面白くて何度も何度も読み返しています。遭難した仲間を探す過程が書かれています。
山の事はほとんど知らなかったのですが、地図を見ながら道をたどって繰り返し読むうち、
常念に行くことが私の夢になり、半年の準備を経て、とうとう夏に登る予定です。
まさか、私が、という感じです。
それほど影響力のある本です
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いまだ下山せず! (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A い 5-1) 文庫 – 2009/8/6
泉 康子
(著)
天空に聳え立つ白い「槍」。その姿に魅せられて厳冬の北アルプスへ登った三人の男たちが行方不明に。猛吹雪の中、彼らはどこに消えたのか。聞き集めた他パーティの証言から三人の軌跡を追い、推理を重ねていく山仲間と家族は、苦悩のうちに、やがて大きな謎に直面する。三人は最も危険な“冬の沢”を下ったのか? ミステリアスな「事実」を積み上げて真実を追う、感動のヒューマン・ドキュメント。
※本書は1994年4月に刊行した「いまだ下山せず!」を、1999年8月に文庫化した「宝島社文庫 いまだ下山せず!」の新装版です。
※本書は1994年4月に刊行した「いまだ下山せず!」を、1999年8月に文庫化した「宝島社文庫 いまだ下山せず!」の新装版です。
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2009/8/6
- ISBN-104796673202
- ISBN-13978-4796673204
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登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2009/8/6)
- 発売日 : 2009/8/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 325ページ
- ISBN-10 : 4796673202
- ISBN-13 : 978-4796673204
- Amazon 売れ筋ランキング: - 185,960位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 83位宝島SUGOI文庫
- - 659位登山・ハイキング (本)
- - 54,230位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遭難を伝える迫力、面白いといえば不謹慎ですが山の恐ろしさを十分に伝えてくれます。
2013年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1986年暮れ、正月休みを利用して北アルプス槍ヶ岳登頂を目指す若い会社員3人のパーティーが行方不明となる。
この時猛吹雪により多数の遭難者が出るも、悪天候のため捜索が難航。
生存の可能性が高い早期の段階で、かつての山仲間である著者にもその知らせが届くのだが捜索の場所の特定が出来ない中、リスクの
高い捜索に結果が出せぬまま時間ばかりが過ぎてゆく。
彼らの所属する会社の体質、山男同士の確執、警察の対応、費やされる資金と時間に疲弊してゆくスタッフ達、捜索方法に起因する
対立。
会社員であるが故の限られた日程での登山に対して、仲間たちが日常を犠牲にして長期間捜索していく過程がリアルに描かれている。
そんな中著者は捜索範囲を絞るためにあらゆる情報収集活動をしていた。
プライドを捨てて頭を下げどこにでもどんな情報でも聞きに行く。
表紙の写真はその時集まった情報の一つ、遭難前の彼らの姿だ。
遭難者たちの生い立ちにも触れている。
彼らの性格からも行動を読み取ろうとしたのかもしれない。
やがて彼女はベテラン登山家にはあり得ないルート上に視線を移していく。
そして謎だった点は線で結ばれていくのだが...
個人的には優れた推理小説同様の読後感がある。
読みにくいところがあるとすれば、あらゆる事柄を正確に記録しなければならなかった「著者の思い」なのだと思う。
季節は違っても、いつか同じ山を登りもう一度読んでみようと考えている。
この時猛吹雪により多数の遭難者が出るも、悪天候のため捜索が難航。
生存の可能性が高い早期の段階で、かつての山仲間である著者にもその知らせが届くのだが捜索の場所の特定が出来ない中、リスクの
高い捜索に結果が出せぬまま時間ばかりが過ぎてゆく。
彼らの所属する会社の体質、山男同士の確執、警察の対応、費やされる資金と時間に疲弊してゆくスタッフ達、捜索方法に起因する
対立。
会社員であるが故の限られた日程での登山に対して、仲間たちが日常を犠牲にして長期間捜索していく過程がリアルに描かれている。
そんな中著者は捜索範囲を絞るためにあらゆる情報収集活動をしていた。
プライドを捨てて頭を下げどこにでもどんな情報でも聞きに行く。
表紙の写真はその時集まった情報の一つ、遭難前の彼らの姿だ。
遭難者たちの生い立ちにも触れている。
彼らの性格からも行動を読み取ろうとしたのかもしれない。
やがて彼女はベテラン登山家にはあり得ないルート上に視線を移していく。
そして謎だった点は線で結ばれていくのだが...
個人的には優れた推理小説同様の読後感がある。
読みにくいところがあるとすれば、あらゆる事柄を正確に記録しなければならなかった「著者の思い」なのだと思う。
季節は違っても、いつか同じ山を登りもう一度読んでみようと考えている。
2017年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューにありましたが、捜索側の話になっています。
捜索に参加されていた方の著作であるので内容が具体的でした
捜索に参加されていた方の著作であるので内容が具体的でした
2016年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
捜索や発見時の様子が目に見えるようにリアリティのある文章で書かれており、読み出すと止まらなくなると思います。
寝不足要注意です!
そして読み終わった後は、なんだか空虚な気持ちになりました。遭難者が写ったテン場での笑顔の写真が、その後の悲劇との対比でより切なく、でも確かに生きてた証として読者の印象にずっと残って行くんだな。なーんて、そんな事を感じました。
この本をきっかけに山岳小説にハマったので、
寝不足要注意です!
