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Heimat Rose -繋囚- (ガッシュ文庫) 文庫 – 2010/2/27
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社海王社
- 発売日2010/2/27
- ISBN-104796400389
- ISBN-13978-4796400381
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登録情報
- 出版社 : 海王社 (2010/2/27)
- 発売日 : 2010/2/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 301ページ
- ISBN-10 : 4796400389
- ISBN-13 : 978-4796400381
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,459,257位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,121位ボーイズラブノベルス (本)
- - 264,420位文庫
- - 365,422位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューが良かったので読んでみましたが、思った以上に面白いです!すぐ次を読みます。
2023年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イラストレーターが夢花季さんだったことで4冊セットで購入しましたが、なかなかスピード感もあり面白かったです。
前段としては王女と二人の次期王候補が幼なじみとして幼少期を過ごしたものの、候補の片方には妬み恨みが生まれていてかんけいはかられ、復讐する物語です。
一方で、そんな復讐をする王族を助けた流刑囚との恋物語が本題ではあります。
ですが、一貫して素直ではない二人の間にあるのはすれ違い。
いや、その前の話もすれ違いではありますね。
不器用でお互いに嫉妬しつづける二人が、王と王妃(いや男だけど)になるのか。
ラフは幸せになれるのか 笑
展開は早く4冊はそこまで時間かからず読めるけど、内容がしっかりしていて良かったです。
もちろん、二人の王候補の絵が子どもっぽく見えますが 笑
前段としては王女と二人の次期王候補が幼なじみとして幼少期を過ごしたものの、候補の片方には妬み恨みが生まれていてかんけいはかられ、復讐する物語です。
一方で、そんな復讐をする王族を助けた流刑囚との恋物語が本題ではあります。
ですが、一貫して素直ではない二人の間にあるのはすれ違い。
いや、その前の話もすれ違いではありますね。
不器用でお互いに嫉妬しつづける二人が、王と王妃(いや男だけど)になるのか。
ラフは幸せになれるのか 笑
展開は早く4冊はそこまで時間かからず読めるけど、内容がしっかりしていて良かったです。
もちろん、二人の王候補の絵が子どもっぽく見えますが 笑
2020年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
え、ちょっと待って...。なにこれ、スゲー面白いんですけど...!? なのに、なんでこんなにレビュー少ないの?ていうか、お願いだから皆、読んでーーッ!!
という心の叫びはさておきザクっと内容をご説明するならば、「架空の君主制国家における王位継承に纏わる権謀術数と、主人公であるチュールとレイの恋愛模様の2本立てでお届けする歴史ロマン」...といったところでしょうか。
鉄道や火器の類が登場する点から、だいたい16世紀〜17世紀の中世ヨーロッパ辺りを舞台設定として想定してるのかなー?などと考えております。
ただ、登場する都市などは全くの架空のものの様ですね。
ちなみに、あらすじはこんな感じ↓↓
凶悪犯のみが送られる流刑島ヴァルハイ。
その北の果ての離島に、ある日一人の男が護送されてくる。
彼の名はレイ。
他の囚人たちとはどこか違うミステリアスな雰囲気を持つ彼は、明晰な頭脳とずば抜けた身体能力、溢れるカリスマ性でもって、あっという間に流刑地の支配者へとのし上がる。
そんな彼は、冷酷無比ともいえる采配で部下の犯罪者たちをまとめ上げ、これまで誰一人として成し遂げる事の出来なかったヴァルハイからの脱獄を成功させる。
そしてレイは、実はこの国の王位継承権をもつ王族で、次期国王の座に最も近いと言われる人物だったという事が判明する。
彼は自らを陥れ、無実の罪を着せ己の人生を破滅させた人物への復讐の炎で、心を燃え立たせていた。
