無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
よい戦争 -
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 言語 : 日本語
- - : 625ページ
- ISBN-10 : 4794957017
- ISBN-13 : 978-4794957016
- Amazon 売れ筋ランキング: - 393,602位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,864位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
13グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期日通りに受け取ることが出来ました。本の状態も予想以上にキレイで良かったです。
2019年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あの戦争を振り返るこんな本が何故、国内に無いのだ! 戦後10年から30年の間でのインタビュー。時期が
ベストだ。今から取材、出版しても無駄。日本のジャーナリズムの怠慢だ。
ベストだ。今から取材、出版しても無駄。日本のジャーナリズムの怠慢だ。
2014年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精力的でかつ魅力的な取材を披露するスタッズ・ターケルの超有名な一冊。
分厚いので一瞬敬遠するが、1つ1つが短いエピソードなので気楽に読める。
あらゆる階層にいた人々(アメリカの白人、黒人、イタリア系、ドイツ系、日系、ソ連人、かつての敵であるドイツ人、日本人、政治家、OSS、アメリカ国内の労働者、女性労働者、戦場カメラマン、パルチザン、陸海空軍兵士、良心的兵役拒否者、同性愛者、核実験参加者などなど)の第二次世界大戦前後の経験を60〜80年代に回想してもらったインタヴューの集成。
当時の世相を知るに有益な一冊だ。
インタヴューはどれもリアルな生活感覚があふれ出ていて、貴重だ。日本人の目から見ても共感できる内容ばかり。
アメリカ国内の人種差別や女性差別、同性愛者や共産主義者への差別感情の話や、戦場に行くことが国への忠誠の証しだという当時の感覚がよくわかる。
さらに、戦後の回想なので、インタヴュー当時の世相も反映しているのが面白い。
戦後直後は第二次世界大戦を「よい戦争」と認識するのに、60年代後半や80年代では、反戦運動・平和運動の影響から否定的な意見が目立つ。
時々「うそ」や「思い込み」が交じっている感想などもあるが、そのまま載せているのも面白い。(当時のうわさを信じている英国の奥様とか、事実と違うのだけれど美化してしまっている思い出だとかあるが、ターゲルはわかっていてわざとそのままにしているのだろう)
また、ユージン・スレッジ(TV映画 パシフィックの原作者の一人)のインタヴューや「ウィリーとジョー」(アメリカ兵のキャラクターで当時兵士に大変人気があったマンガの主人公)の作者へのインタヴューなども興味深い。
マニアックなことだが、軍事関連用語ですこしだけ誤訳があった。でも文句をいうようなレベルではないと思う。
例えば、「第101空輸部隊」(正しくは第101空挺師団)、「ヒトラー児童会」(正しくはヒトラー・ユングフォルク あるいは ヒトラー少国民団)「タスキジー飛行隊」(正しくはタスキーギ飛行隊)などだが、別に文脈が通じないわけではない。
是非一度お読みください。
関連して、当時の兵士たちのリアルな生活感覚を知りたい方は
ポール ファッセル著 「誰にも書けなかった戦争の現実」をお薦めする。
分厚いので一瞬敬遠するが、1つ1つが短いエピソードなので気楽に読める。
あらゆる階層にいた人々(アメリカの白人、黒人、イタリア系、ドイツ系、日系、ソ連人、かつての敵であるドイツ人、日本人、政治家、OSS、アメリカ国内の労働者、女性労働者、戦場カメラマン、パルチザン、陸海空軍兵士、良心的兵役拒否者、同性愛者、核実験参加者などなど)の第二次世界大戦前後の経験を60〜80年代に回想してもらったインタヴューの集成。
