遠い異国の美術館でこの絵を見た時に私にはわかった
憂いに満ちたその横顔を見た時私は気付いた
これはあなただと。
あなたは変わらず静かに悲し気に微笑んでいる。
あの絵師が描いた時のままに止まり永遠のなかで
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美しき姫君 発見されたダ・ヴィンチの真作 単行本 – 2010/6/22
マーティン・ケンプ パスカル・コット
(著),
楡井浩一
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
決め手の一つは「指紋」だった! NYのクリスティーズで安値で落札された「絵」が、昨年、専門家チームの精査によってダ・ヴィンチの真作であったことが判明した。その作品を実際に鑑定した美術史の大家、光学調査の専門家らが自ら記した、「名画発見」の謎ときを120点におよぶカラー図版とともに紹介。
- 本の長さ256ページ
- 出版社草思社
- 発売日2010/6/22
- 寸法2 x 14 x 20 cm
- ISBN-104794217676
- ISBN-13978-4794217677
商品の説明
出版社からのコメント
19世紀のドイツの無名画家がルネッサンス期の手法で描いた絵という触れ込みでクリスティーズで170万円で落札された絵が、専門家の鑑定で時価130億円超のダ・ヴィンチの真作と鑑定された!昨年美術界を震撼させた出来事のノンフィクション。鑑定にあたった当事者たちが、いかに真作であるかを証明していくか、絵画の鑑定とはどうやってなされるか、スリリングで知的興奮に満ちた読み物です。絵画〝美しき姫君〟を公開する絵画展はすでにヨーロッパでスタートしており、日本でも2011年に公開されるそうです。
著者について
パリの「リュミエール・テクノロジー」研究所所属。マルチ・スペクトル画像分析で、『モナ・リザ』などの名画の科学的分析を行ったことで知られている。同研究所では、ルーベンス、ドラクロワ、レンブラント、シャガール、マネ、ルノワール、ゴッホなど1500以上の名画の調査を行った実績がある。
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2010/6/22)
- 発売日 : 2010/6/22
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4794217676
- ISBN-13 : 978-4794217677
- 寸法 : 2 x 14 x 20 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 527,797位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,450位アート・建築・デザインの絵画 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
9グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダヴィンチの絵画発見って、やっぱりすごいことです。でも、美術界というものお金が絡んでいるので、純粋学術的な話ですまないのでしょう。これは、持っている側が、この絵にはものすごい価値があるのだと主張している本。現代の最先端の技術を用いて、さまざまな角度から分析していく記載はきわめて興味深いものがあります。
本当は、信じない側の話も聞かないといけないんでしょうが、わたしゃ説得されてしまいました。まず、左利きでこれだけの線を出せる人はいない、というのが説得的。紙や画材の検討で矛盾がないと言う話にも穴は見つからなかったし、いや、本当みたい。
それにねぇ、この絵いいですよ、ぜったい。わたしゃ、姫君の美しさにノックアウトされてしまいました。写真や図版も多くて、分析的だけではなく、絵の魅力を伝えています。いつか日本に来ませんかね。東京でも行っちゃいそうです。
本当は、信じない側の話も聞かないといけないんでしょうが、わたしゃ説得されてしまいました。まず、左利きでこれだけの線を出せる人はいない、というのが説得的。紙や画材の検討で矛盾がないと言う話にも穴は見つからなかったし、いや、本当みたい。
それにねぇ、この絵いいですよ、ぜったい。わたしゃ、姫君の美しさにノックアウトされてしまいました。写真や図版も多くて、分析的だけではなく、絵の魅力を伝えています。いつか日本に来ませんかね。東京でも行っちゃいそうです。
2010年7月19日に日本でレビュー済み
巨匠の失われた作品、再発見の説得力。
本書で描かれているのは主に2つのこと。
ニューヨークの画廊で売られた羊皮紙の作品を科学鑑定にかけること。
そしてもう一つが、ダヴィンチ作という説の有効性を来歴や特徴などから語る事だ。
前者は非常に面白い。
レオナルドの最高傑作、モナリザの科学鑑定もしたフランスの調査チームの鑑定結果は限りなくレオナルド作を指し示している。
最大の論拠がダヴィンチの指紋が発見されている事だ。しかし、聖ヒエロニムスから発見された指紋との一致が、即証拠となりえるのだろうか。
聖ヒエロニムスも来歴ははっきりしておらず、疑い様のない画風からダヴィンチ作とされている。
指紋から確定したのではないのだ。
パスポートの指紋認証が中国人に単価100円で突破されてしまう時代。指紋は確定的な証拠になるのだろうか?
