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ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1) 単行本 – 1982/5/1
早川 義夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日1982/5/1
- ISBN-104794919719
- ISBN-13978-4794919717
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登録情報
- 出版社 : 晶文社 (1982/5/1)
- 発売日 : 1982/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 199ページ
- ISBN-10 : 4794919719
- ISBN-13 : 978-4794919717
- Amazon 売れ筋ランキング: - 600,437位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 132位学生の就職ガイド
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本が初めて世に出た1982年。ずっと希求していた早川義夫さんの文章を読むことができて、とてもとても幸せに感じたことを思い出しました。早川さんの文章のリズム、早川さんの洞察。そのひとつひとつに小躍りしながら読み進めたのでした。そして、今回、kindleで読み直し、早川さんの文章の素敵さに改めて幸せを噛みしめたのです。
2024年5月9日に日本でレビュー済み
小中学生の頃、ジャックス、早川義夫の影響を強く受け、こんな不甲斐無い自分になってしまった。
と書けば、早川さんは瞬間的に血相を変えて、「他人の所為にするな!」と、怒声を発してしまいそう、ははは。
だが、「学歴や名刺の肩書きで生きる人間にはならない」との決意みたいなものは、早川さんからの柔らかい受け売りみたいな気がする。
名著『ラブ・ゼネレーション』に続く二冊目の著作であり、晶文社「就職しないで生きるには」シリーズの第一弾。
この本が刊行された頃、籍はまだあったかも知れないが、大学へは殆ど通わず、酒浸りの陸(ろく)で無しなアルバイト暮らし。
複数のガテン系や、NTTと電力関係の調査請負、ほぼボランティアの家庭教師掛け持ち等々。
このまま一生就職しないだろうから、恰好の一冊だと思い購入した次第。
しかし、冒頭、本屋を選んだ理由が「一番、楽そうに思えたから」、「風呂屋の番台のように、坐っていればいいのではないか」という箇所に茫然。
楽な仕事なんてある訳が無く、「就職しないで生きるには」というコンセプトに反する本を平気で出す出版社を、逆に関心の目で見るようになってしまった。
思えば晶文社は志の低い実用書ではなく、人文科学や海外の先鋭的な文芸書、サブカルに強かった。
本書も実用書やノウハウ本ではなく、大袈裟に言えば、早川義夫という人間の日常における生き方、生き様を語る哲学的とも言えるエッセイ集。
書店運営に限らず、文化・芸術・技術工学・研究開発・スポーツ・趣味趣向等、何事も掘って行けば、到達する深みは似通よるということ。
ロックの原点の一つであるブルースは、奴隷貿易によりアメリカへ強制的に連れて来られた黒人の愚痴。
そう言った意味では、ジャックスの音楽は歌謡曲っぽい愚痴であり、本書は早川さんのブルースであり、表現手段が替わっても実は何も変わっていない。
何かが変わったとすれば、早川さんの職業、加齢に伴う思考の推移における実存と他者、周囲との関係の持ち方だ。
早川さんは現在、不動産賃貸業と芸能・執筆活動で生計を立てているようだ。
老いて何等かの理由で、働けなくなった個人事業主における老齢基礎年金のみという年金問題は、どうしたら好いのだろうか。
と書けば、早川さんは瞬間的に血相を変えて、「他人の所為にするな!」と、怒声を発してしまいそう、ははは。
だが、「学歴や名刺の肩書きで生きる人間にはならない」との決意みたいなものは、早川さんからの柔らかい受け売りみたいな気がする。
名著『ラブ・ゼネレーション』に続く二冊目の著作であり、晶文社「就職しないで生きるには」シリーズの第一弾。
この本が刊行された頃、籍はまだあったかも知れないが、大学へは殆ど通わず、酒浸りの陸(ろく)で無しなアルバイト暮らし。
複数のガテン系や、NTTと電力関係の調査請負、ほぼボランティアの家庭教師掛け持ち等々。
このまま一生就職しないだろうから、恰好の一冊だと思い購入した次第。
しかし、冒頭、本屋を選んだ理由が「一番、楽そうに思えたから」、「風呂屋の番台のように、坐っていればいいのではないか」という箇所に茫然。