当時の世相を知るに有益な一冊だ。
インタヴューはどれもリアルな生活感覚があふれ出ていて、貴重だ。日本人の目から見ても共感できる内容ばかり。
アメリカ国内の人種差別や女性差別、同性愛者や共産主義者への差別感情の話や、戦場に行くことが国への忠誠の証しだという当時の感覚がよくわかる。
さらに、戦後の回想なので、インタヴュー当時の世相も反映しているのが面白い。
戦後直後は第二次世界大戦を「よい戦争」と認識するのに、60年代後半や80年代では、反戦運動・平和運動の影響から否定的な意見が目立つ。
時々「うそ」や「思い込み」が交じっている感想などもあるが、そのまま載せているのも面白い。(当時のうわさを信じている英国の奥様とか、事実と違うのだけれど美化してしまっている思い出だとかあるが、ターゲルはわかっていてわざとそのままにしているのだろう)
また、ユージン・スレッジ(TV映画 パシフィックの原作者の一人)のインタヴューや「ウィリーとジョー」(アメリカ兵のキャラクターで当時兵士に大変人気があったマンガの主人公)の作者へのインタヴューなども興味深い。
マニアックなことだが、軍事関連用語ですこしだけ誤訳があった。でも文句をいうようなレベルではないと思う。
例えば、「第101空輸部隊」(正しくは第101空挺師団)、「ヒトラー児童会」(正しくはヒトラー・ユングフォルク あるいは ヒトラー少国民団)「タスキジー飛行隊」(正しくはタスキーギ飛行隊)などだが、別に文脈が通じないわけではない。
是非一度お読みください。
関連して、当時の兵士たちのリアルな生活感覚を知りたい方は
ポール ファッセル著 「誰にも書けなかった戦争の現実」をお薦めする。
2017年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前は「第二次大戦を語っていて、時代的な役目は終えた本」のような印象を持っていましたが、今読むと「アメリカは以前はこんなふうじゃなかったのに、ルーズベルトがアメリカを一国主義から『世界の警察官』」にしていったんだ」という話や白人と黒人部隊は別だったという話など、第二次大戦を振り返ってのさまざまな人の語りが、トランプ大統領が誕生したいまとなっては時代の最先端のテーマ以外の何者でもなくなっていて驚きました。以前読んだ人もこれから読む人も、今読むことで新しい価値を生み出す本だと思います。ぜひ復刊していただきたい1冊です。
2004年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実は私はこの本の翻訳に関わっている。ずいぶん昔のことだ。しかし、今の世界の情勢は、特に米国のやっていることは、いくらなんでも理不尽だと思う。だから今でもこの本は古くない。第二次対戦に関係した様々な人々の本音に迫るターケルの熱意には脱帽だ。スタッズ・ターケルは、高齢(90歳を超えている)の今も執筆活動を続けるシカゴきってのオールド・リベラルだが、このインタビュー集と、ブッシュ大統領と共和党のお題目である「テロに対する戦争」"War against terrorism"を対比させてみると、米国の持つ大きな矛盾が見えてくる。いや、米国だけじゃない、そもそも「よい戦争」というものは存在するのか?という原初的命題が生きた話し言葉で読者に突きつけられるのだ。マイケル・ムーアはスタッズ・ターケルを信奉しているそうだ。ターケルの地元シカゴはイリノイ州だが、マイケル・ムーアの故郷ミシガン州フリントはイリノイの東北にある。近い。保守的な中西部で、あくまで自分の地元を基礎にしてメッセージを発するふたりの方法には共感を覚える。
2012年12月5日に日本でレビュー済み
第二次世界大戦を経験した人たちに、スタッズターケルがインタビューした記事を一冊にまとめた本です。PXの軍人。知能指数の高い黒人。良心的兵役拒否者。虐殺を生き残ったユダヤ人。傷病軍人病院の看護婦。ドイツ軍の捕虜になったアメリカ人。海兵隊の同性愛者。普通の人からマイノリティーまで様々な人がインタビューに答えています。”良い戦争 (the good war)”という書名から、反戦論、主戦論のような捉え方をされてしまう人が多いと思いますが、スタッズターケルは”良い (good)”に相当複雑なニュアンスを込めています。この本そのものが、既に廃刊となりほぼ図書館でしか読むことができませんが、当時の色々な人たちの経験や感じ方を通して、第二次大戦以降の歴史・紛争〜現在の世界情勢を理解するのに非常に役立ちます。個人的には、マイノリティーの意味をよく理解できるようになりました。
