「歌詞とエッセイ集」と表紙にもあるように、タイトルから予想される詩集ではありません（あまりよくない詩も１篇収められている）。
街、生活、実験、友達、ソウルフード、異性、家族、生と死、夜と夢というテーマごとにエッセイと歌詞が配される。
かといってあまり前から順に読む人は少なく、適当に開いて読む本じゃなかろうか。
一見自意識が強そうなのに、エゴがない。歌もポップだし、エッセイも読みやすいのは、豊田道倫が自分のことを考えていないからなんじゃないかと、目次に並んだテーマを見て思いました。
ツイッターを見ているとわかるように、本をよく読んでらっしゃるからか、文も一文一文が短く、読みやすい。そして何が書いてあるかがわかりやすい。情景が浮かぶ。さすがである。ただ、豊田道倫を知らない人（ＣＤを持っていない人）が読んでも、面白くはないかもしれない。
曲目付きのディスコグラフィーと梅佳代によるmtv豊田道倫の写真集（カラー）あり。
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