レヴューを見ると、まさに賛否両論。
☆の数も1か5で、中途半端な評価は無い。
可もなく不可もなくではなく、可か不可かどちらかという潔さが気持ちいい。
まだ読んでない方には、是非とも一読をお勧めします。
面白ければOKだし、つまらなければクソミソレヴューを書く楽しみもありますしね。
僕は、このハラハラドキドキのホラーエンターテインメントが大好きなので、一刻も早いkindle化をお願いします。
あ、ついででいいんで、続編のババ抜きもお願いしますね。
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そのケータイはXX(エクスクロス)で 単行本 – 2003/5/8
上甲 宣之
(著)
第一回『このミステリーがすごい!』大賞第一次選考委員、
書評家 杉江松恋(すぎえ まつこい)さんのコメントより
本作の素晴らしい点は、作者が徹底して意地悪なところです。読者が安心していられる瞬間が、本当に一秒もない。
水野しよりは、年下の友人・火請愛子とともに、山間の温泉地「阿鹿里」を訪ねました。ところがそこは冷淡によそ者を排除する村でした。薄気味悪い思いを抱きながら投宿した二人でしたが、その宿で事件が待ち構えていたのです。
入浴後、温泉に愛子を残してしよりが一人で部屋に戻ると、なぜかそこに二人の持ち物ではない携帯電話が落ちており、しかも何者かがそこに電話をかけてきていました。しよりは電話に出てしまいます。すると、男の声。今すぐにその宿から逃げ出さないと、彼女は片目、片腕、片脚を奪われ、村の生き神として座敷牢に監禁されてしまう運命だという。
いや、いきなりそんなことを言われても。そうでしょう?なのに、愛子はなかなか部屋に戻って来ず、電話にさえ出てくれない。謎の男「モノノベ」の話は聞けば聞くほどに不安が募る一方で、しかも宿の仲居たちがむりやり部屋に押し入ろうと、扉の向こうに群がってくるのです。さて、しよりは「モノノベ」の話を信じるべきなのでしょうか。それとも信じるべきではないのでしょうか。
結局彼女はある選択をします。そして第二部、今度は視点が愛子の側に移り、いくつかの謎が解決されるとともに、また新たな謎が提示されてきます。
そういった具合に、作者は二人の視点を交互に描き、結末へと読者を誘導していきます。
テニスプレイヤーのラリーで激しく打たれるテニスボールにでもなった気分。しかも次々と起こるトラブルのため、息つく暇さえありません。えーと、荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第三部のような展開、といったらわかりますか? わからない?えへへ、困ったな。
書評家 杉江松恋(すぎえ まつこい)さんのコメントより
本作の素晴らしい点は、作者が徹底して意地悪なところです。読者が安心していられる瞬間が、本当に一秒もない。
水野しよりは、年下の友人・火請愛子とともに、山間の温泉地「阿鹿里」を訪ねました。ところがそこは冷淡によそ者を排除する村でした。薄気味悪い思いを抱きながら投宿した二人でしたが、その宿で事件が待ち構えていたのです。
入浴後、温泉に愛子を残してしよりが一人で部屋に戻ると、なぜかそこに二人の持ち物ではない携帯電話が落ちており、しかも何者かがそこに電話をかけてきていました。しよりは電話に出てしまいます。すると、男の声。今すぐにその宿から逃げ出さないと、彼女は片目、片腕、片脚を奪われ、村の生き神として座敷牢に監禁されてしまう運命だという。
いや、いきなりそんなことを言われても。そうでしょう?なのに、愛子はなかなか部屋に戻って来ず、電話にさえ出てくれない。謎の男「モノノベ」の話は聞けば聞くほどに不安が募る一方で、しかも宿の仲居たちがむりやり部屋に押し入ろうと、扉の向こうに群がってくるのです。さて、しよりは「モノノベ」の話を信じるべきなのでしょうか。それとも信じるべきではないのでしょうか。
結局彼女はある選択をします。そして第二部、今度は視点が愛子の側に移り、いくつかの謎が解決されるとともに、また新たな謎が提示されてきます。
そういった具合に、作者は二人の視点を交互に描き、結末へと読者を誘導していきます。
テニスプレイヤーのラリーで激しく打たれるテニスボールにでもなった気分。しかも次々と起こるトラブルのため、息つく暇さえありません。えーと、荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第三部のような展開、といったらわかりますか? わからない?えへへ、困ったな。
- 本の長さ445ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2003/5/8
- ISBN-104796633022
- ISBN-13978-4796633024
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
今すぐに逃げ出さないと、片目、片腕、片脚を奪われ、村の「生き神」として座敷牢に監禁されてしまう! 山間の温泉郷にたどりついたしよりと愛子の身に次々と起きる事件。息つく暇さえない恐怖の物語の幕が開く。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2003/5/8)
- 発売日 : 2003/5/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 445ページ
- ISBN-10 : 4796633022
- ISBN-13 : 978-4796633024
