子供の頃から、わたしは料理をすることに義務を感じていました。しかし、外食、中食にはには”お金”というものが大前提なのです。親元から離れ、若造の収入の中で切り盛りをしなければならない、そして手ごろな値段の出来合いのものに舌が拒否反応を示し始めた、そんな中この本をよみました。伝統的な料理であっても、気張らなくてうまいものは作れる。パーティー料理でもアップアップする必要はない。手間をかけるべきところとかけなくてよいところを見極めればよい。なんか、肩の力が抜けました。　そして、始めて一人暮らしをするときに台所用具はこれだけあればよい。というリストは非常に参考になりました。「どれかひとつだけあればよいというなら中華なべ。」という意見にも大賛成です。”台所が狭くて。”という主婦の方、自炊を始める方、今の一人暮らしにちょっと行きづまり感のある方、ぜひ読んでください。　　お掃除はちょっと不得手なようですが、そのあたりは割り引いて読んでくださいね。　　

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田川律台所術・なにが男の料理だ (シリーズ日常術 8) 単行本 – 1987/2/1

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