そして読み終わった後は、なんだか空虚な気持ちになりました。遭難者が写ったテン場での笑顔の写真が、その後の悲劇との対比でより切なく、でも確かに生きてた証として読者の印象にずっと残って行くんだな。なーんて、そんな事を感じました。
この本をきっかけに山岳小説にハマったので、
2022年1月9日に日本でレビュー済み
図書館にいくと目につく場所においてあって、タイトルに引かれて手にとってそのまま借りて、一気に読んでしまいました。
最初の正直な感想を書いていくと、こんなに休みがとれまくる人たちがこの時代の日本にも相当いたことに驚きました。
私は山、雪といったものとは無縁な人間で特にそうだったのですが、この本は専門的、局所的な事柄を扱っていて、登場人物も多いので、かなり読みづらく理解しずらいです。
それでも私が一気に読んだのは、作者がこの本にかけた情熱や伝えたいという思いを感じ取ったからでしょう。
著名な雑誌の山に関する記事に否定的な内容もあり、それは作者の事故をなくしたい。という思いからかもしれません。私は主張を検証できる者ではありませんが、読んで感じたのは、「この本の内容も誰かが誠実に否定するかもしれず、信頼できる情報などどこにもないのだ」ということです。
この本の主張をたどっていくと、結局は一人よがりに登るしかない。結論になります。
大変、面白い本ですし、事実を伝えるんだ。ということの大切さ、身近な事故や自分たちの行動を無駄にしたくないという思いはよくわかるのですが、必ずしもそういう結果にはつながらない内容だとおもいます。
結局のところは自然を敬い、畏れることが必要で、いろいろ書いても、ひとつの参考意見にすぎないということです。
最初の正直な感想を書いていくと、こんなに休みがとれまくる人たちがこの時代の日本にも相当いたことに驚きました。
私は山、雪といったものとは無縁な人間で特にそうだったのですが、この本は専門的、局所的な事柄を扱っていて、登場人物も多いので、かなり読みづらく理解しずらいです。
それでも私が一気に読んだのは、作者がこの本にかけた情熱や伝えたいという思いを感じ取ったからでしょう。
著名な雑誌の山に関する記事に否定的な内容もあり、それは作者の事故をなくしたい。という思いからかもしれません。私は主張を検証できる者ではありませんが、読んで感じたのは、「この本の内容も誰かが誠実に否定するかもしれず、信頼できる情報などどこにもないのだ」ということです。
この本の主張をたどっていくと、結局は一人よがりに登るしかない。結論になります。
大変、面白い本ですし、事実を伝えるんだ。ということの大切さ、身近な事故や自分たちの行動を無駄にしたくないという思いはよくわかるのですが、必ずしもそういう結果にはつながらない内容だとおもいます。
結局のところは自然を敬い、畏れることが必要で、いろいろ書いても、ひとつの参考意見にすぎないということです。
2016年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろかった。読みながら自分も山岳会の一人になって遭難者を捜しているようだった。
これは検証記録ではない。同じ山岳会の仲間の消息を求め探し回る人々や関係者の思いを、
ドキュメントとして描いた素晴らしい読み物だ。
読みながら、山行には何が大切か、どんな心構えが必要かなどを教えられた気がする。
これは検証記録ではない。同じ山岳会の仲間の消息を求め探し回る人々や関係者の思いを、
ドキュメントとして描いた素晴らしい読み物だ。
読みながら、山行には何が大切か、どんな心構えが必要かなどを教えられた気がする。
2011年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山岳遭難記、ではなく、山岳遭難捜索記になるのだと思う。
著者はもともと作家ではなかったようで、3名の遭難者が所属していた山岳会のOGであり、正月登山に出かけた3名が遭難の可能性あり、との連絡を受け、対策本部の設置、家族や警察との連絡、最初の緊急事態から、結果的に長期に亘った捜索活動を、実際に現場にいた当事者の一人という目線で、生々しく描いている。
実際、なかなかないノンフィクションであることは間違いないのだが、あまりに文章、描写が整理されていない。読み進むうちに、誰が誰やら、どこがどこやら、そして何がどうなっているのかわからずに、前に戻ったりすることの繰り返しとなった。
今まで、多くのいわゆる山岳ものを読んできたのだが、こんなにわかりにくい、読みにくい本は初めてだ。当事者が混乱の真っ只中にいたのは当然だが、書物として出版するにあたって、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか?
とても残念な1冊です。
著者はもともと作家ではなかったようで、3名の遭難者が所属していた山岳会のOGであり、正月登山に出かけた3名が遭難の可能性あり、との連絡を受け、対策本部の設置、家族や警察との連絡、最初の緊急事態から、結果的に長期に亘った捜索活動を、実際に現場にいた当事者の一人という目線で、生々しく描いている。
実際、なかなかないノンフィクションであることは間違いないのだが、あまりに文章、描写が整理されていない。読み進むうちに、誰が誰やら、どこがどこやら、そして何がどうなっているのかわからずに、前に戻ったりすることの繰り返しとなった。
今まで、多くのいわゆる山岳ものを読んできたのだが、こんなにわかりにくい、読みにくい本は初めてだ。当事者が混乱の真っ只中にいたのは当然だが、書物として出版するにあたって、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか?
とても残念な1冊です。