楽な仕事なんてある訳が無く、「就職しないで生きるには」というコンセプトに反する本を平気で出す出版社を、逆に関心の目で見るようになってしまった。
思えば晶文社は志の低い実用書ではなく、人文科学や海外の先鋭的な文芸書、サブカルに強かった。
本書も実用書やノウハウ本ではなく、大袈裟に言えば、早川義夫という人間の日常における生き方、生き様を語る哲学的とも言えるエッセイ集。
書店運営に限らず、文化・芸術・技術工学・研究開発・スポーツ・趣味趣向等、何事も掘って行けば、到達する深みは似通よるということ。
ロックの原点の一つであるブルースは、奴隷貿易によりアメリカへ強制的に連れて来られた黒人の愚痴。
そう言った意味では、ジャックスの音楽は歌謡曲っぽい愚痴であり、本書は早川さんのブルースであり、表現手段が替わっても実は何も変わっていない。
何かが変わったとすれば、早川さんの職業、加齢に伴う思考の推移における実存と他者、周囲との関係の持ち方だ。
早川さんは現在、不動産賃貸業と芸能・執筆活動で生計を立てているようだ。
老いて何等かの理由で、働けなくなった個人事業主における老齢基礎年金のみという年金問題は、どうしたら好いのだろうか。
2013年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本発刊の発表の後、読み返した。そして、文庫本が届き、また読んだ。文庫本のために書かれた大槻ケンヂさんの解説も素晴らしい。
この本は町の本屋さんってどんな仕事だろうという興味に答えてくれることはもちろんだが、現在の早川さんの歌や生き方そのものがこの本にもあふれているように思える。
本屋さんってこんな仕事ですよとか、こんな裏話あるんですよとただ書いている本では全くない。本屋さんという仕事を通して、あるいはそこで経験されたことを引き合いに、自分がなぜ存在するか、どう存在するのか、どう存在すべきかを問い、伝えてくる。表紙の柔らか印象や文体とはちがい、この本も他の早川さんの著作同様、生きることの本質に迫る作品だと思う。
本屋さんをされていたとき、聴くことを含めて音楽に関わることがほとんどなかったと他の本に書かれているが早川さんはこの本の中でもやはり歌っている。ライブで聴く早川さんの歌とこの本を読んだ感じがとても似ていて心地よい。活字であろうが、ピアノにのせた唄であろうが形式は違えど、早川さんは歌っているのだととつくづく感じる。しかも活字と歌の間に段差をほとんど感じない。
30年ほど前に出版されたこの本が早川さんの現在と一貫していると感じるが、少し前から使われるようになった「ブレない」というのとは違う気がする。「ブレている」自分に嫌気がさすのか、「ブレない」という言葉が好きな人と出会うことが少なくないが、私は「ブレて」もいいと思っているし、「ブレる」のが人間であると思う。人間は機械ではない。早川義夫さんは自然の流れの中で微妙に揺らぎながら(場合によっては’素敵にブレながら’)いろんな作品を作り、世に送り出してくれたのだろうなあと思う。
この本のジャンルはなんだろう?(哲学書?)
早川さんの音楽はどんなジャンルだろう(ロック?フォーク?ポップス?)
そんなことはほとんど意味を持たないのだろう。あくまでジャンルという言葉で言うなら「早川義夫」というジャンルがあるとしか言いようがない。そのくらいすごいとただただ早川義夫さんの偉大さを再認識させられた。
この本は町の本屋さんってどんな仕事だろうという興味に答えてくれることはもちろんだが、現在の早川さんの歌や生き方そのものがこの本にもあふれているように思える。
本屋さんってこんな仕事ですよとか、こんな裏話あるんですよとただ書いている本では全くない。本屋さんという仕事を通して、あるいはそこで経験されたことを引き合いに、自分がなぜ存在するか、どう存在するのか、どう存在すべきかを問い、伝えてくる。表紙の柔らか印象や文体とはちがい、この本も他の早川さんの著作同様、生きることの本質に迫る作品だと思う。
本屋さんをされていたとき、聴くことを含めて音楽に関わることがほとんどなかったと他の本に書かれているが早川さんはこの本の中でもやはり歌っている。ライブで聴く早川さんの歌とこの本を読んだ感じがとても似ていて心地よい。活字であろうが、ピアノにのせた唄であろうが形式は違えど、早川さんは歌っているのだととつくづく感じる。しかも活字と歌の間に段差をほとんど感じない。
30年ほど前に出版されたこの本が早川さんの現在と一貫していると感じるが、少し前から使われるようになった「ブレない」というのとは違う気がする。「ブレている」自分に嫌気がさすのか、「ブレない」という言葉が好きな人と出会うことが少なくないが、私は「ブレて」もいいと思っているし、「ブレる」のが人間であると思う。人間は機械ではない。早川義夫さんは自然の流れの中で微妙に揺らぎながら(場合によっては’素敵にブレながら’)いろんな作品を作り、世に送り出してくれたのだろうなあと思う。
この本のジャンルはなんだろう?(哲学書?)