片やもう一人の主人公であるチュール。
それ程重くない罪により運悪く流罪になった挙句、囚人たちの間では性の捌け口とし扱われ流刑地でも最下層ともいえる生活を送っていた彼は、ちょっとした偶然からレイの命を救うことになる。
信頼出来る相手が居ないという状況の中で、レイとチュールは行動を共にするうちに、次第に惹かれ合っていきます。
この二人の恋愛模様だけでも十分に楽しめるのですが、そこに流刑地での下克上や脱獄のハラハラ感、綿密に組み立てられた復讐劇のシナリオなども加わって、正に一粒で二度も三度も美味しく楽しめる作品となっております。
レイがかなりのツンデレさんなので、「ストーリーは二の次でも、とにかく攻めと受けがイチャイチャ甘々なのが好きなのッ」という大の甘党お姉さま方にはオススメ出来ません。しかし、「話が面白ければ、ちょっとくらいの渋みや苦味は料理のアクセントとして楽しめる」という、辛いものもイける口のお姉さま方には自信を持ってオススメしたい一品です。
失礼な言い方かも知れませんが、最近のBL小説って、どれもこれも似た様なものばかりで記憶に留まる作品が少ないな〜と思っていた昨今、こんなに読み応えのある小説書かれる作家さんがいらっしゃるんだ...!✨と、今、喜びでめちゃくちゃ鼻息が荒くなっております 笑
最近、BL小説市場がどんどん狭まっている...という悲しいお話を先日聞いたばかりです。とにかく主人公達がいちゃこら甘々エロエロしているだけの、場当たり的な内容の薄い作品を大量生産して来た事が、現在の市場規模縮小に繋がったのではないでしょうか?
このあたり、出版側の責任も大きいのではないかと考えております(偉そうな事を書いてスミマセン)
...などと、ついつい婆の苦言を挟んでしまいましたが、こちらの「Heimat Rose」に関しては、文句無く楽しむ事が出来ました!
出来れば七つ星くらい差し上げたい作品ですので、皆さん、是非❗
という心の叫びはさておきザクっと内容をご説明するならば、「架空の君主制国家における王位継承に纏わる権謀術数と、主人公であるチュールとレイの恋愛模様の2本立てでお届けする歴史ロマン」...といったところでしょうか。
鉄道や火器の類が登場する点から、だいたい16世紀〜17世紀の中世ヨーロッパ辺りを舞台設定として想定してるのかなー?などと考えております。
ただ、登場する都市などは全くの架空のものの様ですね。
ちなみに、あらすじはこんな感じ↓↓
凶悪犯のみが送られる流刑島ヴァルハイ。
その北の果ての離島に、ある日一人の男が護送されてくる。
彼の名はレイ。
他の囚人たちとはどこか違うミステリアスな雰囲気を持つ彼は、明晰な頭脳とずば抜けた身体能力、溢れるカリスマ性でもって、あっという間に流刑地の支配者へとのし上がる。
そんな彼は、冷酷無比ともいえる采配で部下の犯罪者たちをまとめ上げ、これまで誰一人として成し遂げる事の出来なかったヴァルハイからの脱獄を成功させる。
そしてレイは、実はこの国の王位継承権をもつ王族で、次期国王の座に最も近いと言われる人物だったという事が判明する。
彼は自らを陥れ、無実の罪を着せ己の人生を破滅させた人物への復讐の炎で、心を燃え立たせていた。
片やもう一人の主人公であるチュール。
それ程重くない罪により運悪く流罪になった挙句、囚人たちの間では性の捌け口とし扱われ流刑地でも最下層ともいえる生活を送っていた彼は、ちょっとした偶然からレイの命を救うことになる。
信頼出来る相手が居ないという状況の中で、レイとチュールは行動を共にするうちに、次第に惹かれ合っていきます。
この二人の恋愛模様だけでも十分に楽しめるのですが、そこに流刑地での下克上や脱獄のハラハラ感、綿密に組み立てられた復讐劇のシナリオなども加わって、正に一粒で二度も三度も美味しく楽しめる作品となっております。
レイがかなりのツンデレさんなので、「ストーリーは二の次でも、とにかく攻めと受けがイチャイチャ甘々なのが好きなのッ」という大の甘党お姉さま方にはオススメ出来ません。しかし、「話が面白ければ、ちょっとくらいの渋みや苦味は料理のアクセントとして楽しめる」という、辛いものもイける口のお姉さま方には自信を持ってオススメしたい一品です。
失礼な言い方かも知れませんが、最近のBL小説って、どれもこれも似た様なものばかりで記憶に留まる作品が少ないな〜と思っていた昨今、こんなに読み応えのある小説書かれる作家さんがいらっしゃるんだ...!✨と、今、喜びでめちゃくちゃ鼻息が荒くなっております 笑
最近、BL小説市場がどんどん狭まっている...という悲しいお話を先日聞いたばかりです。とにかく主人公達がいちゃこら甘々エロエロしているだけの、場当たり的な内容の薄い作品を大量生産して来た事が、現在の市場規模縮小に繋がったのではないでしょうか?
