1.英語の発音本で一番よかったおすすめ本です
それほど短くない私の人生で、それなりの数の英語の発音本を読んできましたが、一番のおすすめがこちらの本になります。
”胸を打つラストを読み終えた時、あなたの発音はネイティブに近づいている。”
私の持っている背表紙のアオリ文ですが、これ以上にこの本を表した分はないと思います。
最初買って人に貸したら返ってこなくてもう一冊買い直しました。シクシク。。。
2.CONTENTS
01 オバケと出会った夜 POWER OUTAGE
02 オバケの訓練が始まった A GAME OF POOL
03 言葉を離れて何ができる? MOVIE STAR
04 ちくわ大作戦 MY RIVAL
05 オバケはずっとでかい口 CAPTAIN MIKE THE MOST BEAUTIFUL WOMAN
06 曖昧母音は英語の根っ子 THE KILLING
07 中口母音で頭も良くなる CAREER DAY/ELEGANT DREAMS
08 サヨナラからの始まり
3.ゴマで覚える英語の発音
この本は、ストーリー仕立ての内容となっており、日本人で単身ニューヨークに渡るも英語が全くできるようにならず困り焦っていた僕が、オバケのリッキーに出会って夜に英語の発音を教わるようになる、という内容です。
全ての英語の発音を網羅している訳ではありませんし、その単元の発音を重視した例文はちょっと微妙です。
しかし、この本を読んで、私は、英語の子音というのが体で理解できました(少なくとも本人はそういう気がしています)。
普段我々日本人は、子音と母音を意識して日本語を発音しません。少なくとも私はしていません。「た」がローマ字でtaと表記されるとしても、tとaを分けて発音はdけいず、「た」という一音で発音します。そしてその時に口や唇の動きを意識することもありません。
英語は特に子音が重要であり、日本語にない発音も多くあります。全く日本語とは違う日本語にはない口や唇の形や動きをしないとできない発音も多いです。
多くの発音の本は、口を横から輪切りにした絵を示しています。もちろんそれも必要だと思います。が、自分の口の中で自分の舌がどうなっているのかなんで、見えませんし、わかりません。
この本では、ゴマを乗せて吹き飛ばす、という形式で、わかりやすく発音の仕方を指導しており、英語の、特に子音の発音について、イメージをすることができました。
こうだったのか。。。まさに、目から鱗でした。
4.リッキーの最期の願い
この本の第一刷は、2004年6月16日。
私が今持っているのは、2007年2月8日の第五刷になります。
Amazonで確認すると、2015年に新装版が出ているようで、表紙が黄色になっていました。内容は確認していないので、私が持っているものと同じか違うか変わっているのか不明です。
オバケのリッキーは人間でした。ニューヨークで確かに生きて生活をしていたのです。
そして、亡くなりました。
死んでオバケになった彼は、その無念を、僕に、そして我々に託しました。
この本が最初に刊行されてからそろそろ20年経とうとしていますが、残念ながらリッキーの無念は晴らされていないままです。
今もおそらく英語は国際語として一番使われている言語であり、コミュニケーションを取るために覚えるのに最適な言語でしょう。
しかし、我々日本人はこの20年、英語でコミュニケーションを取れる人口割合がどのくらい増えたでしょうか。
そして、世界はリッキーのようなオバケを今この瞬間も生み出し続けています。
この本は英語の発音の本です。
しかし、なぜ発音ができた方が良いのか?
それは人と人がコミュニケーションを取るためです。
ではなぜ、コミュニケーションを取るのか?
