカケで、“「農」に触れてみよう”あるいは“忘れていた「夢」についてもう一度考えてみよう”ってモチベーションが喚起されるかもしれない。そんな、人のこころを揺さぶる魅力的な小説だと思う。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
物語としてとても面白いです。
図書館で目について借りてきて1日で読んでしまいました。
もっと続きが読みたくなりました。
4000坪ってどのくらいの広さなのか創造できるでしょうか?
アパートの大家さんでもあるその4000坪の持ち主が
ある日亡くなり、アパートの住人がその遺産を相続する?!
そんな夢みたいなことが起きたら?!
図書館で目について借りてきて1日で読んでしまいました。
もっと続きが読みたくなりました。
4000坪ってどのくらいの広さなのか創造できるでしょうか?
アパートの大家さんでもあるその4000坪の持ち主が
ある日亡くなり、アパートの住人がその遺産を相続する?!
そんな夢みたいなことが起きたら?!
2007年9月15日に日本でレビュー済み
農業ファンタジー 確かにそうだろう。
実際に素人が農業するとなったら、こんなものではないだろう。
庭の雑草でさえちょっと手を抜くとどうしようもないほど、茂る
しかし、やくざにホステス 落ちこぼれ学生にコピーライタの4人組と一緒の気持ちになって
自然の恵みの豊かさに気づかされ、感動してくる。
加工した食品でなく、自然から取れたてのものを食べたらどんなにおいしいだろうと思う。
干し柿はこうして作るモノだったのかと感心したり。
下肥がどんなに作るのに大変だけど、有益なものか分かったり。
作品に登場する、近所の小生意気な小学生と同じレベルで、自然を大切にする農業を教えてもらった気がする。
実際に素人が農業するとなったら、こんなものではないだろう。
庭の雑草でさえちょっと手を抜くとどうしようもないほど、茂る
しかし、やくざにホステス 落ちこぼれ学生にコピーライタの4人組と一緒の気持ちになって
自然の恵みの豊かさに気づかされ、感動してくる。
加工した食品でなく、自然から取れたてのものを食べたらどんなにおいしいだろうと思う。
干し柿はこうして作るモノだったのかと感心したり。
下肥がどんなに作るのに大変だけど、有益なものか分かったり。
作品に登場する、近所の小生意気な小学生と同じレベルで、自然を大切にする農業を教えてもらった気がする。