無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ウェブ2.0は夢か現実か?: テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力 (宝島社新書 220) 新書 – 2006/8/1
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2006/8/1
- ISBN-10479665416X
- ISBN-13978-4796654166
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2006/8/1)
- 発売日 : 2006/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 479665416X
- ISBN-13 : 978-4796654166
- カスタマーレビュー:
著者について
新著『レイヤー化する世界』を刊行しました!
紙の本は、NHK出版新書から。
電子本は、セルフパブリッシングによってKindleStoreから。
どちらでもお好きな方をどうぞ!
【私の書籍のコンセプト】
インターネットやコンピュータのテクノロジは、われわれの社会をどのように変容させていくのか? ネットとリアル社会の境界部分ではどんな衝突が起こり、どのようにリアルはネットに呑み込まれ、そしてどのように融合していくのか? その衝突と融合のリアルな局面を描いていくこと。そしてその先に待ち受ける未来ビジョンを、できうるかぎり事実に基づいて描写していくこと。それが私の仕事の基本的なテーマです。
【私のバックグラウンド】
1961年兵庫県の片田舎で生まれ、大阪西成のディープな街・玉出で育つ。
母の再婚相手がトヨタ自動車の工員に採用されたのをきっかけに、愛知県豊田市に転居。地元中学から愛知県立岡崎高校に進学。文学や哲学書に埋没した思春期をすごす。
1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。前半はロッククライミングに熱中し、後半は当時普及しはじめていたPCを手に入れ、パソコン通信を使ったオータナティブな市民運動ネットワークの実験に参加。掲示板での議論に熱中する。
1988年、毎日新聞社に入社。以降12年あまりにわたって事件記者の日々を送る。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材する。
1998年、脳腫瘍を患って長期休養。翌年、糸が切れたように毎日新聞社を辞めてアスキーに移籍。月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。以降たったひとりで事務所も構えず、取材執筆活動に邁進中。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
放送業界というかマスコミ全体が国の保護に守られている業界だと思う。今のビジネスモデルが続いていくと思うがゆえに、危機感がなさ過ぎるように思える。将来的には、今のビジネスモデルが崩壊していくように思えてならないのだが。広告の仕方も一斉(マス)についてではなく、一人一人のニーズに応じた広告の仕方に持っていく必要があるのではないか。また、コンテナ(媒体)が変わっても、コンテンツ(番組)が維持できればビジネスモデルが維持できる。コンテンツの中にCMを入れるプロダクトプレースメントであるとか。コンテンツは変わらないけれどコンテナが変わったという例は、ラジオ局がポッドキャスティングを行うことであろう。
新しいネットビジネス企業(web2.0企業)であるミクシー、はてななど成功しているところでは、広告に依存したビジネスモデルを持っている。広告で金が得られるから、無料でサービスができるのであろう。新しいビジネスモデルを生み出すにはどうやってお金を獲得できるかというところがポイントなのであろう。
著者は理系出身ではなく、新聞記者時代に社会部でサツ回りを経験したという、Web2.0を語るにはちょっと変わった経歴の持ち主です。約10年の新聞記者生活のあと、月刊アスキーを経て、現在フリー。
最近はIT企業取材に集中しているようで、この半年で4冊もIT関連本を出版しています。
4月に出した『グーグル Google - 既存のビジネスを破壊する』では、インターネット上の世界(梅田望夫氏のいう「あちら側」)だけでなく、石川県のメッキ工場や羽田の駐車場のような、ITと全然関係なさそうに見えるローカルな会社がGoogle を利用して広告を出すことによって利益を出すことができた、というリアルな世界の実例をルボしていました。
本書は、タイトルが示すとおり、Web2.0と呼ばれるインターネットの新しい波について考察し、この現象は泡のように消えていく運命にあるのか、それとも現実の社会に影響を及ぼしていくのか、著者なりの考えを披露しています。
本書が取りあげるWeb2.0に関連する話題は、多岐に及んでいます。
・ウェブは、世の中を変えるのか
・活字を読む文化が復権しつつある
・マスコミは、テレビは生き残っていけるのか
・ウェブの世界の不思議な人びと
・ウェブに関わる事件と、個性的な関係者の分析
興味深い話題に、それぞれ技術一辺倒ではない独特の見解を示しているので、読みながら「ああ、そうなのか」とうなずいたり、考えさせられたりしました。
多くの「Web2.0」本の中で、割といい本を選んだように思います。
技術よりITの社会的影響に興味のある方にお薦めです。
当時は、今話題のツイッターの影も形もなく、ブログやミクシィがこれからのインターネットを引っ張っていくように思われていた。
この本でも基本は、そういった新しい技術が世の中を変えていくのではという論調だけど、今読むと古臭い感じは否めない。取り上げられている事件、出来事も小泉郵政改革の時の選挙や、winny裁判、ホリエモンの逮捕など、かなり昔のような気がするが、でもこの本の良さは、その古臭さを超える。
決して予言の書と呼ぶつもりはないが、インターネットとメディアの関係など、確かに著者が言っていることは、3年後の今、その通りになっているし、それぞれの事件へのコメントも鋭い。
ウェブ2.0という言葉自体はもはや死語のような扱いをされているけど、その言葉に込められた希望は失いたくない。その帰結が、民主党政権による事業仕訳のネット中継なんていうのは、悲しいなぁ。もっとウェブは豊かなもののような気がする。もっと世の中を変えられそうな気がする。
技術的な話は、ほとんどありません。また、Web2.0関係の話題はほとんどありません。
新聞社にいた方が書いた本であるためか、特に、新聞がこれまでインターネット(企業)と、どのように対応していきたか、今後はどうか、に力が入っていた印象です。
この分野に興味があれば、参考になるかなぁ、、という気がしました。