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名前のない女たち ベストセレクション (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-5) 文庫 – 2011/6/4

3.6 5つ星のうち3.6 15個の評価

グラビアを単体で飾る単体AV女優と呼ばれる女のコたちに対して、名前さえ紹介されることなく、内容にあわせて時には女子高生、時には人妻を演じる企画AV女優たち。日当3万円からの安いギャラで過激なセックスを披露し、消えるように辞めていく彼女達は、何ゆえ「カメラの前でセックスをする」という職業を選んだのか。本書は11人の女性の生き様を追う衝撃のノンフィクションです。
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商品の説明

著者について

中村 淳彦 (なかむら あつひこ) プロフィール
1972年、東京都目黒区生まれ。専修大学経済学部卒業。編集プロダクション、映像制作会社、出版社、フリーライターを経て、株式会社曙福祉プランニング設立。高齢者デイサービスセンターを運営しながらノンフィクションを執筆している。著書に『名前のない女たち』『アタシは生きる!!』『“恋愛 ”できないカラダ』『名前のない女たち 最終章』『売春未満』(以上、宝島社)、『暴走族、わが凶状半生』(コアマガジン)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 宝島社 (2011/6/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/6/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4796683976
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4796683975
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.2 x 15.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 15個の評価

著者について

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中村 淳彦
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ノンフィクションライター(Twitter・@atu_nakamura)

最新刊『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)

大学時代から20年以上、AV女優や風俗、介護など、貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター。自分の価値観を持ち込むことなく、彼女たちが直面している現実を可視化するために、親からの虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話に、ひたすら耳を傾けつづけている。著書は『AV女優消滅』(幻冬舎)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)、『女子大生風俗嬢』(朝日新聞出版)など多数。代表作に「名前のない女たち」シリーズ(宝島社)があり、劇場映画化される。本書の元となる東洋経済オンラインの連載「貧困に喘ぐ女性の現実」は2憶PVを超える人気を博している。

カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
15グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年10月25日に日本でレビュー済み
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最底辺女子の話。壮絶人生だ。これからどう生きるのかと思ってしまう。最後はどうなるんでしょう?

これに比べれば、普通の女の子は、皆、ラッキーガールに思える。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月6日に日本でレビュー済み
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いろんな方の風俗嬢の遍歴についてインタビュー形式で書かれた本です。内容はとても現実的でリアル感があり、風俗を知るために欠かせない本。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドキュメンタリーだったらあまりに悲惨すぎる。
とても現実の世界ので起きていることだと思えない。
でも、こういうことが本当にあるので、若者の信じられないような事件が起きるのかも知れない。
これ、最後の解説で救われた気がします。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月6日に日本でレビュー済み
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このシリーズを読むのはこれが初めてですが、ベスト版とだけあって、どれも現実的で濃いといえる話ばかりでした。
何の抵抗もなくこの業界が向いていると思って働いている女の子から、きっかけは借金やあいまま初めて嫌で仕方がないが続けている女の子、生い立ちに至っては親類から性的虐待から、家庭外での悲惨な体験などどのお話も被ることもなく淡々と書かれています。
1人例外で男優の話もまじっていて、これも一歩間違えればあの人も(周りの知人)・・?と思えるようなお話でした。

リアルかつお涙ちょうだいなどではなく、インタビューされた内容が一切美化されることなく平坦に書かれているため、読後に気分が良くなるものでは決してありません。普段では決して知り得ないお話が聞く貴重な機会という点では満足のいくものでした。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年6月4日に日本でレビュー済み
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裏社会で生きることとなった女性達の決断はそれに直接かかわったことが無い限り、知りようがない。無知な状態から、拙速にその女性達の生きざまの善し悪しを判断することは賢明なことではないだろう。そのような女性達の内面世界を巧みなインタビューと心理描写で描き出しているのが本作である。女性達の生き方は千差万別であり、そこに共通性を見出すのは至難の業だ。本書には多く触れられていないが、他書「職業としてのAV女優」では「承認欲求」をその世界に入る決断をした一つの大きな動機と分析する。その具体例は本書においても見つけることが出来る。それは、人間だれしもが持っているもので、何も特別なものではない。誰だって、他者から認められたいのだ。しかし、他者に認められるツールが自分の性になる時、それは時に暴力性を生み、歪んだ結末を迎えることがある。それは肝に銘じなければならないと著者は暗に指摘している。性は人間の尊厳に関わるものであることを考慮すると、それを金銭の為に安売りすることは、自身の人間性を軽んじる行為になりかねない。それを承知でも、その決断をせざるを得なかった女たちがいるのが人間社会であり、昨今はそれがカジュアル化しつつあり、そのハードルが下がりつつあるのも本書を通して実感できる。現代社会を見つめる上でヒントになる良書である。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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