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紅茶を受皿で: イギリス民衆芸術覚書 単行本 – 1981/2/1
小野 二郎
(著)
アイルランドの田舎町で偶たま目にした老婦人の作法が、民衆文化の基層を垣間見させる。ウイリアム・モーリスのレッサーアートの広い世界にふれることにしよう。
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日1981/2/1
- ISBN-104794959796
- ISBN-13978-4794959799
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登録情報
- 出版社 : 晶文社 (1981/2/1)
- 発売日 : 1981/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 4794959796
- ISBN-13 : 978-4794959799
- Amazon 売れ筋ランキング: - 239,894位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,565位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資料として使った
2012年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小野二郎の本は、どれも素晴らしい。もっともっとみんなに読まれてよいはず。知的な好奇心を満たしてくれる。読書の愉しみを味わえる一冊。読書家を自認するあなた、まだ読んでいない??そんな!
2017年1月9日に日本でレビュー済み
小野二郎さんの本を読むのは初めてでした。題名とぴったりの木版画の表紙に惹かれたのが大当たり。イギリス文学者で、民芸・印刷物への興味があるところは寿岳文章という人と同じです。よく引用される作家としてラスキン、ウィリアム・モリスやジョージ・オーウェルといったところにセンスの良さを感じました。
30篇ほどのエッセイを集めています。テーマは広範囲ですが、モリスのいうレッサー・アート(大芸術に対する小芸術、民衆芸術)という概念にふくめられます。紅茶の飲み方、イギリス料理、蜂蜜酒、陶器人形、ミュージックホール…。なかでも印刷物にまつわる話題は多く、木版画、イギリスの瓦版ともいえるブロードサイド、チャップ・ブック、トイ・ブック、端物印刷物(領収書、名刺、招待状、切符、包み紙、ラベル)、壁紙の歴史まであります。本書で紹介された職人や装飾デザイナーたちは今までまったく知らない人々ばかり。イギリスの民衆芸術はケルト文化や北欧神話にまで根をもっていて、多様で、層が厚いと再認識させられました。
参考資料は巻末にまとめています。個人的に注目した作家と著書をあげるとすれば、
平野敬一『マザー・グースの唄』
小池滋『ロンドン』
香内三郎『言論の自由の源流』
水津一朗『石の文化・木の文化』
柳宗玄『西洋の誕生』
コリン・ウィルソン『わが酒の讃歌』
アレック・ウォー『わいん―世界の酒遍歴』
トマス・ビューイック『History of British Birds』
J・B・プリーストリー『英国のユーモア』
マリオ・プラーツ『ムネモシュネ』
ベンジャミン・ソープ『Northern Mytholog』
と、日本のイギリス学の層も厚いという感想を得ました。
30篇ほどのエッセイを集めています。テーマは広範囲ですが、モリスのいうレッサー・アート(大芸術に対する小芸術、民衆芸術)という概念にふくめられます。紅茶の飲み方、イギリス料理、蜂蜜酒、陶器人形、ミュージックホール…。なかでも印刷物にまつわる話題は多く、木版画、イギリスの瓦版ともいえるブロードサイド、チャップ・ブック、トイ・ブック、端物印刷物(領収書、名刺、招待状、切符、包み紙、ラベル)、壁紙の歴史まであります。本書で紹介された職人や装飾デザイナーたちは今までまったく知らない人々ばかり。イギリスの民衆芸術はケルト文化や北欧神話にまで根をもっていて、多様で、層が厚いと再認識させられました。
参考資料は巻末にまとめています。個人的に注目した作家と著書をあげるとすれば、
平野敬一『マザー・グースの唄』
小池滋『ロンドン』
香内三郎『言論の自由の源流』
水津一朗『石の文化・木の文化』
柳宗玄『西洋の誕生』
コリン・ウィルソン『わが酒の讃歌』
アレック・ウォー『わいん―世界の酒遍歴』
トマス・ビューイック『History of British Birds』
J・B・プリーストリー『英国のユーモア』
マリオ・プラーツ『ムネモシュネ』
ベンジャミン・ソープ『Northern Mytholog』
と、日本のイギリス学の層も厚いという感想を得ました。