映画『Batman v Superman: Dawn of Justice』の予習として購入。1998年刊行の柳下毅一郎翻訳の『バットマン:ダークナイト・リターンズ』とは訳文が異なる。近年の作品である『ホーリー・テラー』の大変な劣化を見るに、奇跡のような達成がここにあったと言わざるえない。以下に目次を記載。
Introduction by Frank Miller
"Truth to Power" by James Olsen
"THE DARK KNIGHT RETURNS":BOOK 1 - THE DARK KNIGHT RETURNS/BOOK 2 - THE DARK KNIGHT TRIUMPHANT/BOOK 3 - HUNT THE DARK KNIGHT/BOOK 4 - THE DARK KNIGHT FALLS
"The Dark Knight Strikes Again":BOOK 1/BOOK 2/BOOK 3
付録:草稿を見る/オリジナル・カバー/スケッチからスタチューへ/プロットからアートへ/10周年記念版のためのサイン入りプレート原稿/インクに手を伸ばす/「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」スケッチブック
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DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト(ケース付) (SHO-PRO BOOKS) 大型本 – 2009/9/1
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購入オプションとあわせ買い
あの『ウォッチメン』に並ぶ、アメコミの最高傑作『バットマン:ダークナイト・リターンズ』が遂に復刊!!
単なる勧善懲悪ものにとどまらないそのハイレベルな内容により、大人が読んでも遜色ない作品として大ヒットを記録。その影響はアメコミ分野だけにとどまらず、映画「バットマン」(ティム・バートン監督)は本作にインスピレーションを得て製作されたといわれています。今では、現代アメコミの原点のひとつに位置づけられる不朽の名作が、満を持して復刊です!!
●『ダークナイト・リターンズ』と続編『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』の2作を収録した豪華完全版。
●『ダークナイト・リターンズ』は全編新訳による完全リニューアル版!
●フランク・ミラーによるオリジナル・プロット、スケッチ、ネーム下描き、アートギャラリーなど、70ページにわたる豪華資料を収録。
【あらすじ】(『ダークナイト・リターンズ』)
ゴッサムシティから暗黒の騎士バットマンが消えて10年、引退した55歳の大富豪ブルース・ウェインは、ありあまる情熱を抱えながらも、一市民として平穏な生活を送っていた。だが、エスカレートする犯罪行為によって荒廃していく街の姿に、ブルースはついに復活を決意する。かつての仇敵も犯罪活動を再開し、再び戦いの中に身を投じたバットマンだったが、その活躍は以前のようには世間から受けいれてもらえなかった。 政府の管理下にないスーパーヒーローの存在を認めない米国政府は、ついに対バットマンの切札として一人の戦士を送り込む。それは、米国政府の指揮下に下り、「政府のイヌ」と化したかつてのヒーロー、スーパーマンだった……。
単なる勧善懲悪ものにとどまらないそのハイレベルな内容により、大人が読んでも遜色ない作品として大ヒットを記録。その影響はアメコミ分野だけにとどまらず、映画「バットマン」(ティム・バートン監督)は本作にインスピレーションを得て製作されたといわれています。今では、現代アメコミの原点のひとつに位置づけられる不朽の名作が、満を持して復刊です!!
●『ダークナイト・リターンズ』と続編『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』の2作を収録した豪華完全版。
●『ダークナイト・リターンズ』は全編新訳による完全リニューアル版!
