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ポピュラ-音楽と資本主義 単行本 – 2007/7/1

4.2 5つ星のうち4.2 13個の評価

この商品には新版があります:

ポピュラー音楽と資本主義 増補
¥2,750
(13)
残り4点(入荷予定あり)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ せりか書房 (2007/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 216ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4796702784
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4796702782
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 13個の評価

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毛利 嘉孝
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年8月30日に日本でレビュー済み
タイトルになっている第一章が素晴らしい。
その為だけに買っても損しないかも。
ポピュラー音楽がどう発展していったかを
化石になってるマルクス的視点で敢えて批評してます。
私も最初は「うわ・・・」と思ったけど
読み進めていくと納得。
成るほど。こういう視点もあったか。

近田春夫の「考えるヒット」とか
別冊宝島の「音楽誌が書かないJポップ批評」を仕方なく惰性で読んでいる
みたいな人だったら刺激的かと思います。

次はiPod以降をテーマにして一冊出して欲しいなぁ。この路線を読みたいです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月28日に日本でレビュー済み
現在までのポピュラー音楽に関する学術本は、
ビートルズ好きなおじさんの懐古趣味という側面が否めないように思っていたが、
この本はそういった学術本たちとは一線を画している。
著者がまだ懐古趣味のおじさんの歳でないことも大いに影響しているであろうが、
比較的若く音楽好きな層にも受け入れられる本である。
もちろん全てのポピュラー音楽を概観しているというわけではない(そしてそんなことは不可能であろうが)ので、
この本さえ読めばポピュラー音楽の全てが理解できるということにはならないが、
しかし、音楽研究に抜け落ちがちな政治経済的な視点を提示するという、ある種の革命を毛利は起こしている。

単なる音楽好きも読んでおいて損はない一冊。
ポピュラー音楽研究者には必読の書。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月1日に日本でレビュー済み
東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科の先生が書いた本。

授業で使われた資料をもとにしており、その意味では芸大の授業が読めたのは
うれしかったが、ご自身も書かれているように1冊の本にまとめるのに相当の苦
心のあとが伺われた。

具体的には元々はロックは反社会的な音楽であるといったルーツの話や、黒人音
楽、パンクやKLFの台頭あるいは最近はファミレスのように手軽でおいしくなっ
たと書かれているJ-POP,これらが押さえられているのだが、ポピュラー音楽と
資本主義は相反せずにむしろ時代と主に相乗作用を高まる、といった結論がボコ
っと途中で書かていたり、最後に博多の音楽事情について言及されていたりジャ
ンルにより筆の力にばらつきがあり、全体のバランスとしての違和感を感じた。
それだけポピュラー音楽について書こうとするのは難しいことなのかもしれない。

欲を言えば初めて買ったアルバムがPeter Framptonの「Comes Alive!」と書かれ
おり全米チャートを肌で知っている著者ならばこそ、最新の全米チャートについ
ても資本主義の観点から書いて欲しかった。

ただポピュラー音楽の分野の本は特定のジャンルやファンの視点で書かれたものば
かりでこの本のように落ち着いて書かれている作品は極めて少なく、その意味でも
著者の意欲は高く評価したい。

続編を強く望む。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月7日に日本でレビュー済み
 音楽は演奏されなければ享受されません。そのためには人が同じ時間に同じところに集まらなければならない。また演奏者も聴衆も、それを聞いたことで一体感を持つ、そういう点で小説や絵画よりも、はるかに社会性が高い。原理的にいうなら、社会的な影響力が高いとされる映画をもしのぐのではないでしょうか。アドルノが「音楽社会学」なるものを提唱するのも納得がいきます。

 しかしこのアドルノ先生はポピュラー音楽についてはいたって冷淡。ビートルズが世界にあたえた影響は無視できないものだし、ツェッペリンの曲など、ショスタコーヴィッチなみにおもしろいと思うのですが、アドルノは69年になくなっていて、70年代以降の展開を知らないのだから無理はない。
 もちろん今日ポピュラー音楽の重要性が理解されていないわけではなく、イギリスのカルチュラル・スタディーズを中心に研究は広がっているものの、音楽学的な分析についてはいまいち。本書の著者は芸大の先生だから、その方面をつっこんでクラシック音楽とポピュラー音楽を一元的に書いてくれているかなと思ったのですが、少々期待が高すぎたかしら。

 それならばそれで、ポピュラー音楽と資本主義経済の関係を総合的に解明してくれることを期待したのですが、そちらもいまいち。ポストフォーディズム段階に入った現代社会の分析については正しいのですが、そのなかで音楽がどのように消費されるかについては、社会学的というよりはマーケッティング的で、個々のアーティストの試みの意味づけにはくわしいけれど、総体的に見るという視点ではない。だから「大学学部生を対象にして書かれた」教科書というよりは、音楽雑誌の記事のようで、どこか軽薄な感じがする。

 ITの発達に重点をおきすぎていることも気になります。ネットはコミュニケーションコストを劇的に下げ、音楽の消費に革命的な変化をもたらしていることは事実ですが、それが音楽コンテンツに影響をあたえているようには見えない。DIYカルチャーなどの先端的事例を挙げてはいますが、社会全体を変質させていくような流れになるとも思えない。

 大学教授には、教えるより行動するのを好む人がいますが、この著者もそういうタイプの人なのでしょう。残念ながら、読んでもあまりえるところがなかったような気がします。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本では芸術としての音楽ではなく、商品としての音楽が書かれています。
日本のポピュラー音楽から海外のものまで幅広く扱っています
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート