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僕たちの好きな村上春樹 完全保存版: Tribute to HARUKI MURAKAMI (別冊宝島 743) ムック – 2003/2/1
- 本の長さ143ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2003/2/1
- ISBN-104796632034
- ISBN-13978-4796632034
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
不思議な多面体ハルキワールドにハマッてしまった「僕たち・私たち」が20のキーワードを切口にして春樹文学の全体像に迫る。また、キーワードに即して作品中の「場所」を現地取材したハルキワールド・ウォーキングも掲載。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2003/2/1)
- 発売日 : 2003/2/1
- 言語 : 日本語
- ムック : 143ページ
- ISBN-10 : 4796632034
- ISBN-13 : 978-4796632034
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,064,777位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149,260位ノンフィクション (本)
- - 199,277位雑誌 (本)
- - 277,228位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「海辺のカフカ」までの作品が紹介されている。深みには欠けるが、写真や絵が多く、読みやすい良書だと思う。
2004年5月1日に日本でレビュー済み
最近、しきりに村上春樹の短編小説を読み返したいと思う。全集でしか読めない未読の作品もあるけれど、やっぱり文庫本で読むのがいい。『中国行きのスロウ・ボート』『カンガルー日和』『螢・納屋を焼く・その他の短編』『回転木馬のデッド・ヒート』『パン屋再襲撃』『TVピープル』『レキシントンの幽霊』『神の子どもたちはみな踊る』。なにしろ装幀がいい。『スロウ・ボート』以外はどれも文庫本で500円以下の薄さ。この薄さがいい。(保坂和志の文庫本もみな薄い。)
『僕たちの好きな村上春樹』に出てくる「不思議な多面体ハルキワールド」という言葉は、短編小説にこそふさわしい。「作者はこれまで短編小説において、未来を占う様々な実験を試みてきた」(辻本圭介,141頁)。村上春樹において、長編(物語)に対して短編(実験小説)がもつ意味は何か。別にそんなことを考えるためでなくても、村上春樹の全短編(全集収録作品も含めて)を読み通すのは心躍る試みだと思う。
以下、クロニクル・ハルキワールド(「時代の喧噪から遠く離れて、消えゆく声に耳を澄ます。それが春樹文学だ」)からの切り抜き。──「49-69 日本が沸点へ向かう時、春樹は大人になった」「70-79 皆が居場所を探し始める。春樹文学を作った十年」「80-82 春樹は新しい作家になった。見た目は「安定」の80年代幕開け」「83-84 より力強い物語を。作家の想像力が発熱する」「85-87 作家が描いた「世界の終り」。日本は繁栄の頂点へ」「87-89 バブルへ向かう日本。作家は遠く離れた島へ行く」「90-92 作家はふたたび海の向こうへ。世界が仕組みを大きく変える」「93-94 作家は井戸を掘り続ける。バブル崩壊、溶け始めた日本」「95-97 作家の想像力に何が起こった? 故郷が、国が崩壊する」「97-99 出口のない社会の裏側で、作家は小さな声を拾い集める」「00-01 21世紀幕開け。異様な様相を頁呈す世界。新しい物語は生まれるのか?」
『僕たちの好きな村上春樹』に出てくる「不思議な多面体ハルキワールド」という言葉は、短編小説にこそふさわしい。「作者はこれまで短編小説において、未来を占う様々な実験を試みてきた」(辻本圭介,141頁)。村上春樹において、長編(物語)に対して短編(実験小説)がもつ意味は何か。別にそんなことを考えるためでなくても、村上春樹の全短編(全集収録作品も含めて)を読み通すのは心躍る試みだと思う。
以下、クロニクル・ハルキワールド(「時代の喧噪から遠く離れて、消えゆく声に耳を澄ます。それが春樹文学だ」)からの切り抜き。──「49-69 日本が沸点へ向かう時、春樹は大人になった」「70-79 皆が居場所を探し始める。春樹文学を作った十年」「80-82 春樹は新しい作家になった。見た目は「安定」の80年代幕開け」「83-84 より力強い物語を。作家の想像力が発熱する」「85-87 作家が描いた「世界の終り」。日本は繁栄の頂点へ」「87-89 バブルへ向かう日本。作家は遠く離れた島へ行く」「90-92 作家はふたたび海の向こうへ。世界が仕組みを大きく変える」「93-94 作家は井戸を掘り続ける。バブル崩壊、溶け始めた日本」「95-97 作家の想像力に何が起こった? 故郷が、国が崩壊する」「97-99 出口のない社会の裏側で、作家は小さな声を拾い集める」「00-01 21世紀幕開け。異様な様相を頁呈す世界。新しい物語は生まれるのか?」