●フランク・ミラーによるオリジナル・プロット、スケッチ、ネーム下描き、アートギャラリーなど、70ページにわたる豪華資料を収録。
【あらすじ】(『ダークナイト・リターンズ』)
ゴッサムシティから暗黒の騎士バットマンが消えて10年、引退した55歳の大富豪ブルース・ウェインは、ありあまる情熱を抱えながらも、一市民として平穏な生活を送っていた。だが、エスカレートする犯罪行為によって荒廃していく街の姿に、ブルースはついに復活を決意する。かつての仇敵も犯罪活動を再開し、再び戦いの中に身を投じたバットマンだったが、その活躍は以前のようには世間から受けいれてもらえなかった。 政府の管理下にないスーパーヒーローの存在を認めない米国政府は、ついに対バットマンの切札として一人の戦士を送り込む。それは、米国政府の指揮下に下り、「政府のイヌ」と化したかつてのヒーロー、スーパーマンだった……。
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館集英社プロダクション
- 発売日2009/9/1
- 寸法18 x 3.2 x 26 cm
- ISBN-10479687061X
- ISBN-13978-4796870610
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商品の説明
著者について
フランク・ミラー
1957年メリーランド州生まれ。従来のアメリカン・コミックスの枠を超えたグローバルな感性で、アメコミ新時代の旗手とも言われている人気作家。『シン・シティ』、『デアデビル』、『300』など手掛けた作品が次々と映画化。他に代表作として『バットマン:イヤーワン』『Ronin』などがある。また、2009年公開映画『スピリッツ』で映画監督デビューもはたした。
1957年メリーランド州生まれ。従来のアメリカン・コミックスの枠を超えたグローバルな感性で、アメコミ新時代の旗手とも言われている人気作家。『シン・シティ』、『デアデビル』、『300』など手掛けた作品が次々と映画化。他に代表作として『バットマン:イヤーワン』『Ronin』などがある。また、2009年公開映画『スピリッツ』で映画監督デビューもはたした。
登録情報
- 出版社 : 小学館集英社プロダクション (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 512ページ
- ISBN-10 : 479687061X
- ISBN-13 : 978-4796870610
- 寸法 : 18 x 3.2 x 26 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 155,267位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生の時アメリカで1989年の映画バットマンを観た時、アメリカで観たので当たり前ですが、
周りの観客がとにかくハイテンションで暴れまくるジョーカーにみんなが大騒ぎしていたことが印象的でした。まさに空前のバットマンブームの真っ只中。そんな矢先に本書をアメリカで
入手しました。全編英語だったにも関わらず、
バットマンを引退していた55歳のブルース・ウェインが己の正義を貫くために再び、ゴッサムシティにカムバックする話。度肝を抜くハードボイルド画タッチと、例え言葉など解らなくてもページを捲るに連れて訪れる避けては通れない宿命の対決。終盤は言葉など要りませんでした。当時、中学生1年だった私は最後のページを観たとき、バットマンの姿 =独りの男の生き様にとても胸を打たれました。
~ 2009年に翻訳版が発売。
周りの観客がとにかくハイテンションで暴れまくるジョーカーにみんなが大騒ぎしていたことが印象的でした。まさに空前のバットマンブームの真っ只中。そんな矢先に本書をアメリカで
入手しました。全編英語だったにも関わらず、
バットマンを引退していた55歳のブルース・ウェインが己の正義を貫くために再び、ゴッサムシティにカムバックする話。度肝を抜くハードボイルド画タッチと、例え言葉など解らなくてもページを捲るに連れて訪れる避けては通れない宿命の対決。終盤は言葉など要りませんでした。当時、中学生1年だった私は最後のページを観たとき、バットマンの姿 =独りの男の生き様にとても胸を打たれました。
~ 2009年に翻訳版が発売。
2016年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じっくり読み進めてください。
少しずつ。
ヒーローとは何たるかを考えながら。
他の方も書かれていますが、どちらが良い悪いなどではなく、日本のコミックスとは全く別物ですね。
少しずつ。
ヒーローとは何たるかを考えながら。
他の方も書かれていますが、どちらが良い悪いなどではなく、日本のコミックスとは全く別物ですね。
2013年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今作のバットマンは自身を滅ぼしかけない狂気と決して折れない正義を交互に見せる。
どうしても悪を排除しなければならないという本心に駆られ、55歳の身体に鞭打って『それは我々の役目だ』と正義に燃える警察も無視して勝手すぎるとも見れる自警活動を行い、非力な少女を相棒ロビンにし、死にかけさせる。
しかし、ゴッサムシティでくすぶる人々に正しい行いとは何かを示すヒーローとしての側面もある。
スーパーマンは米国の切り札となり、鎖で繋がれたような言葉が目立つが、独善的なバットマンより普通に考えて正しい選択をしている。
最終的に過激な自警活動をするバットマンはその世間への影響力から国からも問題視され、スーパーマンに命を狙われる。