とてもとても大事なことを教えてくれた本です。
彼の無念は果たされないままなのでしょうか。
それは我々次第でしょう。
¥1,466¥1,466 税込
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発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店 販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
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オバケの英語 単行本 – 2004/6/1
明川 哲也
(著),
クレイグ ステファン
(著)
ダブルポイント 詳細
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付属資料:コンパクトディスク(1枚)
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2004/6/1
- ISBN-104796641351
- ISBN-13978-4796641357
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商品の説明
著者からのコメント
ボクはニューヨークのライブハウスでシャウトし続けた二年間、発音でとても苦労した。 米国人の話し方を真似ればいいと言う人もいたが、それができれば誰も苦労はしないのだ。 だからボクはひとつひとつの発音記号を解剖学的に分析し、ネーティブの音というものが どういうふうにできあがっていくのか、まずそこから研究することにした。二人三脚をして くれたのはボクの英語の先生、クレイグ・ステファンである。マンハッタンの蕎麦屋で日本 酒を飲みつつ、二人で辿り着いた黄金の法がここにある。奇跡は起きたのだ。正しく話せる ようになったら、正しく聴けるようにもなっていた。本にして残さなければいけない感動が、 摩天楼の空から降りてきたのだ。
内容(「MARC」データベースより)
カリスマ英語教師と日本人小説家が出会って生まれた、魔法のように簡単に「クチビルの動き」を教えてくれる英会話上達法。「発音」レッスンCD付き。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4796641351
- ISBN-13 : 978-4796641357
- Amazon 売れ筋ランキング: - 533,333位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
って表題にあるように思うくらい、日本人が
「どうしてその発音になるのか」
また
「どのようにすればその発音になるのか」
がしっかりと舌の位置や息の行方などのイラスト付きの、ものすごくわかりやすい解説とともに順を追って記されています。
また一章ごとのボリュームがちょうどいいんです。
本の厚みも学習ものなら、この厚さのを段階にわけるのが一番わかりやすいよね、といった手軽(?)さ。
またこの著書は
この本全体の「物語」としての面白さ、
英文短編ストーリーの面白さとそのボリュームのちょうどよさ、
大人が読んでいて飽きのこない英文内容、
など、え?この薄い本の中にこんなに?みたいな楽しみがたくさん隠れています。
良書というのはひょんなことから出会うものだけど、この本の素晴らしさは使ってみて、そして何年か経ってみてまた改めてわかります。
私にとって外国の方に「住んでたの?」「留学してたの?」と真顔で質問されるほど発音がそれらしくなれた本なので、一度音源だけ保管して捨てちゃった(笑)けどまた買ってしまった本です。
「どうしてその発音になるのか」
また
「どのようにすればその発音になるのか」
がしっかりと舌の位置や息の行方などのイラスト付きの、ものすごくわかりやすい解説とともに順を追って記されています。
また一章ごとのボリュームがちょうどいいんです。
本の厚みも学習ものなら、この厚さのを段階にわけるのが一番わかりやすいよね、といった手軽(?)さ。
またこの著書は
この本全体の「物語」としての面白さ、
英文短編ストーリーの面白さとそのボリュームのちょうどよさ、
大人が読んでいて飽きのこない英文内容、
など、え?この薄い本の中にこんなに?みたいな楽しみがたくさん隠れています。
良書というのはひょんなことから出会うものだけど、この本の素晴らしさは使ってみて、そして何年か経ってみてまた改めてわかります。
私にとって外国の方に「住んでたの?」「留学してたの?」と真顔で質問されるほど発音がそれらしくなれた本なので、一度音源だけ保管して捨てちゃった(笑)けどまた買ってしまった本です。
2018年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語を再勉強するために買いました。私としては、活用方法が不明で、あまり良いとは思いません。