早川さんの音楽はどんなジャンルだろう(ロック?フォーク?ポップス?)
そんなことはほとんど意味を持たないのだろう。あくまでジャンルという言葉で言うなら「早川義夫」というジャンルがあるとしか言いようがない。そのくらいすごいとただただ早川義夫さんの偉大さを再認識させられた。
2024年2月29日に日本でレビュー済み
1982年当時の小さな本屋の店主のエッセイです。
最初、いつの時代の話か分からないまま読んでいたので、なんでこうもインターネットが出てこないのだろう、と思っていたら、単純にまだ普及していないだけでした。
小さな本屋にはベストセラーの入荷ができない、しかし、お客さんは当然あると思って買いにくる、というのが店主の悩みです。
取次の仕組みの問題で、売れる本は大きな本屋に優先的に配本されて、小さな本屋には回ってこないのだという。
ひどい不平等のようにも感じますし、商売上、大口顧客を優先するのは当然と言えなくもないように思います。
読みたい人のところへ本を届ける仕組みを作るのは、外から眺めるよりも難しいようで、出版→配本→店舗と本が物理的に移動して、その上、お客さんが店舗(複数ある店舗のどれか)に来て本を手にして初めて売買が成立します。
Amazonというかインターネットの書籍販売が勝つわけだ、圧倒的に効率がいい、としみじみと実感できます。
最初、いつの時代の話か分からないまま読んでいたので、なんでこうもインターネットが出てこないのだろう、と思っていたら、単純にまだ普及していないだけでした。
小さな本屋にはベストセラーの入荷ができない、しかし、お客さんは当然あると思って買いにくる、というのが店主の悩みです。
取次の仕組みの問題で、売れる本は大きな本屋に優先的に配本されて、小さな本屋には回ってこないのだという。
ひどい不平等のようにも感じますし、商売上、大口顧客を優先するのは当然と言えなくもないように思います。
読みたい人のところへ本を届ける仕組みを作るのは、外から眺めるよりも難しいようで、出版→配本→店舗と本が物理的に移動して、その上、お客さんが店舗(複数ある店舗のどれか)に来て本を手にして初めて売買が成立します。
Amazonというかインターネットの書籍販売が勝つわけだ、圧倒的に効率がいい、としみじみと実感できます。
2015年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜこの本を買って読んだかと言えば、早川義夫に興味を持ったからだ。「サルビアの花」の作曲家であり、それ以前に日本のロックグループの草分けであるジャックスの中心だった人だということを知って、ジャックスのアルバムの復刻版や早川のCDを購入して聞いたりしているうちに興味が深まって行ったからだ。
山の中に住んだりしてマトリックスから脱出したり、スキゾキッズを気取って逃走したりするのもありなのかもしれないが、ぼくは早川の生き方に現実的な道を見出したのだ。しっかりと世の中の中に生きながら、自分を保っている。「精神」や「魂」を生きている。
この現実にどっぷりとつかりながら、自分というものを徹底して見つめ、流されず、生きるという現場を大切にしている。その現場への愛がいい。それが弱く、小さな万人の参考になる。弱く、か細い一般庶民をやさしく照らす小春日和の太陽のように。
実際、この本は、本屋さんとしてやっていく日々をそのまま語りながら、生きて行くということの技術を哀歓こめて描き出している。淡々とした語り口であり、劇的な要素は皆無なのに、凡百の書にない面白みがあり、引き込まれて読んでしまった。たいへんな表現者だ。音楽だけではなく文学もすごい人だ。そうだよ、曲の歌詞もすごいものね。
山の中に住んだりしてマトリックスから脱出したり、スキゾキッズを気取って逃走したりするのもありなのかもしれないが、ぼくは早川の生き方に現実的な道を見出したのだ。しっかりと世の中の中に生きながら、自分を保っている。「精神」や「魂」を生きている。
