"問題はわたしたちがどのようにお金をつかうかではなく、どのように時間をつかうかなのだ"体制からドロップアウトしながら、エネルギッシュかつオルタナティブに生きた80年代の著者も含めたアメリカの自営業者たちのルポタージュである本書は、与えられた職業としてではなく【自己表現としての仕事】の大切さを教えてくれる。
個人的にも、古書店カウブックス創業者にして元暮らしの手帖編集長の松浦弥太郎氏やブックディレクターの幅允孝氏、そして多くの独立系"本屋"の人たちが本書あるいは著者がしていた【モンタナ・ブックスに影響を受けた】と語っていた事から興味を持ったのが出会いのキッカケになったわけなのですが(よく言われる)邦題からイメージさせる無気力さとは縁遠い内容に軽い驚きと、言わばビジネス版"オン・ザ・ロード"(ケルアック)60年代〜70年代ヒッピーカルチャー、カウンターカルチャーを補完する内容だな。と感じました。
多少翻訳が読みにくい印象なのですが【キラキラした働き方改革話】にストレスを感じている誰か。あるいは"本屋"として【ラブ&ピースにサバイブしたい】誰かの心の拠り所としてオススメです。
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就職しないで生きるには 単行本(ソフトカバー) – 1998/9/10
レイモンド マンゴー
(著),
中山 容
(翻訳)
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日1998/9/10
- ISBN-104794963688
- ISBN-13978-4794963680
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
嘘にまみれて暮らすのはイヤだ。納得できる仕事がしたい-。天然石鹸をつくる、小さな本屋をひらく、シャケ缶をつくるなどの新しいビジネスをまわった報告をまとめた書。1981年刊の新装版。
著者について
1960年代後半にベトナム反戦運動に参加。その後、農場でコミューン生活を送り、日本はじめ世界中を旅する。73年シアトルで出版社兼書店「モンタナ・ブックス」をはじめる。また原子力発電に反対してワシントン州知事選に立候補。放浪生活を送りながら「マザー・ジョーンズ」誌の編集に携わる。著書に『河の旅、森の生活』(角川文庫)『大リーグなしでは生きられない』(晶文社)
登録情報
- 出版社 : 晶文社; 新装版 (1998/9/10)
- 発売日 : 1998/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 214ページ
- ISBN-10 : 4794963688
- ISBN-13 : 978-4794963680
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 965位倫理学入門
- - 30,850位ノンフィクション (本)
- - 39,456位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
決して働かないことを肯定する本ではなくて、いろんな働き方があるよーってことを教えてくれる本です。
そこを間違うと本書を楽しめないかなと思います。
翻訳が下手ですが、働き疲れた人はこれを読んで自分を一度見つめなおすと良いでしょう。
そこを間違うと本書を楽しめないかなと思います。
翻訳が下手ですが、働き疲れた人はこれを読んで自分を一度見つめなおすと良いでしょう。
2008年11月10日に日本でレビュー済み
テレビの情熱大陸で読みましたが
参考になることは、最初の4行と最後の4行だけでした。
サクセスストーリーとして読むのは
きっと面白いと思いますが、
就職や転職や独立を控えている人には
「・・・で、結論は??」と疑問が残る1冊です。
入荷待ちまでして購入した1冊だけに、
残念です。
参考になることは、最初の4行と最後の4行だけでした。
サクセスストーリーとして読むのは
きっと面白いと思いますが、
就職や転職や独立を控えている人には
「・・・で、結論は??」と疑問が残る1冊です。
入荷待ちまでして購入した1冊だけに、
残念です。
2014年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に印象はありませんが、興味本位で購入しました。いいと思います。
2008年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情熱大陸の中で「月曜日に元気になる本」として紹介されていたので、