そして、この作品の来歴もまったくの不詳。
それどころか、これを売りに出した人物(女性)の素性さえはっきりしていないのだという。
あやしくはないか?
また、画題や技法の解析ではダヴィンチの同時代人がこういう形態の作品を残しており、その人物とダヴィンチの交流を暴いている。
が、これも証拠としてはちょっと弱い。強引なのだ。
個人的には、100%のダヴィンチ!とはいえないと思うのだが、そこは読者おのおのの判断に任せる。
ミステリー本みたいなものなのに、一読者が判じるのも興ざめでしょう。
それはさておき一番興味深い点は、この作品が羊皮紙に描かれており、さらにはこれが羊皮紙本からナイフで切り取られた一葉であることが左端の製本の糸穴からわかっていることだ。
書籍自体に来歴を示す具体的な証拠があるなら切り取る必要はないのでは?というのがこの絵の真贋の答えだと思うのだが。
本の来歴がわかれば、証拠の補強になることは確実だからだ。
本物のダヴィンチの掘り出し物。そんなものが本当だったらいいな、とは思うのですが。
科学鑑定に興味のある人は、買って損のない一冊です。
本書で描かれているのは主に2つのこと。
ニューヨークの画廊で売られた羊皮紙の作品を科学鑑定にかけること。
そしてもう一つが、ダヴィンチ作という説の有効性を来歴や特徴などから語る事だ。
前者は非常に面白い。
レオナルドの最高傑作、モナリザの科学鑑定もしたフランスの調査チームの鑑定結果は限りなくレオナルド作を指し示している。
最大の論拠がダヴィンチの指紋が発見されている事だ。しかし、聖ヒエロニムスから発見された指紋との一致が、即証拠となりえるのだろうか。
聖ヒエロニムスも来歴ははっきりしておらず、疑い様のない画風からダヴィンチ作とされている。
指紋から確定したのではないのだ。
パスポートの指紋認証が中国人に単価100円で突破されてしまう時代。指紋は確定的な証拠になるのだろうか?
そして、この作品の来歴もまったくの不詳。
それどころか、これを売りに出した人物(女性)の素性さえはっきりしていないのだという。
あやしくはないか?
また、画題や技法の解析ではダヴィンチの同時代人がこういう形態の作品を残しており、その人物とダヴィンチの交流を暴いている。
が、これも証拠としてはちょっと弱い。強引なのだ。
個人的には、100%のダヴィンチ!とはいえないと思うのだが、そこは読者おのおのの判断に任せる。
ミステリー本みたいなものなのに、一読者が判じるのも興ざめでしょう。
それはさておき一番興味深い点は、この作品が羊皮紙に描かれており、さらにはこれが羊皮紙本からナイフで切り取られた一葉であることが左端の製本の糸穴からわかっていることだ。
書籍自体に来歴を示す具体的な証拠があるなら切り取る必要はないのでは?というのがこの絵の真贋の答えだと思うのだが。
本の来歴がわかれば、証拠の補強になることは確実だからだ。
本物のダヴィンチの掘り出し物。そんなものが本当だったらいいな、とは思うのですが。
科学鑑定に興味のある人は、買って損のない一冊です。
2010年10月28日に日本でレビュー済み
ドラマCSI(科学捜査班)のファンには、ワクワク楽しい本です。ただし、指紋にしても材質にしても偽造は可能なので、真贋は私にとってはどうでもいい事。それよりも、この絵の美しさ、「姫君」の可愛らしさにノックアウトです。拡大写真、復元写真、当時の似た作風の絵、などカラー図版が豊富でとても楽しめます。美術が好きな人、ダ・ヴィンチのファン、ミステリー好き、歴史ファン、コンピュータ画像処理ファン(?)、そして美しい女性が好きな人、いろんな人におすすめです。