有事の時に乗りきる術が書いてあります。少なくとも私はそう思いました。
そして漫画なのにリアルに伝わってきました。
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マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 単行本 – 1991/8/1
- 本の長さ159ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日1991/8/1
- ISBN-104794923007
- ISBN-13978-4794923004
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登録情報
- 出版社 : 晶文社 (1991/8/1)
- 発売日 : 1991/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 159ページ
- ISBN-10 : 4794923007
- ISBN-13 : 978-4794923004
- Amazon 売れ筋ランキング: - 471,193位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,812位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 134,263位文学・評論 (本)
- - 243,323位コミック
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月18日に日本でレビュー済み
アウシュビッツを生き延びた父親にインタビューして、息子がその体験を漫画に
した作品。 漫画作品で初めてピューリッツァー賞を受賞した。
夫婦で生き延びた作者の両親だが、母親はその後精神を患い自殺しており、
現在父親は再婚相手と暮らしている。
全2巻の1巻にあたり、両親の出会いからアウシュビッツに収容されるまでが
描かれている。
父親と作者の関係が上手く行ってなかったり、再婚相手と父親もいがみ合っていたり
する現在のゴタゴタと、過去の戦争体験が交錯する面白い構成。
体験した人にしか語れない、少しづつだが確実に迫ってくるナチスの恐怖がとても
恐ろしい。 簡単に人が殺されていくあの時代の空気が、読んでいてビシビシ
伝わってきます。
世渡りの上手い父親の自画自賛っぷりもちょっと笑えるし、父親と息子の分かりあえない様もまたリアルで良い。
『ペルセポリス』に似てるとの事で手に取りましたが、確かに似ています。この本に
影響を受けて書いたのかもしれません。 絵は『ペルセポリス』の方が断然魅力
的ですが・・・。
読めて幸せな、面白すぎる作品です。
した作品。 漫画作品で初めてピューリッツァー賞を受賞した。
夫婦で生き延びた作者の両親だが、母親はその後精神を患い自殺しており、
現在父親は再婚相手と暮らしている。
全2巻の1巻にあたり、両親の出会いからアウシュビッツに収容されるまでが
描かれている。
父親と作者の関係が上手く行ってなかったり、再婚相手と父親もいがみ合っていたり
する現在のゴタゴタと、過去の戦争体験が交錯する面白い構成。
体験した人にしか語れない、少しづつだが確実に迫ってくるナチスの恐怖がとても
恐ろしい。 簡単に人が殺されていくあの時代の空気が、読んでいてビシビシ
伝わってきます。
世渡りの上手い父親の自画自賛っぷりもちょっと笑えるし、父親と息子の分かりあえない様もまたリアルで良い。
『ペルセポリス』に似てるとの事で手に取りましたが、確かに似ています。この本に
影響を受けて書いたのかもしれません。 絵は『ペルセポリス』の方が断然魅力
的ですが・・・。
読めて幸せな、面白すぎる作品です。
2015年10月30日に日本でレビュー済み
ユダヤ系ポーランド人である著者の父の人生を描いた漫画です。
ユダヤ人はネズミ、ドイツ人はネコ、ポーランド人はブタとして、擬人化された動物として描かれており、
父の過去(特に戦争体験)と現在(著者の現在も含む。)を行きつ戻りつ描かれ、戦争が生き延びたネズミに与えた影響を描くなど、
独創的な作風です。
特に人種の違いを動物として描き分けることにより、ネコに取り入るネズミやネズミを取り締まるネズミ警察など、
戦争という極限状態で生き延びるために人がどうしたのかということが客観的に、多様に描かれている点がすばらしいと思います。
ちなみに著者の父のアウシュヴィッツ体験は主に2巻で描かれています。
字が多くて、過去と現在を行きつ戻りつするややこしい漫画なのに、息つく暇もなく2巻まで一気に読まされました。
ユダヤ人はネズミ、ドイツ人はネコ、ポーランド人はブタとして、擬人化された動物として描かれており、
父の過去(特に戦争体験)と現在(著者の現在も含む。)を行きつ戻りつ描かれ、戦争が生き延びたネズミに与えた影響を描くなど、
独創的な作風です。
特に人種の違いを動物として描き分けることにより、ネコに取り入るネズミやネズミを取り締まるネズミ警察など、
戦争という極限状態で生き延びるために人がどうしたのかということが客観的に、多様に描かれている点がすばらしいと思います。
ちなみに著者の父のアウシュヴィッツ体験は主に2巻で描かれています。
字が多くて、過去と現在を行きつ戻りつするややこしい漫画なのに、息つく暇もなく2巻まで一気に読まされました。
2016年12月4日に日本でレビュー済み