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,396,055位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 363,564位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2015年1月28日に日本でレビュー済み
ある村の温泉旅行にきた筈が、村に代々伝わる謎の恐ろしい風習に巻き込まれ、そこからの逃走を描いた話です。
しよりと愛子の、二人の女性が主人公ですが、やや愛子寄りの展開に感じるのは、途中の愛子のアクションシーンが引っ張り過ぎだと思えたからかも知れません。
台詞がやや説明口調なのが気になりましたが、場面が次々展開し、次々主人公の二人に危機が訪れ、サクサク読めました。
しよりと愛子の、二人の女性が主人公ですが、やや愛子寄りの展開に感じるのは、途中の愛子のアクションシーンが引っ張り過ぎだと思えたからかも知れません。
台詞がやや説明口調なのが気になりましたが、場面が次々展開し、次々主人公の二人に危機が訪れ、サクサク読めました。
2004年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
例えば『バイオハザード』のようなアクション・ホラーゲームを小説で楽しんでいる感覚、と言うのが一番近しいような気がします。取り巻かれた異常な環境からの脱出劇。友人とはぐれてそれぞれが同じ時間帯で冒険と恐怖を味わう。二人を結ぶのは携帯のみ。前述のゲームも多くは二人の主人公が設定され、どちらを選ぶかでゲームの進行が変化し、時折二人の行動がクロスしてストーリーを織り成して行きますが、その感覚がこの小説の大きな仕掛けとなっているのです。そして外部から携帯で指示を与えてくる謎の人物……。二人の主人公が味わう恐怖の質もちゃんと区別されていて、一人は自分を取り巻く得体の知れない謎と誰が本当の味方なのか混乱していく疑心暗鬼の恐怖、もう一人は明確な殺意を持って執拗に自分の命を狙う人物との死闘の恐怖。物語の構成と進行は、新人とは思えない技巧と新人ならではの大胆さでかなり楽しめます。ただ、取り巻いている怪しげな人物たちの言葉のセンスがいかにもステレオタイプで(「ひひひ~」と笑う年老いた旅館の仲居など)、物語の状況説明の段階で、そのリアリティの無さにシラケ気味となってしまいました。
2007年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中でどんな結末になるのか?考えながら読みましたが、なんじゃそりゃ?って感じでした。
ネタバレになるので書きませんが、そんな事でここまでするか?って思いました。
ネタバレになるので書きませんが、そんな事でここまでするか?って思いました。
2016年6月15日に日本でレビュー済み
この本は最高に面白い。ミステリー好きにはたまらない展開が多々あります。今までこの本を読ませた知り合いは全員面白いと言っています。
2008年3月10日に日本でレビュー済み
家族におもしろいといわれて読んだけど、以外とおもしろい。
前半までのあしかりの伝承のあたりがとくにおもしろいと感じたけど、
ラストがなぁ〜。
結局あしかりの伝承はどうなのか?村人は本当に生き神を信仰していたのか?
全部あやふやな感じで終わったので、それがすごい気にかかって
読み終わったあともしばらく考えていたけど、
まぁこれはこれでいいんじゃないかな。
逆に全部わかっちゃうと後の想像がふくらまないし、
へぇ〜これはこうだったのか、ですんじゃうし・・・
でも、後半のグダグダさにはちょっとガッカリしてしまったので星4つ。
この他のシリーズにもつながっているので、一応読んどいたほうがいいと思います。
前半までのあしかりの伝承のあたりがとくにおもしろいと感じたけど、
ラストがなぁ〜。
結局あしかりの伝承はどうなのか?村人は本当に生き神を信仰していたのか?
全部あやふやな感じで終わったので、それがすごい気にかかって
読み終わったあともしばらく考えていたけど、
まぁこれはこれでいいんじゃないかな。
逆に全部わかっちゃうと後の想像がふくらまないし、
へぇ〜これはこうだったのか、ですんじゃうし・・・
でも、後半のグダグダさにはちょっとガッカリしてしまったので星4つ。
この他のシリーズにもつながっているので、一応読んどいたほうがいいと思います。
2013年1月13日に日本でレビュー済み
ネタバレ有り。
小説としては破綻しているのだが
とにかく一気に読んでしまった。
それほどハラハラドキドキのジェットコースター
ミステリです。
展開が読めないし、視点も次々と変わる。
ただ最後に主人公が命の恩人を殺そうとするのは
いかがなものか。
いくらなんでもその人が予想に反してブサイク過ぎて
がっかりして、殺そうとするのはちょっとありえないですね。
殺人未遂に問われていないのもおかしいし、
というような突っ込みどころ満載にも関わらず、面白い作品です。
小説としては破綻しているのだが
とにかく一気に読んでしまった。
それほどハラハラドキドキのジェットコースター
ミステリです。
展開が読めないし、視点も次々と変わる。
ただ最後に主人公が命の恩人を殺そうとするのは
いかがなものか。
いくらなんでもその人が予想に反してブサイク過ぎて
がっかりして、殺そうとするのはちょっとありえないですね。
殺人未遂に問われていないのもおかしいし、
というような突っ込みどころ満載にも関わらず、面白い作品です。
2017年11月9日に日本でレビュー済み
地獄のババ抜きを先に読んでしまったのでネタバレしてしまったけれど、十分楽しめた。真実は最後まで闇のなか、かもしれないが、これはこれで、ありかなと思う。
もうちょっとサスペンス要素があると星4つかな。
もうちょっとサスペンス要素があると星4つかな。