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東方的 ハードカバー – 1991/3/1
中沢 新一
(著)
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社せりか書房
- 発売日1991/3/1
- ISBN-104796701664
- ISBN-13978-4796701662
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登録情報
- 出版社 : せりか書房 (1991/3/1)
- 発売日 : 1991/3/1
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 365ページ
- ISBN-10 : 4796701664
- ISBN-13 : 978-4796701662
- Amazon 売れ筋ランキング: - 668,473位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 898位東洋哲学入門
- - 1,420位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 5,281位思想
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所所長。思想家。著書に『チベットのモーツァルト』(サ ントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)など多数ある(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『カイエ・ソバージュ』(ISBN-10:4062159104)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
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8グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずっと前に読んだ本が、当時の装丁のまま手に入りとても満足しています。
2014年6月5日に日本でレビュー済み
長い旅のような本。ブルガリアに始まり、ヨーロッパの・ロシアの・日本の「四次元」を志向する人々の間を抜け、チベット仏教の視点から見る世界、「タタールの技」が語源かもしれないタタラ(鑪)の里へ、ハンガリーから甲州へ、アイヌの地のイヨマンテの儀礼からパレスチナのイエスへ、ジョナス・メカスのニューヨークへ……。
この旅で読者は、キリスト教の、カトリック的なものから東方的なものに分かれたソフィア(叡智)を追って、それが可能にする高次元な霊的世界と、われわれの日常的な世界の接触する一瞬を、スローモーションのように垣間見る。 しかし、かつてせりか書房の単行本で読んだ際には、このような繋がりをつかめていたかははなはだ怪しい。それは、この旅がリアルな旅としてそのまま受け取るべきものではなく、これを例として自身の世界の見方を拡張するための「旅物語」だからだろう。
人は誰でも他者の旅物語を楽しむことはできるが、それは旅をすることとはまったく異なる。90年代のわたしには、自分なりの思考の旅を楽しむ技量がまだなく、本書の内容をどう扱うべきか決めかね、混乱のうちにしまい込んでしまったのだと思われる。 そういう意味では今回の再読では、最後のジョナス・メカスの項が、まだ収まりが悪い。また何年か経って読み直したとき、どう印象が変わるか楽しみだ。
この旅で読者は、キリスト教の、カトリック的なものから東方的なものに分かれたソフィア(叡智)を追って、それが可能にする高次元な霊的世界と、われわれの日常的な世界の接触する一瞬を、スローモーションのように垣間見る。 しかし、かつてせりか書房の単行本で読んだ際には、このような繋がりをつかめていたかははなはだ怪しい。それは、この旅がリアルな旅としてそのまま受け取るべきものではなく、これを例として自身の世界の見方を拡張するための「旅物語」だからだろう。
人は誰でも他者の旅物語を楽しむことはできるが、それは旅をすることとはまったく異なる。90年代のわたしには、自分なりの思考の旅を楽しむ技量がまだなく、本書の内容をどう扱うべきか決めかね、混乱のうちにしまい込んでしまったのだと思われる。 そういう意味では今回の再読では、最後のジョナス・メカスの項が、まだ収まりが悪い。また何年か経って読み直したとき、どう印象が変わるか楽しみだ。
2012年10月20日に日本でレビュー済み
ブルガリの首都にある小さなバジリカのステンドグラスの聖ソフィアのイコンから、物語は始まる。
ヨーロッパ的でない、”東方的”な知をもとめて、デシャン、バルトーク、マンダラ、熊楠など、
中沢新一の著作ではお馴染みのテーマが次々と登場し、壮大なハーモニーを奏でる。
この書は1991年に出版されたが、すでに、”古くて新しい知を探し求める”、中沢の思想は、完成されていることがわかる。
1つ1つの章は、講演会の記録や、雑誌への紀行文だが、こうして並べると、1つのまとまった作品になってしまうのが、中沢らしい。
その美しい文章、めまぐるしく、発想が展開されていく独特の文章を、味わって欲しい。
ヨーロッパ的でない、”東方的”な知をもとめて、デシャン、バルトーク、マンダラ、熊楠など、
中沢新一の著作ではお馴染みのテーマが次々と登場し、壮大なハーモニーを奏でる。
この書は1991年に出版されたが、すでに、”古くて新しい知を探し求める”、中沢の思想は、完成されていることがわかる。
1つ1つの章は、講演会の記録や、雑誌への紀行文だが、こうして並べると、1つのまとまった作品になってしまうのが、中沢らしい。
その美しい文章、めまぐるしく、発想が展開されていく独特の文章を、味わって欲しい。