しかし、バットマンは止まらない。最強とも言える戦友が敵になっても、その狂気と正義感で戦い続ける。
この作品は世の中が間違った方向へ走った時、ヒーローが何をすべきなのかを問うようなものだと私は思います。
思いますって書いたのは人によって見方がきっぱり別れる作品だからです。
世間一般の考え方で正しいと人々が流されてしまうところにバットマンが待ったをかけるといった内容です。
どうしても悪を排除しなければならないという本心に駆られ、55歳の身体に鞭打って『それは我々の役目だ』と正義に燃える警察も無視して勝手すぎるとも見れる自警活動を行い、非力な少女を相棒ロビンにし、死にかけさせる。
しかし、ゴッサムシティでくすぶる人々に正しい行いとは何かを示すヒーローとしての側面もある。
スーパーマンは米国の切り札となり、鎖で繋がれたような言葉が目立つが、独善的なバットマンより普通に考えて正しい選択をしている。
最終的に過激な自警活動をするバットマンはその世間への影響力から国からも問題視され、スーパーマンに命を狙われる。
しかし、バットマンは止まらない。最強とも言える戦友が敵になっても、その狂気と正義感で戦い続ける。
この作品は世の中が間違った方向へ走った時、ヒーローが何をすべきなのかを問うようなものだと私は思います。
思いますって書いたのは人によって見方がきっぱり別れる作品だからです。
世間一般の考え方で正しいと人々が流されてしまうところにバットマンが待ったをかけるといった内容です。
2011年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
巻頭に収録された、「Truth of Power」という超短編。
この短い文章が、なぜバットマンの存在が長年
(そしておそらく永遠に)
アメコミの世界で輝き続けているのかを、
素晴らしく端的に表現してくれています。
スーパーパワーを持たず、
底知れぬ怒りと不屈の意志のみで
あらゆる悪党(時には味方も)震え上がらせてきた
ブルース・ウェイン=バットマンの「最高の人生」を描く「ダークナイトリターンズ」。
紡ぎだされるセリフの質量に圧倒されること間違いありません。
ノーランが製作中の「The Dark Knight Rises」公開に備え、
ぜひぜひ多くの人に読んでもらいたい、真の傑作です。
…余計なお世話かもしれませんが、
アメコミをあまり読んだことが無い方なら、いくつかあるアメコミwikiを利用しつつ読むことをお勧めします。
確かに邪道なやりかたではありますが、各キャラクターの設定をざっと知るだけでも面白くなるし、
それでアメコミにより突っ込みたくなってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。
事前学習のために何冊も高いアメコミを買え、ってのも言いづらいですしね。
この短い文章が、なぜバットマンの存在が長年
(そしておそらく永遠に)
アメコミの世界で輝き続けているのかを、
素晴らしく端的に表現してくれています。
スーパーパワーを持たず、
底知れぬ怒りと不屈の意志のみで
あらゆる悪党(時には味方も)震え上がらせてきた
ブルース・ウェイン=バットマンの「最高の人生」を描く「ダークナイトリターンズ」。
紡ぎだされるセリフの質量に圧倒されること間違いありません。
ノーランが製作中の「The Dark Knight Rises」公開に備え、
ぜひぜひ多くの人に読んでもらいたい、真の傑作です。
…余計なお世話かもしれませんが、
アメコミをあまり読んだことが無い方なら、いくつかあるアメコミwikiを利用しつつ読むことをお勧めします。
確かに邪道なやりかたではありますが、各キャラクターの設定をざっと知るだけでも面白くなるし、
それでアメコミにより突っ込みたくなってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。
事前学習のために何冊も高いアメコミを買え、ってのも言いづらいですしね。
2009年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台は近未来。年老いて引退していたバットマンが、再び犯罪者と戦う為に戻ってきた!しかし彼の自警行為を快く思っていないマスコミや政府はバットマンを危険視する。そしてついに、政府の犬になっていたスーパーマンとバットマンが激突!
「ダークナイト・リターンズ」は「ウォッチメン」と並んでアメコミを根底から変えてしまった作品です。単に超能力やすごい武器を持ったヒーローが悪漢をやっつけるだけの話は、これ以降書けなくなったんです。悪漢にだって悪漢なりの主張があるかもしれないし、ヒーローが絶対正しいかといって、一度もミスを犯さない人間なんているわけない。そんな当たり前だけど、ヒーローコミックスがけっこう無視してきたことが一気に問題として取り上げられるようになった。と、昔発行してたマーヴルクロスに書いてました。うん、まあそうだよね。単純な勧善懲悪ではなく「ヒーローとは?正義とは?」って掘り下げた作品です。
骨太の絵は見ごたえ抜群ですが好き嫌いが分かれる絵ではあると思います。蛇足ですがそういう意味では小プロ的には新たなアメコミ読者を獲得するためにもう少し受け入れやすい絵で、さらに本筋の流れも入ってる作品を出すべきやったと思います。本作収録の「ダークナイト・リターンズ」「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」はこれだけで完結してる話ですからね。
ただ、”バットマンの最後の戦い”を描いた作品ですので、重要エピソードってのは間違いないです!
「ダークナイト・リターンズ」は「ウォッチメン」と並んでアメコミを根底から変えてしまった作品です。単に超能力やすごい武器を持ったヒーローが悪漢をやっつけるだけの話は、これ以降書けなくなったんです。悪漢にだって悪漢なりの主張があるかもしれないし、ヒーローが絶対正しいかといって、一度もミスを犯さない人間なんているわけない。そんな当たり前だけど、ヒーローコミックスがけっこう無視してきたことが一気に問題として取り上げられるようになった。と、昔発行してたマーヴルクロスに書いてました。うん、まあそうだよね。単純な勧善懲悪ではなく「ヒーローとは?正義とは?」って掘り下げた作品です。
骨太の絵は見ごたえ抜群ですが好き嫌いが分かれる絵ではあると思います。蛇足ですがそういう意味では小プロ的には新たなアメコミ読者を獲得するためにもう少し受け入れやすい絵で、さらに本筋の流れも入ってる作品を出すべきやったと思います。本作収録の「ダークナイト・リターンズ」「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」はこれだけで完結してる話ですからね。
ただ、”バットマンの最後の戦い”を描いた作品ですので、重要エピソードってのは間違いないです!
2013年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を買う際に高評価レビューと低評価レビューを繰り返し読んでから購入を決めましたが、いやあ面白かったです!
老いたバットマンの葛藤や狂気、そのイカレているが故に魅力的な発言・行動。
そのどれもが私のツボにはまりました。最高です。
個人的にジョーカーとハービー・デントの話が特に好みです。
バットマン無しじゃ生きられない(一応廃人なだけです。バットマンが引退してたので)ジョーカー、顔の傷が治っても治療されたはずの心がなによりボロボロのハービー・デント。
なんだか胸に迫るものがありました。
後半のリターンズより更にウン年後の話もスーパーマンのクラークに主役を持っていかれそうになりましたが、やはり狂気に染まりながら人を救おうと自分の正義(一般的な正義に似た別物です。かなり過激です)に乗っ取ってキャットレディ(三代目ロビン)とテロを行う姿はやはりとても格好良かったです。
ただ、絵柄に何かあったのか「これ人体じゃねぇよな?」と思うくらい個性的になってます。ところどころ。
プラスチックマンはもはやヴィラン(怪人)レベルです。
カッコいいときは本当に素晴らしい絵だと思います。
アメコミに興味のない家族に見つかると大ゲンカになる値段ですが、イカレ格好いいアメコミが読みたい方にはぜひおススメです!
沢山のアメコミヒーローもゲスト出演してますのでアメコミ好きならばこの機会にどうぞ!
老いたバットマンの葛藤や狂気、そのイカレているが故に魅力的な発言・行動。
そのどれもが私のツボにはまりました。最高です。
個人的にジョーカーとハービー・デントの話が特に好みです。
バットマン無しじゃ生きられない(一応廃人なだけです。バットマンが引退してたので)ジョーカー、顔の傷が治っても治療されたはずの心がなによりボロボロのハービー・デント。
なんだか胸に迫るものがありました。
後半のリターンズより更にウン年後の話もスーパーマンのクラークに主役を持っていかれそうになりましたが、やはり狂気に染まりながら人を救おうと自分の正義(一般的な正義に似た別物です。かなり過激です)に乗っ取ってキャットレディ(三代目ロビン)とテロを行う姿はやはりとても格好良かったです。
ただ、絵柄に何かあったのか「これ人体じゃねぇよな?」と思うくらい個性的になってます。ところどころ。
プラスチックマンはもはやヴィラン(怪人)レベルです。
カッコいいときは本当に素晴らしい絵だと思います。
アメコミに興味のない家族に見つかると大ゲンカになる値段ですが、イカレ格好いいアメコミが読みたい方にはぜひおススメです!
沢山のアメコミヒーローもゲスト出演してますのでアメコミ好きならばこの機会にどうぞ!