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学生に賃金を 単行本 – 2015/2/5
栗原 康
(著)
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購入オプションとあわせ買い
賽銭箱に100円玉投げたら、つり銭でてくる人生がいい」。これは長渕剛の名曲「RUN」の一節だ。大学について、これほど的確にいいあらわしたことばはない。わたしはもう大学をでて五年になるが、おもっていることはただひとつだ。カネを返せ。
おさないころから大学にいけば幸せになれるといわれ、そうかとおもっていってみれば、とんでもない授業料を請求される。しかも、学部四年かよってみてもぜんぜん幸せにならない。それではとおもい、大学院にもいってみたところ、状況はさらにひどくなる。さらに、カネがないなら奨学金があるよといわれ、もらってみればじつのところ、多額の借金。いまや635万円にふくれあがってしまった。カネ、カネ、カネ。地獄である。きっと、これはわたしのような院卒ばかりでなく、おおくの卒業生にもいえることだろう。
ほんらい、大学とは幸せの賽銭箱みたいなものである。幸せをねがい、あればカネを投じるし、なければ両手をあわせて祈ればいい。仏はひとを差別しないし、見返りも期待しない。カネを投じたひとにも、両手をあわせたひとにも、なにもしなかったひとにも、つり銭がでてくるはずだ。そして、ひとの幸せに尺度はない。恋がしたい、酒がのみたい、おいしいものが食べたい、本がよみたい、おしゃべりがしたい。どんなことをねがってもいいわけだし、どんなねがいかたをしてもいいわけだ。幸せは、ふくらめばふくらむほどいい。大学には仏がいる。真実だ。
でも、いまの大学は、「社会に役だつ人生」「役所や企業でのしあがる人生」だけが幸せなんだとウソをつき、大金をむしりとって、やれ就職だ、やれはたらけと、みんなを地獄におもむくように駆りたてている。まるで、仏ではなく、強欲な生臭坊主がいるみたいだ。どうしたらいいか。ヤッツケルしかない。本書では、そのための武器として「学生に賃金を」ということばを提示した。これほどまでの高学費は、なにを意味するのか。学生を借金漬けにすることで、だれが得をしているのか。そんな問いをひとつひとつ考えながら、まずはカネを返してもらうところからはじめよう。(くりはら・やすし)
おさないころから大学にいけば幸せになれるといわれ、そうかとおもっていってみれば、とんでもない授業料を請求される。しかも、学部四年かよってみてもぜんぜん幸せにならない。それではとおもい、大学院にもいってみたところ、状況はさらにひどくなる。さらに、カネがないなら奨学金があるよといわれ、もらってみればじつのところ、多額の借金。いまや635万円にふくれあがってしまった。カネ、カネ、カネ。地獄である。きっと、これはわたしのような院卒ばかりでなく、おおくの卒業生にもいえることだろう。
ほんらい、大学とは幸せの賽銭箱みたいなものである。幸せをねがい、あればカネを投じるし、なければ両手をあわせて祈ればいい。仏はひとを差別しないし、見返りも期待しない。カネを投じたひとにも、両手をあわせたひとにも、なにもしなかったひとにも、つり銭がでてくるはずだ。そして、ひとの幸せに尺度はない。恋がしたい、酒がのみたい、おいしいものが食べたい、本がよみたい、おしゃべりがしたい。どんなことをねがってもいいわけだし、どんなねがいかたをしてもいいわけだ。幸せは、ふくらめばふくらむほどいい。大学には仏がいる。真実だ。
でも、いまの大学は、「社会に役だつ人生」「役所や企業でのしあがる人生」だけが幸せなんだとウソをつき、大金をむしりとって、やれ就職だ、やれはたらけと、みんなを地獄におもむくように駆りたてている。まるで、仏ではなく、強欲な生臭坊主がいるみたいだ。どうしたらいいか。ヤッツケルしかない。本書では、そのための武器として「学生に賃金を」ということばを提示した。これほどまでの高学費は、なにを意味するのか。学生を借金漬けにすることで、だれが得をしているのか。そんな問いをひとつひとつ考えながら、まずはカネを返してもらうところからはじめよう。(くりはら・やすし)
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社新評論
- 発売日2015/2/5
- ISBN-104794809956
- ISBN-13978-4794809957
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商品の説明
著者について
1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専攻はアナキズム研究。著書に『G8サミット体制とはなにか』(以文社、2008年)、『大杉栄伝』(夜光社、2013年)などがある。
登録情報
- 出版社 : 新評論 (2015/2/5)