この現実にどっぷりとつかりながら、自分というものを徹底して見つめ、流されず、生きるという現場を大切にしている。その現場への愛がいい。それが弱く、小さな万人の参考になる。弱く、か細い一般庶民をやさしく照らす小春日和の太陽のように。
実際、この本は、本屋さんとしてやっていく日々をそのまま語りながら、生きて行くということの技術を哀歓こめて描き出している。淡々とした語り口であり、劇的な要素は皆無なのに、凡百の書にない面白みがあり、引き込まれて読んでしまった。たいへんな表現者だ。音楽だけではなく文学もすごい人だ。そうだよ、曲の歌詞もすごいものね。
2014年8月14日に日本でレビュー済み
この本の巻末に載っていた住所を頼りに早川書店を訪れたのはもうずっと前の事
一度目は早川氏は病院で不在だと奥さんに教えられ、しばらく周辺をうろうろ数時間後に行くと早川氏がレジに
ろくすっぽ話す事は出来なかったが、ガロを買い藤原マキさんのイラストの袋に早川氏のサインを入れてもらった
レジの上段には数十枚のCDが、置かれていた ジョンの「心の壁 愛の橋」が目に付いた
まさか復活するなんて夢にも思ってなかった頃だ 復活後「屋上」を聴き、もしかしたらその時の病院の事かなどと想像しニヤニヤしている
さて、本の中身だが、到って真面目に本屋を経営する事の様々な問題点等を語っている
早川氏がジャックス解散後に夢見た
表紙(藤原マキ画)の様にのんびりと本に囲まれて店番するだけというわけにはいかなかったみたいだ
そんな現実的な書であるのだが
さすが早川義夫、あちらこちらに煌めく言葉達が沢山つまっている
「本が好きで本屋を始めたがそれじゃ駄目だった 何よりも人を好きでなくては駄目だったんだ」
「もう歌わないのですか?って聞かれる度に何故生きているのか?って言われてる気がした」
自己表現なんてしなくてもちゃんと生きて素敵な人もいる
そんな事を体でわかったであろう早川義夫の新しい歌はとても素直で素敵な歌だった
「歌わなくても歌っているんだ」この言葉に何度励まされた事だろう
一度目は早川氏は病院で不在だと奥さんに教えられ、しばらく周辺をうろうろ数時間後に行くと早川氏がレジに
ろくすっぽ話す事は出来なかったが、ガロを買い藤原マキさんのイラストの袋に早川氏のサインを入れてもらった
レジの上段には数十枚のCDが、置かれていた ジョンの「心の壁 愛の橋」が目に付いた
まさか復活するなんて夢にも思ってなかった頃だ 復活後「屋上」を聴き、もしかしたらその時の病院の事かなどと想像しニヤニヤしている
さて、本の中身だが、到って真面目に本屋を経営する事の様々な問題点等を語っている
早川氏がジャックス解散後に夢見た
表紙(藤原マキ画)の様にのんびりと本に囲まれて店番するだけというわけにはいかなかったみたいだ
そんな現実的な書であるのだが
さすが早川義夫、あちらこちらに煌めく言葉達が沢山つまっている
「本が好きで本屋を始めたがそれじゃ駄目だった 何よりも人を好きでなくては駄目だったんだ」
「もう歌わないのですか?って聞かれる度に何故生きているのか?って言われてる気がした」
自己表現なんてしなくてもちゃんと生きて素敵な人もいる
そんな事を体でわかったであろう早川義夫の新しい歌はとても素直で素敵な歌だった
「歌わなくても歌っているんだ」この言葉に何度励まされた事だろう
2022年7月10日に日本でレビュー済み
本屋のオヤジの愚痴話、こぼれ話。 本当にそれだけなんですよ。
当方JACKSの音楽が好きで、21世紀になってからの早川氏のライヴも観に行ったファンの一人ですが
音楽的な要素は全くない。 正に「本屋のおやじさん」の日常的なことを綴っただけ。
早川さんの著書だから買ってみようという人にはオススメ出来ません。
当方JACKSの音楽が好きで、21世紀になってからの早川氏のライヴも観に行ったファンの一人ですが
音楽的な要素は全くない。 正に「本屋のおやじさん」の日常的なことを綴っただけ。
早川さんの著書だから買ってみようという人にはオススメ出来ません。
2020年2月14日に日本でレビュー済み