このあたり、出版側の責任も大きいのではないかと考えております(偉そうな事を書いてスミマセン)
...などと、ついつい婆の苦言を挟んでしまいましたが、こちらの「Heimat Rose」に関しては、文句無く楽しむ事が出来ました!
出来れば七つ星くらい差し上げたい作品ですので、皆さん、是非❗
2020年5月30日に日本でレビュー済み
これは4冊物の架空BLファンタジーですが、できれば4冊全て読んだほうがいいです。
主人公はチュールという流刑地の罪人の少年です。彼が流刑地の海岸で一人の元貴族らしい男を拾った
ことから物語は始まります。展開が目まぐるしいですが、一気読みすることをお勧めします。
主な登場人物は
主人公のチュール、お人よしな辛い現実を受け止める質の少年で、性的や身体的に色々酷い目に遭っても
人をうらまないし、状況を受け止め打破しようとする少年です。口調は下町育ちなので、粗野な感じです。
チュールは、自分を変えないし媚びへつらわないところが好感を持てます。
相手役で1巻でチュールが拾った青年は、レイという元王族で冤罪で流刑地に流され、殺されそうに
なります。この人物は復讐のためなら手段を選ばない非情さと抜け目のなさを持ち合わせています。
性格は苛烈で、愛した者に裏切られた場合、とことん復讐して追い詰める性格です。
もう一人紹介すると、レイの従兄でレイを冤罪に陥れて、王女の結婚相手になったフェルマノワールです。
美貌のピアノが得意な温厚な青年ですが、生まれが先王の認められない庶子ということや、
レイに複雑な想いを抱いていて、仲の良かったレイと王女が結婚してしまうことを阻止するために
陰謀を巡らせて、レイを過酷な境遇に追いやっています。
この話を大まかに知りたいという方は以下に簡単にあらすじを載せます。嫌な方は読まないでください。
1巻…冤罪で流刑地に送られたレイがチュールや罪人の味方をつけ、流刑地を船で脱走し、フェルマ
ノワールに復讐の機会を狙って活動する。その活動の一環でチュールとレイは変装して他国の貴族に扮する。
2巻…フェルマノワールがレイが生きていたことを知り、レイを殺そうと策謀を巡らす。その一環で
チュールが捕らわれ、酷い拷問に遭う。フェルマノワールとレイは再会するが、今度は逆にレイが勝利
してフェルマノワールを幽閉するが逃亡される。その逃亡にチュールが手を貸していたと知ったレイは
チュールに処刑を言い渡し、執行する。
3巻…王女と結婚して王になったレイは、チュールを処刑して失った悔恨に駆られていた。一方チュールは
仲間たちの機転で生きていた。チュールは遠く離れてしまったレイを悲しく思うが、レイが怪我をしたと
知って一夜の契りを結ぶ。フェルマノワールはレイの弱点がチュールであることから、側近にさらわせて
レイとの対峙を望む。
4巻…ついに愛憎半ばするフェルマノワールと決着がつく。救出したチュールが逃げ出すことを察知した
レイは、監禁して逃げないようにしたが、チュールは王女の子供がレイの子供だと思い、結局逃げ出す
ことを決断する。離れてしまった二人の心。そしてレイの元を側近たちも離れていく。チュールを
追いかけるレイは、チュールの元にいるためにある決断をし、チュールに愛の言葉を初めて伝える。
大河ドラマかというぐらいに、破天荒な展開が次々と押し寄せて、息つく暇がないお話です。
チュールは今まで読んだ中では、生い立ちが不幸なせいかトップ3に入るほど可哀そうな目に遭います。
あと、自分の相手に処刑されたり、結婚されたりと踏んだり蹴ったりな悲惨な目に遭っています。
でも、チュールはめげないし、雑草のように強い子で、そんな彼だからこそ最初は復讐命だったレイが
チュールを愛するようになって復讐から愛する者を守りたいという気持ちになっていったんでしょうし、