- 発売日 : 2015/2/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4794809956
- ISBN-13 : 978-4794809957
- Amazon 売れ筋ランキング: - 269,789位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「学生に賃金を!」というアウトノミア運動のフレーズがもたらす衝撃と感激を情動の溢れるままに論じた痛快作。高すぎる学費とローン地獄の奨学金に対する率直な怒り。皆もっと怒っていい。知は使えば使うほどあふれだす共同財であり独占は許さない。債務奴隷をつくりだして利益をむさぼる金融資本も怪しからん。役に立つ、という理屈をつい言ってしまいそうになるけど、そうではなくて、ただたんに「カネがほしい」「カネをくれ」ということ。大事すぎるほど大事。
2015年2月9日に日本でレビュー済み
著者栗原康さんのファンです。ですが、著者略歴はふざけているとしか思えません。
「好きな食べ物はビール」
いやネタなんだろうが、編集者とめろよ。
栗原さんの文章には独特のグルーブがあります。
まず短文が多い。そして言いたいことをストレートに一言で伝える。
たとえば「くたばれ」、「やったぜ」、「自由闊達、よし」、「役立たずにベーシックインカムを」など。
こういった言葉にくすっと笑うこともあれば、ゲラゲラ笑うこともあります。要するに笑いです。
この本の企画としては、5年前から企画していたようですが、諸事情でとん挫してしまったようです。簡単に言えばお蔵入りの企画だったのが、今回一種の論集として出版される運びになったと。そのために構成としては、数年前に書かれたものを軸として、新たに加筆、修正したり、全く別の文章が入っっていたりします。本のテーマは日本の大学の学費があまりにも高すぎる現状と、奨学金という名の借金によってにっちもさっちもいかなくなっている学生の苦境を分析し、学費無償かと賃金の支払いを要求するという、まあやりすぎな本です。
著者も言っていることですが、メインとなる学費無償化の議論がかかれたのは数年前のことであり、今現在の考えとはちょっと異なっているようです。数年前ならば、学生に賃金をということを主張するためにある程度論拠を提示して、心の中ではそう思っていなくても現実の獲得目標を達成するために説得的議論を展開するのはありだと思っていたようですが、現在は、本当に言いたいことしか言わないという姿勢に変わってきているようです。
まあいっても、本当に言いたいことはぶれていません。この本を通して著者が言いたいことはただ一つ。金よこせと。それだけはよくわかります。
歯に衣着せぬ物言いでスカッと言ってくれるので、奨学金や就活に苦しむ学生だけでなく、今の鬱屈した日本の状況に希望を失いつつあるすべての人にお勧めです。
also recomended
「豚小屋に火を放て:伊藤野枝の矛盾恋愛論」(『現代思想』2013年9月)
卓越した恋愛エッセイです。「学生に賃金を」の中にもちらっと出てくる「当時付き合っていたコ」との顛末を赤裸々に語っています。私はこれを読んで、文筆家栗原康さんのファンになりました。
『大杉栄伝:永遠のアナキズム』(夜光社)
栗原さんが本職の大杉栄研究で書かれた本。研究といってもとても読みやすい。当時の社会主義者たちの営みが臨場感を持って伝わってくる。特に米騒動のくだりは必読。
「子ども社会主義」(『図書新聞』2011年12月03日)
大杉栄の自叙伝が出版されたので、その書評を栗原さんがしています。要するに大杉栄は子供のような人だったので、子供のようであろう、とうか子供でありたいといっている。いろいろおかしい。
ちなみに奨学金の件で私自身の話を一つ。
2010年3月、大学卒業を控えたところで大学から一通の封筒が送られてきました。なになに。
「あなたはまだ日本学生支援機構奨学金の返還誓約書を提出されておりませんが、もし提出されない場合、大学卒業資格を認めない場合もありますので覚悟しとけよコラ」とある。
カチーン。やってやろうじゃないか。単位はすべて問題なく取れていたので、返還誓約書の未提出を理由に卒業を認めないのだったら裁判所に提訴してやる、っていうか支援機構の連中を裁判所に引きずり出してやるって覚悟で何も出さなかったところ、あっさり卒業しちゃいました。口だけじゃねーか、がっかり。今でも卒業証明は余裕で出してくれます。
それから2年ぐらいたったある日のこと。
返還誓約書のことなどすっかり忘れていたところにまた大学から変な通知が届きました。なになに。
「あなたはまだ卒業証書を受け取っておりませんので、はよとりにこいボケ」とある。
まあ完全に無視してもよかったのだが、卒業証書は風呂の火にくべたり、丸めるとメガホンになったり、あるいはあの筒みたいなやつを入れたり出したりしてポンッ、ポンッてやるという用途があるので、所用もあることだし、のこのこ出かけていきました。
