子供のころから本を読みまくっていた著者も自分が出版する側になるとはぜんぜん思っていなかったようだ。
目新しいことにはなんでも首をつっこんでしまうという性癖から、著者は自分の会社を出版社にしてしまう。出版のことをぜんぜん知らないところがスタート地点だ。そこから、トーハンなどの取次ぎと取引を始め、本を出してしまう。
一人だけの出版社だ。お金もあんまりないらしい。だから、一人で何もかもやってしまう。原稿を書く。DTPを使う。挿絵を描く。表紙のデザインをする。驚きである。
思いつきではじめた著者は、今は出版を楽しんでいるようだ。
読者は、出版社の立ち上げというストーリーを通じて出版業界のことを知ることができる。出版業界入門書といってもいいかもしれない。
そして、本を読む側の人間も、本の企画ができるところから、流通・返品・断裁・火葬場までの本の一生を知ることで、本への愛着が増すだろう。
読書家、出版業界に進出しようという人、人生の楽しみ方を学びたい方にとって必読の書である。
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日本でいちばん小さな出版社 単行本 – 2007/5/1
佃 由美子
(著)
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- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104794967098
- ISBN-13978-4794967091
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登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4794967098
- ISBN-13 : 978-4794967091
- Amazon 売れ筋ランキング: - 891,031位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版に興味があり読んでみた。
ひさしぶりにとっても面白い本に出会えた。
さいしょは、ちょっとエキセントリックな女性の
変わり者自慢で終わっちゃう本なのかと危惧したが、
シュンとしたりカーっとしたり、素直な気持ちが読み取れて
とても好感が持てた。
彼女の強みは、フットワークの軽さ、なんでもやってみること、
おじさんにかわいがられる力、のようだ。
すべてがそろわないと動かない傾向がある私には
とてもインスパイアされる内容だった。
ドラマ化してもいいのに、とも思える。
ひさしぶりにとっても面白い本に出会えた。
さいしょは、ちょっとエキセントリックな女性の
変わり者自慢で終わっちゃう本なのかと危惧したが、
シュンとしたりカーっとしたり、素直な気持ちが読み取れて
とても好感が持てた。
彼女の強みは、フットワークの軽さ、なんでもやってみること、
おじさんにかわいがられる力、のようだ。
すべてがそろわないと動かない傾向がある私には
とてもインスパイアされる内容だった。
ドラマ化してもいいのに、とも思える。
2008年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み物としては面白いかもしれません。しかし、非常に恵まれた経済環境(愛車はスープラ)で、出版社を始めて、それを続ける努力といっても自分のできる範囲、やりたい範囲だけで後は運が良かっただけとしか思えません。これから出版社を作ろうと考えている方には参考にならないかも知れません。
2010年3月30日に日本でレビュー済み
本が、どんなふうに「問屋」に仕入れられて、どんなふうに「メーカー」に戻ってきて、
どんなふうにそれが「改装」されて再び出荷を待つのかが、分かります。
書籍業界で働く者には、一連の流通の中の「メーカー部分」の流れがよく分かるし、
本が好きな人には「本って、こんなふうな経過で本屋さんに届いてるんだ」という事が分かって、興味深いのではないかと思います。
どんなふうにそれが「改装」されて再び出荷を待つのかが、分かります。
書籍業界で働く者には、一連の流通の中の「メーカー部分」の流れがよく分かるし、
本が好きな人には「本って、こんなふうな経過で本屋さんに届いてるんだ」という事が分かって、興味深いのではないかと思います。
