純粋に自分が楽しめた本として最高評価にしました。
また、純粋な「心理学」の本としてもある程度評価できる内容になっていると思います。
読み終えての感想は、久しぶりに大当たりの本に出会えたと感動させられました。
自分の人生観によくマッチしたためです。
まず、
この本を楽しみたい方は、「自己啓発本」や「心理学」の本である事は、忘れてください。
純粋な「読み物」として楽しむべき本であると私は考えます。
この本は、
「「お馬鹿、お利口」という評価は、中身が無い。」
という定義付けで終始しています。
この考えは的を射た、つまり、道理にかなった考えだと理解しています。
それは、私の経験とその考察から正しいと感じたからです。
(本にも全く同じ例文がありましたが)例を上げます。
「どんな仕事内容なの?」「企業のお医者さんのような仕事ですよ。」
初対面の人に、仕事内容について質問された時の質問と回答です。
私は、この回答を詳しい質問や回答を避けるために、この回答を選びました。
私はその当時プログラマーやシステムエンジニアと呼ばれる職に従事していました。
この仕事は(特に興味のない人には)中身を説明することはすごく困難な仕事です。
一所懸命に説明しても理解されないことは、理解していました。
そのため、「詳しい説明をせず、わかったような気にさせて満足を与えよう。」
という意図を持って、この発言を選んだのですが、思わぬ効果を得ました。
初対面の人間から「頭のいい人間」という予測してない評価を得ることが出来たのです。
私は、初対面の人に「お馬鹿な人間」という評価を得ていました。
これは、私にとってはじめてといっていい経験です。
いろいろ自分で、考察した結果「頭のいい、悪いという評価に中身はない。」という結論に至りました。
これらの経験を元に、この本で書いてあることは、道理であると私は考えます。
お馬鹿な評価を得ている人は、実際にこの本にある事を実行すると
この本に書かれているように、面白いように180度変わった見方をされることになるでしょう。
ただし、よく理解せず実行すると、知らないうちに痛いしっぺ返しを食らう可能性もあります。
抽象的な表現になりますが
芸を認められて笑われる道化師ではなく、存在自体を笑われる道化師になりうる。
ということです。
実行すれば、確かに180度違った見方をされるようになります。
しかし、元の見方に戻る、もしくはそれ以下の評価になる危険性もはらんでいるように思われます。
本の評価にうつらせて頂きます。
私のこの本の評価は、はじめに申しましたとおり、読み物としては最高評価です。
しかし、「心理学」や「自己啓発本」としての評価は、☆4つです。
読み手に面白おかしく、うまく最後まで読み切らせる、その手法や内容についての評価が
上回るため☆5つとさせて頂きました。
評価できる点として
1語り口調で一方的なプラスの表現についてしか語られてないのに、読者に対して
(権威性をしめすような)偉そうな語りがないため、最後まで安心して読むことが出来る。
これは、小説や物語を読んでいる時のような安心感が得られるため、他の自己啓発本や心理学
にありがちな気負いをせずに読むことが出来るということです。
私の読んだ多くの本では、一方的な同意を求めるような書き方にイライラしていました。
例えば、
「しかし、あなたが感じたように、9割以上の人間がこのように考えこのように行動する。」
といった感じに筆者の主観を読者に投げかけているものがあります。
この場合だと、逆の感想を得た場合、一方的に少数派の意見としてくくられ不快感を感じます。
この本では、読者ではなく、本の中の登場人物にぶつけてあるため、安心して最後まで読めるもの
になっています。
評価できない点として
1本の表紙が桃色でいかにも、頭の悪いだけの本に見える。
これは、この本の評価を私の中で大きく評価を下げています。
だれでも読める本としてアピールをしたかったのでしょうが、「お馬鹿な本」本として
避けてしまう人が多いのではないでしょうか?
内容が面白く読みやすいだけに、残念で仕方ありません。
2マイナスな見方で見られる方法について、表向きほとんど語られていない。
これが、「心理学」や「自己啓発本」として読む場合☆ひとつ減らすポイントになります。
通して、「お利口な人間になるための方法」の中で語られていますが、
「お馬鹿な人間になるための方法」として書かれてないため、すごく印象が薄く感じます。
上記の感想で、道化師を例にあげましたが
「駄目な道化師にならないためにはどうするべきか?」
という点が見えづらいように感じます。
ただ、この点を入れますと、読みづらさが出てしまうので、あえて読みやすさを重視するために
こういった手法はとってないように感じましたので、☆1つマイナスは、やめさせて頂きました。
総評として、最初に書いたように「読み物」として読むととても面白い本の出来になっています。
「心理学」や「自己啓発」に対して気負いを感じる人はこの本を読んでみてはいかがでしょうか?