アウシュビッツから生還しNYに渡った父母の物語を、作者は父から取材し漫画にした。作品は1930年代後半ドイツに侵略されたポーランドについての父の回想と、現代NYの親子の物語を行き来しながら展開する。ユダヤ人の顔は鼠、ナチは猫、ポーランド人は豚に描き分けられている。ナチスの迫害によって、普通に生活する人々の家庭が壊され奪われていくさまと心理の描写が冷静で、真に迫っている。そういう意味でフランクルの『夜と霧』に匹敵するのではないか。
ナチの蛮行と家族の悲劇によって不条理にも作者が背負うことになった父への憎しみの感情がやりきれず痛い。
作者は本作でピューリッツァ賞を受賞した。
ナチの蛮行と家族の悲劇によって不条理にも作者が背負うことになった父への憎しみの感情がやりきれず痛い。
作者は本作でピューリッツァ賞を受賞した。
2004年2月9日に日本でレビュー済み
第二次世界大戦でのユダヤ人迫害の体験を真摯に描いた漫画です。
たしかピューリッツァー賞を受賞したんだと思います。世界中で訳されています。
父親が経験したアウシュビッツでの体験を、その息子が描くという形式になっています。登場するユダヤ人はすべてネズミになっていて、ドイツ人はネコ、ポーランド人はブタとして描かれています。
独特のかたいペンタッチが、真実味を伝えてくれます。
書いている本人も、自分が直接体験したことではないので、とても苦悩しながら描いている様子がうかがえます。ですから、ユダヤ人迫害の真相を暴くというよりも、アウシュビッツを体験した父親について正直に描いていくといった感じになっています。
今までにないアプローチでアウシュビッツについて語られた作品で、それだけにいろんなことが伝わってきます。
ぜひ一度読んでみてください。おすすめです。
第二巻で完結になっていますから、あわせて読まれることをおすすめします。
たしかピューリッツァー賞を受賞したんだと思います。世界中で訳されています。
父親が経験したアウシュビッツでの体験を、その息子が描くという形式になっています。登場するユダヤ人はすべてネズミになっていて、ドイツ人はネコ、ポーランド人はブタとして描かれています。
独特のかたいペンタッチが、真実味を伝えてくれます。
書いている本人も、自分が直接体験したことではないので、とても苦悩しながら描いている様子がうかがえます。ですから、ユダヤ人迫害の真相を暴くというよりも、アウシュビッツを体験した父親について正直に描いていくといった感じになっています。
今までにないアプローチでアウシュビッツについて語られた作品で、それだけにいろんなことが伝わってきます。
ぜひ一度読んでみてください。おすすめです。
第二巻で完結になっていますから、あわせて読まれることをおすすめします。
2014年11月25日に日本でレビュー済み
ユダヤ系ポーランド人だった父親の伝記をその息子が漫画化したもの
戦場のピアニストにも出てきた戦前のポーランドでのユダヤ人の生活の様子やゲットーでの暮らし
そしてアウシュビッツでの虐殺などが描かれていますが、登場人物を動物に置き換えているので
どことなくユーモラスな感じをうけます(さすがにアウシュビッツは違いますが)
こういう話になるとたいていは主人公を美化するものですが、この本では息子という立場もあってか
父親を金にケチくさくてものすごい几帳面おまけに黒人に対して偏見をもつ偏狭な人物として描いています
むしろそのような人物であったからこそ、あの虐殺を生き延びられたことが本書を読むと分かります(本書では他人を気にかける善人はあっさり死んでしまっている)
この本が絶版状態なのがとても残念です
子どもにも読みやすいのでお勧めなんですけど・・・
戦場のピアニストにも出てきた戦前のポーランドでのユダヤ人の生活の様子やゲットーでの暮らし
そしてアウシュビッツでの虐殺などが描かれていますが、登場人物を動物に置き換えているので
どことなくユーモラスな感じをうけます(さすがにアウシュビッツは違いますが)
こういう話になるとたいていは主人公を美化するものですが、この本では息子という立場もあってか
父親を金にケチくさくてものすごい几帳面おまけに黒人に対して偏見をもつ偏狭な人物として描いています
むしろそのような人物であったからこそ、あの虐殺を生き延びられたことが本書を読むと分かります(本書では他人を気にかける善人はあっさり死んでしまっている)
この本が絶版状態なのがとても残念です
子どもにも読みやすいのでお勧めなんですけど・・・
2015年2月5日に日本でレビュー済み
ヴラデックとアンジャの出会いから、家族の戦前から戦中の日常、アウシュビッツの日々、生き残ったウラデックと妻の米国移住後の日々と、息子である作者のアート•スピーゲルマンとフランス人妻から見た妻の自殺後のウラデックの最晩年の日々。現在と過去を行ったり来たりするストーリーに登場する「マウスたち=ごく普通の人間であるポーランドのユダヤ人たち」は運命に翻弄されながら懸命に生きて行きます。淡々と進むウラデックの個人史を通じて、20世紀最大の悲劇の実相を学ぶことができます。
20年近く私の愛読書だったのが、いつしかまだユダヤ人の歴史も、人生の深奥も知らない小学校6年生の息子の愛読書になりました。
どのような年で読み返しても、様々なアングルで読んで新たな発見があるため、これからも何度も読み返すであろう名作です。
20年近く私の愛読書だったのが、いつしかまだユダヤ人の歴史も、人生の深奥も知らない小学校6年生の息子の愛読書になりました。
どのような年で読み返しても、様々なアングルで読んで新たな発見があるため、これからも何度も読み返すであろう名作です。