2013年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一個人が出版社を起こすには、こういう過程を経るのだということがわかりました。日本の出版業界の仕組みもわかりますし、時代遅れな部分もわかり、参考になりました。
2021年5月5日に日本でレビュー済み
運がいい、経済面で恵まれていて努力をしてない、
などというレビューがありますが……、
私は、この本を読んで、一人出版社ってめちゃくちゃ大変だなと思いました。
自分でライティングから編集、デザイン・DTPもやって、取次営業もして、経理もやられているのです。
しかも(どう見積もっても)儲からない。
こんなことまでしなきゃいけないのか……と、
出版社を始めたい、というよりは諦めたくなるような本でした。
でも、楽しいから続けているというのが、
著者のメッセージかなと思いました。
あえて残念な部分を上げるとすると、
自伝的な本なので仕方ないのですが、
著者が書きたい部分だけを書いて、書きたくない部分は濁しているというところです。
それは簡単に言うと、お金の部分と出版企画の立ち上げ方の部分(2冊目までは割と詳細に書かれていたと思います)です。
たぶん皆さん、一番ここが知りたいのだと思いますが……。
などというレビューがありますが……、
私は、この本を読んで、一人出版社ってめちゃくちゃ大変だなと思いました。
自分でライティングから編集、デザイン・DTPもやって、取次営業もして、経理もやられているのです。
しかも(どう見積もっても)儲からない。
こんなことまでしなきゃいけないのか……と、
出版社を始めたい、というよりは諦めたくなるような本でした。
でも、楽しいから続けているというのが、
著者のメッセージかなと思いました。
あえて残念な部分を上げるとすると、
自伝的な本なので仕方ないのですが、
著者が書きたい部分だけを書いて、書きたくない部分は濁しているというところです。
それは簡単に言うと、お金の部分と出版企画の立ち上げ方の部分(2冊目までは割と詳細に書かれていたと思います)です。
たぶん皆さん、一番ここが知りたいのだと思いますが……。
2007年7月10日に日本でレビュー済み
押しの強い営業系友人に迫られて『アニカ』(←検索してみてくださいませ)という個人経営出版社を営むハメになった著者が、
いきあたりばったりの手探り操業で困難を乗り越えつつも、出版のおもしろさへと目覚めていった過程を綴ったエッセイ。
著者のバイタリティと、いい意味でのいい加減さ、そして出版業への熱意が、乱雑だけど勢いのある文体にマッチし、一気に楽しく読んでしまいました。
昨今のネット書店を含む出版流通事情が細かく書かれているので、
本に関わる人、本に好きな人が手に取られると、たいてい新しい発見があるのではないかと思います。
関係ないですが、『対岸の彼女』という角田光代さんの小説の登場人物を思い出しました。
ほんと、すがすがしく、うらやましい生き方です!
いきあたりばったりの手探り操業で困難を乗り越えつつも、出版のおもしろさへと目覚めていった過程を綴ったエッセイ。
著者のバイタリティと、いい意味でのいい加減さ、そして出版業への熱意が、乱雑だけど勢いのある文体にマッチし、一気に楽しく読んでしまいました。
昨今のネット書店を含む出版流通事情が細かく書かれているので、
本に関わる人、本に好きな人が手に取られると、たいてい新しい発見があるのではないかと思います。
関係ないですが、『対岸の彼女』という角田光代さんの小説の登場人物を思い出しました。
ほんと、すがすがしく、うらやましい生き方です!
2007年5月13日に日本でレビュー済み
何だかよくわからないままはじまり、何だかよくわからないまま終わる。
口座取得のくだりやその他の部分も、結局「最初からお金があった」「運がよかった」というだけで、出版社をやろう!という人にとっても、とくに参考になるような本ではない。
タイトルの「日本でいちばん小さな出版社」に騙されて、どんな「小さな出版社」の苦労物語なんだろうと楽しみにしていたのだが、中身は、かなり恵まれた「小さくない出版社」の行き当たりばったり物語だった。
口座取得のくだりやその他の部分も、結局「最初からお金があった」「運がよかった」というだけで、出版社をやろう!という人にとっても、とくに参考になるような本ではない。
タイトルの「日本でいちばん小さな出版社」に騙されて、どんな「小さな出版社」の苦労物語なんだろうと楽しみにしていたのだが、中身は、かなり恵まれた「小さくない出版社」の行き当たりばったり物語だった。