2015年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に発音を学び始めた初心者に良いと思う。方法論なので人によって合う合わないはあると思うが、wとrの類似性など、知っておいた方が良さそうなことが掲載されている。
2007年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の発音系書籍のレビューに
「この本は○○に関する記述が足りないので、オバケの英語との併用がおすすめ」と
よく書いてあるので購入してみました。
しかし、それらは何らかの意図があるレビューだったのではと
思ってしまう内容でした。
各アルファベットごとに、ゴマを唇に挟んで飛ばすように発音する云々と、
全て食べ物を使った説明をするのはわかりやすいですが、
中盤以降、むりやり当てはめたようなものが目立ち、
「ほんとかよ」と思ってしまう箇所が目立ちました。
ストーリーの邪魔、かつ稚拙さは他の方のレビューどおりです。
また、なぜか、記憶するにはDHAを多く含む食品を採ると良い、
というような専門外であろう情報も太字で書かれていることも意味不明でした
(薬学博士の池谷裕二氏などの専門家は、その俗説を否定しています)。
私はこの本のほかに、英語耳、英語舌等を読んでいましたが、
それらに比べて得る物の少ない書籍だったと言わざるを得ません。
また、それらを先に読んでいなければ、変な癖がついたのでは、
と思ってしまいます。
発音の本は一冊、二冊に頼るのではなく、
複数冊読んで総合情報で高めていくべきだと思っていますが、
その材料の中にこの本は不要だったと考えています。
なお、先に読んだ英語耳、英語舌はどちらも
(鵜呑みにできない部分も一部含みますが)、
自分の英語学習に非常に価値のあった良書でした。
「この本は○○に関する記述が足りないので、オバケの英語との併用がおすすめ」と
よく書いてあるので購入してみました。
しかし、それらは何らかの意図があるレビューだったのではと
思ってしまう内容でした。
各アルファベットごとに、ゴマを唇に挟んで飛ばすように発音する云々と、
全て食べ物を使った説明をするのはわかりやすいですが、
中盤以降、むりやり当てはめたようなものが目立ち、
「ほんとかよ」と思ってしまう箇所が目立ちました。
ストーリーの邪魔、かつ稚拙さは他の方のレビューどおりです。
また、なぜか、記憶するにはDHAを多く含む食品を採ると良い、
というような専門外であろう情報も太字で書かれていることも意味不明でした
(薬学博士の池谷裕二氏などの専門家は、その俗説を否定しています)。
私はこの本のほかに、英語耳、英語舌等を読んでいましたが、
それらに比べて得る物の少ない書籍だったと言わざるを得ません。
また、それらを先に読んでいなければ、変な癖がついたのでは、
と思ってしまいます。
発音の本は一冊、二冊に頼るのではなく、
複数冊読んで総合情報で高めていくべきだと思っていますが、
その材料の中にこの本は不要だったと考えています。
なお、先に読んだ英語耳、英語舌はどちらも
(鵜呑みにできない部分も一部含みますが)、
自分の英語学習に非常に価値のあった良書でした。
2015年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
汚れもなく、満足です。
ゴマを吹き飛ばす、など、わかりやすい表現で、とっつきやすいです。
ゴマを吹き飛ばす、など、わかりやすい表現で、とっつきやすいです。
2012年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語を勉強している大学生です。
どうしても英語を話せるようになりたいのに、何をしたらいいかわからなくて、とりあえずリスニングCDを聞いてみたりしていました。
でも、この本に出会い、「話せなければ聞き取れない」ということが本当によくわかりました。発音をまず知識として覚えることは非常に大切です。
そして何よりこの本の魅力的なところは「飽きさせない」「楽しい」というところです。一日の分が終わっても早く明日やりたいなと思わせてくれます。物語のラストはこれは教材ではなく小説だなぁと思いました。感動して涙が出ました。
発音も身につき、これからもっともっと英語を頑張ろう!絶対話せるようになってやる!と思わせてくれる素敵な本です。
発音なんかちゃんと練習したことないって人は、買わなきゃ人生損です!
発音だけでなく、考え方まで変えてくれたこの本に、著者に、オバケに、心から感謝しています。
どうしても英語を話せるようになりたいのに、何をしたらいいかわからなくて、とりあえずリスニングCDを聞いてみたりしていました。
でも、この本に出会い、「話せなければ聞き取れない」ということが本当によくわかりました。発音をまず知識として覚えることは非常に大切です。
そして何よりこの本の魅力的なところは「飽きさせない」「楽しい」というところです。一日の分が終わっても早く明日やりたいなと思わせてくれます。物語のラストはこれは教材ではなく小説だなぁと思いました。感動して涙が出ました。
発音も身につき、これからもっともっと英語を頑張ろう!絶対話せるようになってやる!と思わせてくれる素敵な本です。
発音なんかちゃんと練習したことないって人は、買わなきゃ人生損です!