事務の受付に行き用件を話すと、おねーさん、「少々お待ちください」と席を立ち、上司っぽい人とごにょごにょ。ごにょごにょごにょ・・・。あれっ? ごにょごにょが長い。しばらくしたのちおねーさんが戻ってきて「あなたはまだ返還誓約書を提出されていませんので渡しかねます。卒業証書は返還誓約書と交換になります」。なるほど。そんなに大学の評価とやらのために返還誓約書がほしいのだな。じゃあ絶対やらねーよバーカ。これで大学の評価が落ちますねざまあみろとまではいわなかったのだが、交通費返せとか言ってごねてみてもよかった気がする。
「好きな食べ物はビール」
いやネタなんだろうが、編集者とめろよ。
栗原さんの文章には独特のグルーブがあります。
まず短文が多い。そして言いたいことをストレートに一言で伝える。
たとえば「くたばれ」、「やったぜ」、「自由闊達、よし」、「役立たずにベーシックインカムを」など。
こういった言葉にくすっと笑うこともあれば、ゲラゲラ笑うこともあります。要するに笑いです。
この本の企画としては、5年前から企画していたようですが、諸事情でとん挫してしまったようです。簡単に言えばお蔵入りの企画だったのが、今回一種の論集として出版される運びになったと。そのために構成としては、数年前に書かれたものを軸として、新たに加筆、修正したり、全く別の文章が入っっていたりします。本のテーマは日本の大学の学費があまりにも高すぎる現状と、奨学金という名の借金によってにっちもさっちもいかなくなっている学生の苦境を分析し、学費無償かと賃金の支払いを要求するという、まあやりすぎな本です。
著者も言っていることですが、メインとなる学費無償化の議論がかかれたのは数年前のことであり、今現在の考えとはちょっと異なっているようです。数年前ならば、学生に賃金をということを主張するためにある程度論拠を提示して、心の中ではそう思っていなくても現実の獲得目標を達成するために説得的議論を展開するのはありだと思っていたようですが、現在は、本当に言いたいことしか言わないという姿勢に変わってきているようです。
まあいっても、本当に言いたいことはぶれていません。この本を通して著者が言いたいことはただ一つ。金よこせと。それだけはよくわかります。
歯に衣着せぬ物言いでスカッと言ってくれるので、奨学金や就活に苦しむ学生だけでなく、今の鬱屈した日本の状況に希望を失いつつあるすべての人にお勧めです。
also recomended
「豚小屋に火を放て:伊藤野枝の矛盾恋愛論」(『現代思想』2013年9月)
卓越した恋愛エッセイです。「学生に賃金を」の中にもちらっと出てくる「当時付き合っていたコ」との顛末を赤裸々に語っています。私はこれを読んで、文筆家栗原康さんのファンになりました。
『大杉栄伝:永遠のアナキズム』(夜光社)
栗原さんが本職の大杉栄研究で書かれた本。研究といってもとても読みやすい。当時の社会主義者たちの営みが臨場感を持って伝わってくる。特に米騒動のくだりは必読。
「子ども社会主義」(『図書新聞』2011年12月03日)
大杉栄の自叙伝が出版されたので、その書評を栗原さんがしています。要するに大杉栄は子供のような人だったので、子供のようであろう、とうか子供でありたいといっている。いろいろおかしい。
ちなみに奨学金の件で私自身の話を一つ。
2010年3月、大学卒業を控えたところで大学から一通の封筒が送られてきました。なになに。
「あなたはまだ日本学生支援機構奨学金の返還誓約書を提出されておりませんが、もし提出されない場合、大学卒業資格を認めない場合もありますので覚悟しとけよコラ」とある。
カチーン。やってやろうじゃないか。単位はすべて問題なく取れていたので、返還誓約書の未提出を理由に卒業を認めないのだったら裁判所に提訴してやる、っていうか支援機構の連中を裁判所に引きずり出してやるって覚悟で何も出さなかったところ、あっさり卒業しちゃいました。口だけじゃねーか、がっかり。今でも卒業証明は余裕で出してくれます。
それから2年ぐらいたったある日のこと。
返還誓約書のことなどすっかり忘れていたところにまた大学から変な通知が届きました。なになに。
「あなたはまだ卒業証書を受け取っておりませんので、はよとりにこいボケ」とある。
まあ完全に無視してもよかったのだが、卒業証書は風呂の火にくべたり、丸めるとメガホンになったり、あるいはあの筒みたいなやつを入れたり出したりしてポンッ、ポンッてやるという用途があるので、所用もあることだし、のこのこ出かけていきました。
事務の受付に行き用件を話すと、おねーさん、「少々お待ちください」と席を立ち、上司っぽい人とごにょごにょ。ごにょごにょごにょ・・・。あれっ? ごにょごにょが長い。しばらくしたのちおねーさんが戻ってきて「あなたはまだ返還誓約書を提出されていませんので渡しかねます。卒業証書は返還誓約書と交換になります」。なるほど。そんなに大学の評価とやらのために返還誓約書がほしいのだな。じゃあ絶対やらねーよバーカ。これで大学の評価が落ちますねざまあみろとまではいわなかったのだが、交通費返せとか言ってごねてみてもよかった気がする。