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彷書月刊編集長 単行本 – 2002/11/30

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

古本と古本屋、すべての本を愛するための情報誌『彷書月刊』の編集長が、創刊以来の歩みを綴る。古本屋の笑顔と涙を描いた一冊。古本の匂いが一杯の本。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 晶文社 (2002/11/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 235ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4794965524
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4794965523
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 1個の評価

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田村 治芳
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年6月7日に日本でレビュー済み
晶文社には,私が勝手に命名した「古本屋3部作」という本があり,『石神井書林 日録』(内堀弘・著),『古本屋 月の輪書林』(高橋徹・著)に続いてとうとう3冊目も読んでしまいました。はは。お得意さんだ。

 本書は本,古本にまつわる話,昭和初期の頃の話なども交えた田村さんのエッセイ集で,いろいろな雑誌などに書かれた文章を集めたもの。古本屋さんという何やら異界の先輩のお話を,肩の凝らない酒場とか喫茶店で聞いている感じ。田村さんは1950年生まれなので,私より8歳年長。田村さんはオモシロガリの物知り。ストリート・ワイズでございます。文章もお上手。オススメです。

 たとえばこんな文があります。『ふるさとは貧民窟なりき』(小板橋二郎)という本の紹介。

「その面白さ,偏見をぶちかます,怒濤の筆力は,本書を読んでもらえれば,すぐわかる」

 特に〈偏見をぶちかます,怒濤の筆力〉ってところがいいですねえ。こんなフレーズをさらっと書かれるのでしょうか。素晴らしい。

 面白い話満載ですが,特に中江兆民が大酒呑みだったという話は傑作でした。酒呑みの多少の失敗談には驚かないワタクシではありますが,兆民先生にはかなわない。ここを読んだだけでもだいぶ得した気分。あんまり品がない話なんで紹介できないのが残念(私はこういう話が大好きなんですが)。もう一文。古本の売買について書かれた文章。

「ゴミをゴミとしておもしろがるのも,おもしろいんじゃないの。つくってつくれるものではないが,ここに出てきたゴミやボロをつむぎ,古本たちの死に場所をよみがえる場所にしよう。なんてね。わたしだって考えるゴミなのだから」

 「考えるゴミ」ですって。名言ですねえ〜。シビレましたあ〜。
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