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おバカな自分をおりこうに見せる技術 単行本 – 2009/1/22
内藤誼人
(著)
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購入オプションとあわせ買い
『しょぼい自分を「大物」に見せる技術』につづく第2弾。心理学者・内藤誼人先生が、おバカな自分を頭良さそうに見せる技術を大公開! 頭の回転も鈍いし、教養もない自分にはムリと思うかもしれませんが、これが意外と簡単。人が頭がいいと感じる理由は、頭の回転でも、教養でもないんです。それらしい態度、言い回しさえできれば、頭の中が空っぽでもまわりが勝手に「『知的だ!インテリだ!」って思ってくれるものなのです。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2009/1/22
- ISBN-104796667350
- ISBN-13978-4796667357
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登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2009/1/22)
- 発売日 : 2009/1/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4796667350
- ISBN-13 : 978-4796667357
- Amazon 売れ筋ランキング: - 975,035位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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心理学者。有限会社アンギルド代表。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。ビジネス心理学の第一人者として、実践的な心理学の応用に力を注いでいる。自然を愛するナチュラリスト。どんな女性にもやさしいラディカル・フェミニスト(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『人は暗示で9割動く!』(ISBN-10:4479303057)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価は非常に良いでしたが、文の横に縦線が引かれている箇所がありました。
2015年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い内容ですが、やはり利口に魅せるために当然ですが、努力が必要になります。
そして、その努力はバカでは出来ないと言うのが私の感想です。
もともとお利口な人が、悪い癖のせいでバカに見えている人向けですよ。
そういう人が気をつけてコミュニケーションを取れば利口に見えると思います。
そして、その努力はバカでは出来ないと言うのが私の感想です。
もともとお利口な人が、悪い癖のせいでバカに見えている人向けですよ。
そういう人が気をつけてコミュニケーションを取れば利口に見えると思います。
2015年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
愉快なタイトルに惹かれて購入しました。簡潔に言えば『こうすれば、少しだけ立派に見えますよ!」ということが書いてある本です。なので、あくまでも普段の言動をきちんとしている人が、最後の一押しに使えば効果的かな?と思いました。
失礼ですが、普段の言動がおバカな人が、この本を読めば、すぐにおりこうになるというものではありません。そういう人は日常の態度を改めることが最優先ですかね。
失礼ですが、普段の言動がおバカな人が、この本を読めば、すぐにおりこうになるというものではありません。そういう人は日常の態度を改めることが最優先ですかね。
2009年2月3日に日本でレビュー済み
あなたは、そこらじゅう
同僚に話かけられているって
ことはなくはないよね?
じつは、
あなたが人気者っていうことじゃなくて
ただ単になめられてるってことを
気づかせてくれる
この本は、ファースト・クラスです!
追伸
それでは、視点を変えて
相手に「おりこうさん」って
印象をすりこませるには
ただあごを少し上げる?
あ、簡単だ^^
さっそく試してみました^^;
けっこう楽しいかも?
それでは、またあとで
同僚に話かけられているって
ことはなくはないよね?
じつは、
あなたが人気者っていうことじゃなくて
ただ単になめられてるってことを
気づかせてくれる
この本は、ファースト・クラスです!
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それでは、視点を変えて
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2009年3月1日に日本でレビュー済み
自分の対人的な評価を向上させる方法について様々な書籍を記している内藤誼人の新作。
「どのように振る舞ったら自らを知的に見せられるか」というテーマに基づいて話しは進められるが、内容としては他の書籍と似通った部分が多い。
というのも、知的に見せられるということは、自らを大物に見せること「 しょぼい自分を大物に見せる技術 」と繋がるし、
自らを知的に見せることは人に惚れられること「 「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法 」にも繋がるからである。
しかし、それを考慮した上で一冊の書籍として読めば「なるほどな」と納得させられる部分もある。
もちろん「人が話している時に首を横に振るだけで利口に見える」などというテクニックは
逆に不快感を与えるデメリットの方が多いだろうし、書籍の内容を取捨選択する必要はあるだろう。
また、上記したようにこれまで記してきた書籍と似通る部分もあるから、内容のインパクトはやや薄い。
しかし、「参考になる部分がある」ということは確かに言える。
自らを利口に見せること自体はメリットの方が圧倒的に多いのだから、すべての方が読んでみて損は無いでしょう。
「どのように振る舞ったら自らを知的に見せられるか」というテーマに基づいて話しは進められるが、内容としては他の書籍と似通った部分が多い。
というのも、知的に見せられるということは、自らを大物に見せること「 しょぼい自分を大物に見せる技術 」と繋がるし、
自らを知的に見せることは人に惚れられること「 「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法 」にも繋がるからである。
しかし、それを考慮した上で一冊の書籍として読めば「なるほどな」と納得させられる部分もある。
もちろん「人が話している時に首を横に振るだけで利口に見える」などというテクニックは
逆に不快感を与えるデメリットの方が多いだろうし、書籍の内容を取捨選択する必要はあるだろう。
また、上記したようにこれまで記してきた書籍と似通る部分もあるから、内容のインパクトはやや薄い。
しかし、「参考になる部分がある」ということは確かに言える。
自らを利口に見せること自体はメリットの方が圧倒的に多いのだから、すべての方が読んでみて損は無いでしょう。
2011年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あははー、おもしれー。と、気楽に読んだのですが、「利口に見せる」テクが
大事っていうのは実は真理かもしれません。職場でちっきしょーあいつばっかり
何故評価が高いんだ、大したことないのに!と要領のいい奴をねたんでばかりいないで
その「あいつ」に自分も近づいてしまうのも手かもしれません。
新入社員や若手の社員が読むものではありません。本当に中身がないのにテクニックだけ
身に着けても見透かされるから。でも30歳近くになりある程度の仕事がわかってきたときに
+αでこういった心理学上のテクニックを身に着けるのは決してズルではないかもしれません。
ところどころ、読み物としておもしろおかしく書いている部分がありますが、そこを
見抜けない人はいないと思うので実はためになる本でした。
大事っていうのは実は真理かもしれません。職場でちっきしょーあいつばっかり
何故評価が高いんだ、大したことないのに!と要領のいい奴をねたんでばかりいないで
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身に着けても見透かされるから。でも30歳近くになりある程度の仕事がわかってきたときに
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ところどころ、読み物としておもしろおかしく書いている部分がありますが、そこを
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