早川義夫さんが1982年に書かれた『ぼくは本屋のおやじさん』の文庫化です。早川さんが31歳頃の話です。
1982年の発売当時読みましたが、文庫本には8本のエッセイの増補と大槻ケンジさんの解説がついていますので、再読しても何となく得をした気分です。
文庫版には、つげ義春さんの奥さんの藤原マキさんの「早川書店のブックカバー」が見開きで紹介されています。貴重ですね。そのエピソードは本書の231pに書かれていました。文庫版の付加価値でしょう。藤原マキさんは1999年に早世されました。女優として、漫画家としての才能豊かな方でした。
早川さんの「ラブ・ゼネレーション」を愛唱し、「サルビアの花」を聴いて衝撃を受けていた世代です。ジャックスのことは後から聴いたわけですが、今も早川さんの歌声を聴くことができるのは幸いです。
あの早川さんが本屋さんをされているということのギャップに当時戸惑いました。本書の中で、早川さんも本屋さんを営む悩みが赤裸々に綴られていました。歌われる曲と同様、魂から叫ばれる心の声が文章となって伝わってくるようです。
書店を取り巻く環境の悪化は、当時と今では雲泥の差ですが、気楽そうに見える書店経営の難しさをこの本で教えてもらった気がします。
『書店だより』に書かれた文を中心に集められています。出版社や取次、近所の人やお客さんのエピソードが日記のような雰囲気で書かれているエッセイでした。個人名も登場しますし、結構きわどい書き方もあって、早川さんのシャイで飾らない人柄が文章に如実に表れています。
79pの「本なんていうのは、読まなくてすむのなら、読まないにこしたことはない。読まずにいられないから読むのであって、なによりそばに置いておきたいから買うのであって、読んでいるから、えらいわけでも、知っているから、えらいわけでもないのだ。」という文に触れること自体が本書の読む価値を表していると思いました。
働くということを悩んでいる若い世代にぜひ読んでほしいと思います。そんな気がしました。ロングセラーの意味がそこにあると思っていますので。
1982年の発売当時読みましたが、文庫本には8本のエッセイの増補と大槻ケンジさんの解説がついていますので、再読しても何となく得をした気分です。
文庫版には、つげ義春さんの奥さんの藤原マキさんの「早川書店のブックカバー」が見開きで紹介されています。貴重ですね。そのエピソードは本書の231pに書かれていました。文庫版の付加価値でしょう。藤原マキさんは1999年に早世されました。女優として、漫画家としての才能豊かな方でした。
早川さんの「ラブ・ゼネレーション」を愛唱し、「サルビアの花」を聴いて衝撃を受けていた世代です。ジャックスのことは後から聴いたわけですが、今も早川さんの歌声を聴くことができるのは幸いです。
あの早川さんが本屋さんをされているということのギャップに当時戸惑いました。本書の中で、早川さんも本屋さんを営む悩みが赤裸々に綴られていました。歌われる曲と同様、魂から叫ばれる心の声が文章となって伝わってくるようです。
書店を取り巻く環境の悪化は、当時と今では雲泥の差ですが、気楽そうに見える書店経営の難しさをこの本で教えてもらった気がします。
『書店だより』に書かれた文を中心に集められています。出版社や取次、近所の人やお客さんのエピソードが日記のような雰囲気で書かれているエッセイでした。個人名も登場しますし、結構きわどい書き方もあって、早川さんのシャイで飾らない人柄が文章に如実に表れています。
79pの「本なんていうのは、読まなくてすむのなら、読まないにこしたことはない。読まずにいられないから読むのであって、なによりそばに置いておきたいから買うのであって、読んでいるから、えらいわけでも、知っているから、えらいわけでもないのだ。」という文に触れること自体が本書の読む価値を表していると思いました。
働くということを悩んでいる若い世代にぜひ読んでほしいと思います。そんな気がしました。ロングセラーの意味がそこにあると思っていますので。