チュールを好きで手を貸したり好意を寄せる人物が多かったのも納得です。
個人的に報われなかったけど、罪人仲間のラフさんや公爵令息のアランもいい味出してましたね。
設定的に、受けが可哀想な目に遭うのがダメな方や、攻めが女性と結婚する設定がNGの方には
つらい小説ですが、チュールのめげなさや芯の強さに惹かれていくと思うので、ぜひ読んでもらいたいと
思います。
敵役ですがフェルマノワールの報われない愛も見物です。ただ王女様も少し可哀想ですね。
愛した人には本当は好きな人がいて、その人が手に入らないから自分と結婚したという設定ですから。
フェルマノワールには奴隷上がりの忠実な護衛もいて、彼の見返りを求めない忠義以上の愛も必見です。
大河的波乱万丈ファンタジーを読みたい方、ひたむきな愛を感じたい方にはお勧めです。
主人公はチュールという流刑地の罪人の少年です。彼が流刑地の海岸で一人の元貴族らしい男を拾った
ことから物語は始まります。展開が目まぐるしいですが、一気読みすることをお勧めします。
主な登場人物は
主人公のチュール、お人よしな辛い現実を受け止める質の少年で、性的や身体的に色々酷い目に遭っても
人をうらまないし、状況を受け止め打破しようとする少年です。口調は下町育ちなので、粗野な感じです。
チュールは、自分を変えないし媚びへつらわないところが好感を持てます。
相手役で1巻でチュールが拾った青年は、レイという元王族で冤罪で流刑地に流され、殺されそうに
なります。この人物は復讐のためなら手段を選ばない非情さと抜け目のなさを持ち合わせています。
性格は苛烈で、愛した者に裏切られた場合、とことん復讐して追い詰める性格です。
もう一人紹介すると、レイの従兄でレイを冤罪に陥れて、王女の結婚相手になったフェルマノワールです。
美貌のピアノが得意な温厚な青年ですが、生まれが先王の認められない庶子ということや、
レイに複雑な想いを抱いていて、仲の良かったレイと王女が結婚してしまうことを阻止するために
陰謀を巡らせて、レイを過酷な境遇に追いやっています。
この話を大まかに知りたいという方は以下に簡単にあらすじを載せます。嫌な方は読まないでください。
1巻…冤罪で流刑地に送られたレイがチュールや罪人の味方をつけ、流刑地を船で脱走し、フェルマ
ノワールに復讐の機会を狙って活動する。その活動の一環でチュールとレイは変装して他国の貴族に扮する。
2巻…フェルマノワールがレイが生きていたことを知り、レイを殺そうと策謀を巡らす。その一環で
チュールが捕らわれ、酷い拷問に遭う。フェルマノワールとレイは再会するが、今度は逆にレイが勝利
してフェルマノワールを幽閉するが逃亡される。その逃亡にチュールが手を貸していたと知ったレイは
チュールに処刑を言い渡し、執行する。
3巻…王女と結婚して王になったレイは、チュールを処刑して失った悔恨に駆られていた。一方チュールは
仲間たちの機転で生きていた。チュールは遠く離れてしまったレイを悲しく思うが、レイが怪我をしたと
知って一夜の契りを結ぶ。フェルマノワールはレイの弱点がチュールであることから、側近にさらわせて
レイとの対峙を望む。
4巻…ついに愛憎半ばするフェルマノワールと決着がつく。救出したチュールが逃げ出すことを察知した
レイは、監禁して逃げないようにしたが、チュールは王女の子供がレイの子供だと思い、結局逃げ出す
ことを決断する。離れてしまった二人の心。そしてレイの元を側近たちも離れていく。チュールを
追いかけるレイは、チュールの元にいるためにある決断をし、チュールに愛の言葉を初めて伝える。
大河ドラマかというぐらいに、破天荒な展開が次々と押し寄せて、息つく暇がないお話です。