2005年7月25日に日本でレビュー済み
つまらなかったです。
マーケットプレイスの
ほうで中古で買っても
損した気分になったくらいですから。
お薦めできません。
マーケットプレイスの
ほうで中古で買っても
損した気分になったくらいですから。
お薦めできません。
2003年3月5日に日本でレビュー済み
内容は数多ある春樹本や春樹サイトのコンテンツを適当につまんできて再構成したようなもので、新しい発見は期待できない。資料部分もどこにでもある程度の大まかなもので資料的価値も低い。デザインはアエラムックの「村上春樹がわかる」を思わせ、表紙の村上春樹のイラストはかなり不気味。強いてあげれば最新作の「海辺のカフカ」にまで触れているのが売りか。
値段が安いので春樹本に飢えている人が一時的に飢えをしのぐにはいいかもしれない。鮮度が落ちれば価値は一気に減ってしまう一冊だと思う、表紙にある「完全保存版」はたぶん冗談でしょう。
値段が安いので春樹本に飢えている人が一時的に飢えをしのぐにはいいかもしれない。鮮度が落ちれば価値は一気に減ってしまう一冊だと思う、表紙にある「完全保存版」はたぶん冗談でしょう。
2003年3月12日に日本でレビュー済み
文藝評論家や学者などのわけのわからない分析や批評を完全に排して、ごくふつうの読者が、村上春樹への自分の思い入れを肉声で語っている。
20のキーワードを切り口としたコンテンツは実に新鮮! それぞれのコントリビューターは、等身大で春樹作品と自分との関わりを率直に吐露していて、読み手にも共感を抱かせるし、好感がもてる。
ハルキワールド・ウオーキングと題した作品ゆかりの場所巡りも、春樹フリークにとってはたまらない企画だろう。
ほかにも、「春樹のことば」「『僕』をめぐる鼎談」「作品解説」「研究書・特集雑誌」「関連サイト案内」など、盛り沢山。
価格の割に読後感に満足できるのは、一般読者のレベルに立って、しかも質を落とさずに作り上げたからだろう。やたらに難解な純文学批評が、結局は評論家の自己満足に過ぎないことや、逆にその専門的難解さをもって、一般読者を遠ざけてきたことにも気づかせてくれる本である。
この本に触発されてあらためて思うのだが、文学は、ひと握りの専門家のために存在するのではなく、ごくふつうの読者のために在るのだった!
20のキーワードを切り口としたコンテンツは実に新鮮! それぞれのコントリビューターは、等身大で春樹作品と自分との関わりを率直に吐露していて、読み手にも共感を抱かせるし、好感がもてる。
ハルキワールド・ウオーキングと題した作品ゆかりの場所巡りも、春樹フリークにとってはたまらない企画だろう。
ほかにも、「春樹のことば」「『僕』をめぐる鼎談」「作品解説」「研究書・特集雑誌」「関連サイト案内」など、盛り沢山。
価格の割に読後感に満足できるのは、一般読者のレベルに立って、しかも質を落とさずに作り上げたからだろう。やたらに難解な純文学批評が、結局は評論家の自己満足に過ぎないことや、逆にその専門的難解さをもって、一般読者を遠ざけてきたことにも気づかせてくれる本である。
この本に触発されてあらためて思うのだが、文学は、ひと握りの専門家のために存在するのではなく、ごくふつうの読者のために在るのだった!
2003年3月3日に日本でレビュー済み
ヒステリックな謎解きに傾注したよくある類いの解読本ではなく、20のキーワードを切り口にして、若手のライターたちが「なぜ僕(私)は村上春樹が好きなのか」ということを思い入れたっぷりに語る、肩ひじの張らないトリビュート本です。彼ら個々人の体験談を交えた極私的語りにとてもシンパシーを感じました。「ハルキワールド・ウォーキング」と題して小説のモデルになった店や場所を巡る企画や、作品の解説、二次資料やファンサイトの紹介に至るまできっちり押さえてあって、安価なわりに内容が充実しています。ハルキワールドを回顧する良い機会になりました。
2004年2月15日に日本でレビュー済み
自分にとっての「ハルキワールド」を持つのは自由だけど、この値段のお金を取って人様に読ませようというのはちょっと違うんじゃないか?
いくぶん恣意的な判断も混じっているようだし、これをもって村上春樹解説本と言われても困る。
作中に出てくる場所を特定するページもいま一つ底が浅いし、これなら神宮球場のライト側から見下ろす球場風景なんかを入れて欲しかった。
得るところ少ない本でした。
いくぶん恣意的な判断も混じっているようだし、これをもって村上春樹解説本と言われても困る。
作中に出てくる場所を特定するページもいま一つ底が浅いし、これなら神宮球場のライト側から見下ろす球場風景なんかを入れて欲しかった。
得るところ少ない本でした。