発音だけでなく、考え方まで変えてくれたこの本に、著者に、オバケに、心から感謝しています。
2004年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
*明川哲也さん好き人間のレビューです。偏っていたらすみません。
明川哲也さんは、早稲田哲学科を卒業し、ドリアン助川としてバンド「叫ぶ詩人の会」を結成して
音楽活動にいそしむ傍ら『食べる―七通の手紙』を出版するなどエッセイストとしても活躍し、その後
TETSUYAという名で朝日新聞の若者悩み相談コーナー『ティーンズメール』の回答者をするなど、多彩な活動を
しています。著書を読むと、明川さんの舌を巻くほどの文筆力に気づかされます。星野道夫のような哲学的表現力と
椎名誠のような全世界を旅する積極性をもち、しかも非常にユーモアに溢れていて笑わされます。
考えが深遠で人生相談に対する回答は的確、時に物語を作りながら相談に答えていくなど表現力は他に類を見ません。
この本では、文章力、ユーモアそのままで「発音記号」の練習をします。NYで音楽活動を
していたため英語力は確かで、しかも本来得意ではなく、発音に対する苦労をよく知っています。
英語の先生であるオバケのリッキーと著者のNYのスーパーの駐車場での授業、という形で進みます。
それ自体がストーリー性を持ち、2人の会話は時に笑わされ、時に切なくなります。結末もさすがです。ストーリーのある
発音記号学習本というのはかなり画期的です。
発音記号の練習を「食べ物」を使って行ない、一部強引で普通に教えたほうが…というのもありますが
わかりやすいです。かなり地道なものですが、発音記号をかなり長い物語文(英検3級は最低必要?)を
CDつきの半自習用教材として載せてあり、1話10分ほどもあり、しんどいです。かなり真剣な英語教材。
やった効果は大きいと思います。
その他、明川氏ならではの学習法が載っていますが、やってみようと思いました。
明川さんに興味を持った人は、まず『食べる―七通の手紙』を読むことをお薦めします。名著です。
明川哲也さんは、早稲田哲学科を卒業し、ドリアン助川としてバンド「叫ぶ詩人の会」を結成して
音楽活動にいそしむ傍ら『食べる―七通の手紙』を出版するなどエッセイストとしても活躍し、その後
TETSUYAという名で朝日新聞の若者悩み相談コーナー『ティーンズメール』の回答者をするなど、多彩な活動を
しています。著書を読むと、明川さんの舌を巻くほどの文筆力に気づかされます。星野道夫のような哲学的表現力と
椎名誠のような全世界を旅する積極性をもち、しかも非常にユーモアに溢れていて笑わされます。
考えが深遠で人生相談に対する回答は的確、時に物語を作りながら相談に答えていくなど表現力は他に類を見ません。
この本では、文章力、ユーモアそのままで「発音記号」の練習をします。NYで音楽活動を
していたため英語力は確かで、しかも本来得意ではなく、発音に対する苦労をよく知っています。
英語の先生であるオバケのリッキーと著者のNYのスーパーの駐車場での授業、という形で進みます。
それ自体がストーリー性を持ち、2人の会話は時に笑わされ、時に切なくなります。結末もさすがです。ストーリーのある
発音記号学習本というのはかなり画期的です。
発音記号の練習を「食べ物」を使って行ない、一部強引で普通に教えたほうが…というのもありますが
わかりやすいです。かなり地道なものですが、発音記号をかなり長い物語文(英検3級は最低必要?)を
CDつきの半自習用教材として載せてあり、1話10分ほどもあり、しんどいです。かなり真剣な英語教材。
やった効果は大きいと思います。
その他、明川氏ならではの学習法が載っていますが、やってみようと思いました。
明川さんに興味を持った人は、まず『食べる―七通の手紙』を読むことをお薦めします。名著です。