チュールは今まで読んだ中では、生い立ちが不幸なせいかトップ3に入るほど可哀そうな目に遭います。
あと、自分の相手に処刑されたり、結婚されたりと踏んだり蹴ったりな悲惨な目に遭っています。
でも、チュールはめげないし、雑草のように強い子で、そんな彼だからこそ最初は復讐命だったレイが
チュールを愛するようになって復讐から愛する者を守りたいという気持ちになっていったんでしょうし、
チュールを好きで手を貸したり好意を寄せる人物が多かったのも納得です。
個人的に報われなかったけど、罪人仲間のラフさんや公爵令息のアランもいい味出してましたね。
設定的に、受けが可哀想な目に遭うのがダメな方や、攻めが女性と結婚する設定がNGの方には
つらい小説ですが、チュールのめげなさや芯の強さに惹かれていくと思うので、ぜひ読んでもらいたいと
思います。
敵役ですがフェルマノワールの報われない愛も見物です。ただ王女様も少し可哀想ですね。
愛した人には本当は好きな人がいて、その人が手に入らないから自分と結婚したという設定ですから。
フェルマノワールには奴隷上がりの忠実な護衛もいて、彼の見返りを求めない忠義以上の愛も必見です。
大河的波乱万丈ファンタジーを読みたい方、ひたむきな愛を感じたい方にはお勧めです。
2010年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新書版もまだ持っていますが購入しましたv
主人公のチュールの生い立ちやその後の展開も、
健気なだけに読んでいて胸が痛くなると思いますが、
それだけでは終わらない甘さと切なさを交互に味わえるような
お話です。
私はこの作品でこの作家さんに対するイメージが変わりとても
好きになって、やはり今でもこの作品が一番好きです。
主人公のチュールの生い立ちやその後の展開も、
健気なだけに読んでいて胸が痛くなると思いますが、
それだけでは終わらない甘さと切なさを交互に味わえるような
お話です。
私はこの作品でこの作家さんに対するイメージが変わりとても
好きになって、やはり今でもこの作品が一番好きです。
2010年4月7日に日本でレビュー済み
鈴木先生の作品の登場人物、特にいわゆる受けの人間は、どれほど汚れても、純粋さを失わない。
久しぶりに読み返して、チュールの、どこまでもまっすぐで人を信じる、愛する心を失わない強さに圧倒された。
新書で読んでいた頃は、大河ロマンはロマンとして楽しめたが、実際のところ、チュールの魅力には半信半疑なところもあったのに。
今は、レイがどうしてチュールを愛したのか、わかる気がする。
健気なチュール。
愛を惜しまないチュール。
気まぐれで傍に置いても、手放したくなくなる。
この巻では、二人の出会い、流刑島からの脱出と、宿敵フェルマノワールとの邂逅までが描かれている。
今読んでも波乱万丈、読んでいて飽きない。
レイは復権なるか?チュールはいつまでもレイと共にいられるのか?
未見の方も、お久しぶりの方も、ぜひ最後まで彼らの行く末を見守って欲しい。
久しぶりに読み返して、チュールの、どこまでもまっすぐで人を信じる、愛する心を失わない強さに圧倒された。
新書で読んでいた頃は、大河ロマンはロマンとして楽しめたが、実際のところ、チュールの魅力には半信半疑なところもあったのに。
今は、レイがどうしてチュールを愛したのか、わかる気がする。
健気なチュール。
愛を惜しまないチュール。
気まぐれで傍に置いても、手放したくなくなる。
この巻では、二人の出会い、流刑島からの脱出と、宿敵フェルマノワールとの邂逅までが描かれている。
今読んでも波乱万丈、読んでいて飽きない。
レイは復権なるか?チュールはいつまでもレイと共にいられるのか?
未見の方も、お久しぶりの方も、ぜひ最後まで彼らの行く末を見守って欲しい。