2006年10月4日に日本でレビュー済み
最近映画「カポーティー」を観て、なぜか"The Good War"のことを思い出しました。 トルーマン・カポーティーが参与観察のように見えて実は冷血なのに対して、スタッズ・ターケルは第三者的に見えて実は極めて参与の度合いが高いのではないか、そんなことが頭をかすめたからです。 私が"The Good War"を読んだのは1990年ですが、すぐにスタッズ・ターケルの手に入るペーパーバックは全て揃えました。 そのくらいインパクトの強い本でした。 さらに言えばサラリーマンをやめて国際協力の道に入り、いまでは現場でのインタビューやワークショップが中心の生活をしているのも、恐らくこの本の影響でしょう。 最近は質的研究・定性評価に関心を持っているのですが、基本はやはりインタビューで、そこから「問いを育てる、仮説をきたえる」(佐藤郁哉)ようなことをやっている、そんな気がします。 佐藤郁哉の「フィールドワークの技法」の推薦図書にもなっている沢木耕太郎の「一瞬の夏」や鎌田彗の「自動車絶望工場−ある季節工の手記」、あるいはエスノグラフィーの研究のように、ある程度時間を掛けて一人の人(あるいは人たち)に迫るということも大事ですしとても興味深いですが、たくさんの人のインタビューからマクロな視点で組み立てる(あるいは結果として組み立てられたように見えるということかも知れませんが)というのも同じくらい大事なのではないかと感じます。 そういうことを気づかせてくれたという意味で、この本は私の人生を変えた一冊だったのではないかと思います。
2003年8月8日に日本でレビュー済み
世相が不安定な今…しかも、国際的にもあちこちにも火種がくすぶり続けている今。
特に、お子さんがいる人は読んでおいた方がいいと思います。
自分は、祖父母、両親、叔父叔母が戦争を経験しています。
B29の落とす焼夷弾の火の手に追われ、ほうほうの体で逃げ回り、友人も血縁者も何人も亡くしという経験をしている。
それでも、彼らはアメリカ軍が進駐してくるその瞬間まで、「戦争は正しい目的があってやっていたことだ」ということを疑ってなかった。
例えば、父母や叔父叔母は、教科書の墨塗りをやり、教師がこれまでの日本の所業を批判しだすまで、カケラも「大東亜戦争」における日本の正義を疑ってなかったといいます。
この本には、そうした経験が沢山詰まっている。うちの両親の体験のようなものだけじゃなく、実際に戦場で銃を手にとって戦っていた人たちの経験も含めて。
彼らの多くが、「この戦争を良いと思って戦っていた」、その理由を見つめておいた方がいい。
いつか、お子さんが「戦争って悪いことなんでしょう?」ということを聞いてくるでしょう。その時に答えるべき言葉を、自分なりに作るためにも、この本は必読です。
特に、お子さんがいる人は読んでおいた方がいいと思います。
自分は、祖父母、両親、叔父叔母が戦争を経験しています。
B29の落とす焼夷弾の火の手に追われ、ほうほうの体で逃げ回り、友人も血縁者も何人も亡くしという経験をしている。
それでも、彼らはアメリカ軍が進駐してくるその瞬間まで、「戦争は正しい目的があってやっていたことだ」ということを疑ってなかった。
例えば、父母や叔父叔母は、教科書の墨塗りをやり、教師がこれまでの日本の所業を批判しだすまで、カケラも「大東亜戦争」における日本の正義を疑ってなかったといいます。
この本には、そうした経験が沢山詰まっている。うちの両親の体験のようなものだけじゃなく、実際に戦場で銃を手にとって戦っていた人たちの経験も含めて。
彼らの多くが、「この戦争を良いと思って戦っていた」、その理由を見つめておいた方がいい。
いつか、お子さんが「戦争って悪いことなんでしょう?」ということを聞いてくるでしょう。その時に答えるべき言葉を、自分なりに作るためにも、この本は必読です。