入荷待ちまでして手に入れた。
まず、シチュエーションが飛び飛びで、非常に読みにくい。
いや、そもそも文章が(原文も訳文も)とても読みづらい。
そして、著書が体験した個人事業の悪戦苦闘ぶりがつづられているのだが、
「就職せずに生きる」という姿勢が、たいして楽しそうに描かれていないし、
読者のヒントになるほど哲学的でもない。
むしろ「就職しないって大変ねぇ」と思わせるような、
著者の愚痴っぽい内容ばかりが頭に残る。
ではビジネス書として何かあるかというと、
30〜40年以上も前のアメリカが舞台であるから、
今の日本に適用できるようなシチュエーションはない。
まぁどの時代でもあるような、
普遍的なビジネスチャンスの見つけ方は多少のヒントになるかもしれないが、
何もこの読みづらい本じゃなくてもいいと思う。
正直、元気になるどころか、かなり疲弊した。
入荷待ちまでして手に入れた。
まず、シチュエーションが飛び飛びで、非常に読みにくい。
いや、そもそも文章が(原文も訳文も)とても読みづらい。
そして、著書が体験した個人事業の悪戦苦闘ぶりがつづられているのだが、
「就職せずに生きる」という姿勢が、たいして楽しそうに描かれていないし、
読者のヒントになるほど哲学的でもない。
むしろ「就職しないって大変ねぇ」と思わせるような、
著者の愚痴っぽい内容ばかりが頭に残る。
ではビジネス書として何かあるかというと、
30〜40年以上も前のアメリカが舞台であるから、
今の日本に適用できるようなシチュエーションはない。
まぁどの時代でもあるような、
普遍的なビジネスチャンスの見つけ方は多少のヒントになるかもしれないが、
何もこの読みづらい本じゃなくてもいいと思う。
正直、元気になるどころか、かなり疲弊した。
2016年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビール飲み放題の工場などアメリカはやはりすごいなあと感じた。
2021年2月23日に日本でレビュー済み
もっとも、「根源的利益」が表題ではなかなか売れないと思うが。
1970年代、80年代が時代背景。独立して生きる人たちを描いた本。著作の中で堂々と麻薬の使用を描いているのがなんとも恐ろしい。アメリカ怖い。
インターネットが無い時代のことなので、今現在、独立を志す人が読んでも参考にはなる部分は少ない。
ビジネスモデルが変わってしまっているからだ。
しかし、本来の趣旨である「根源的利益」はとても良い考え方だ。
利益とは金銭的なものではない。私を含め多くの方が考える「ある程度まとまったお金が出来たら自由になりたい」という思想は誤りである。「やっていて楽しいことをやりつつ、独立して生計を立てることを許す自由」これが根源的利益に結び付く。
1970年代、80年代が時代背景。独立して生きる人たちを描いた本。著作の中で堂々と麻薬の使用を描いているのがなんとも恐ろしい。アメリカ怖い。
インターネットが無い時代のことなので、今現在、独立を志す人が読んでも参考にはなる部分は少ない。
ビジネスモデルが変わってしまっているからだ。
しかし、本来の趣旨である「根源的利益」はとても良い考え方だ。
利益とは金銭的なものではない。私を含め多くの方が考える「ある程度まとまったお金が出来たら自由になりたい」という思想は誤りである。「やっていて楽しいことをやりつつ、独立して生計を立てることを許す自由」これが根源的利益に結び付く。
2009年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に、著者のビジネス史を、次に各地に飛び、人々がどういう商売をして、周りに関係しているかを書く。宿を転々とする話は、アメリカならではのおおらかとして、古い宗教・風習が優しくかかれている。
離婚した話に絡め不動産を動かしていきく話。
マンゴーが自滅し、それでも生き抜くために精一杯がんばり、それが実った。それでも、今の環境(経済・税金の仕組み)からは抜け出せない。
だが、人間本来の本能に従い自由を追求する努力はつづくのである。
最後に書かれた資本主義への警鐘は、現代に通じる。
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マンゴーが自滅し、それでも生き抜くために精一杯がんばり、それが実った。それでも、今の環境(経済・税金の仕組み)からは抜け出せない。
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最後に書かれた資本主義への警鐘は、現代に通じる。