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債権総論 (プラクティスシリーズ) 単行本 – 2010/11/8
潮見 佳男
(著)
- ISBN-104797224819
- ISBN-13978-4797224818
- 出版社信山社
- 発売日2010/11/8
- 言語日本語
- 本の長さ661ページ
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登録情報
- 出版社 : 信山社 (2010/11/8)
- 発売日 : 2010/11/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 661ページ
- ISBN-10 : 4797224819
- ISBN-13 : 978-4797224818
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,556,475位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 234位債権・物権法
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
答えの無い出題が単元ごとにあり、考えさせる。できれば、潮見先生の私見を付記してほしかった。
2007年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の特徴としては,基礎理論について相当突っ込んだ考察がある点である。
潮見教授は,債権の理解について,権利利益説に立脚し,その理解を基にいくつかの論点を展開している。もっとも,通説である権利意思説の説明も十分にある。
その他,潮見教授は,債務不履行一元論の立場に立ち,債務不履行について過失責任原則は原則ではないとするなど,日本の民法の条文や沿革を考慮した論を展開している。もっとも,日本の条文を無視してドイツから輸入された従来の通説の説明もある。
従来の通説の立場で勉強するにせよ,それらの説がかつて通説となった経緯を理解しておかないと,なかなか頭に入らないと思われる(なぜなら,条文に根拠を置かないため。)。本書は,基礎理論について経緯を含めた十分な考察があり,理解を重視する人には格好の教材である。
その他,本書は,要件事実論について民法学者としての考え方が示されており,要件事実論と一体として民法学を勉強するのに向いている。
本書は644頁と相当な分量があるが,それはcaseが724もあるためという理由もある。本文の量はそこまで多くはない。
一点注意が必要なのは,基礎理論について突っ込んだ検討があるため,やや難解な部分があるということである。とはいえ,抽象論に逃げる不合理な難解さではないから,気合いを入れて読めば相応の見返りはある。
潮見教授は,債権の理解について,権利利益説に立脚し,その理解を基にいくつかの論点を展開している。もっとも,通説である権利意思説の説明も十分にある。
その他,潮見教授は,債務不履行一元論の立場に立ち,債務不履行について過失責任原則は原則ではないとするなど,日本の民法の条文や沿革を考慮した論を展開している。もっとも,日本の条文を無視してドイツから輸入された従来の通説の説明もある。
従来の通説の立場で勉強するにせよ,それらの説がかつて通説となった経緯を理解しておかないと,なかなか頭に入らないと思われる(なぜなら,条文に根拠を置かないため。)。本書は,基礎理論について経緯を含めた十分な考察があり,理解を重視する人には格好の教材である。
その他,本書は,要件事実論について民法学者としての考え方が示されており,要件事実論と一体として民法学を勉強するのに向いている。
本書は644頁と相当な分量があるが,それはcaseが724もあるためという理由もある。本文の量はそこまで多くはない。
一点注意が必要なのは,基礎理論について突っ込んだ検討があるため,やや難解な部分があるということである。とはいえ,抽象論に逃げる不合理な難解さではないから,気合いを入れて読めば相応の見返りはある。
2013年3月12日に日本でレビュー済み
教科書を実務で使っていると恥ずかしいが、この本は使っています。
なかなかコンパクトで必要事項が網羅されていて、便利です。
旧版は通読しましたが、読んでいて退屈しない感じです。
試験に有用だと思われます。
なかなかコンパクトで必要事項が網羅されていて、便利です。
旧版は通読しましたが、読んでいて退屈しない感じです。
試験に有用だと思われます。
2014年1月29日に日本でレビュー済み
個人的には非常によい本だと感じました。大学四回生で来年からロースクールに入る立場にあるもののレビューとして参考にしてください。
1 良い点
(1)判例・通説が明確かつ具体的に示されている
この本の特徴として挙げられる点は、判例・通説→批判・問題点→有力説・私見といった形で書かれることが多い点です。著者が債権法の改正に関わっていることからも、判例・通説に対して批判的であることは明らかです。ただ、だからといって判例・通説を疎かにしているわけではなく、むしろ批判対象として明確に提示されています。
初学者でも理解できないわけではありませんが、特に中級者であればより理解が進むでしょう(もっとも、私見が独特なものが多いのは言わずもがなです)。
(2)理由付けの内容がしっかりしている
ロースクール受験をしていた立場としては、理由付けがしっかり書いてある本ほど重宝します。その点、本書は丁寧に理由付けが書かれているので使いやすかったです。他の本では、理論的な理由付けではなく「こういう事例ではAが〜でBが・・・だから、こう考える」とされることがあります。しかし、これではロースクール受験的には使えません。他方、この本でも事例から説明するということはあるのですが、その前提として(独特の表現が散見されるものの)ほとんどの場合に理論的な理由付けで書かれています。しかもキーワードが明確なので、受験生としてもありがたい。
そういった点でロースクール受験生にはオススメかもしれません。
2 注意点――独特な表現・独特な見解
著者は独特な表現を用いられる方として有名なので、この点は注意が必要です(必ずしも一般的な表現ではないということ)。
また、独特な見解も多いです(履行請求権を債務不履行における救済手段・レメディーとして位置づける見解、債務不履行に基づく損害賠償における帰責事由不要説、詐害行為取消権における責任説など)。こうした見解は改正債権法を見越したものと考えられますが、判例・通説とは根本的な理解が違いますので、その点は留意されるべきだと思います(もっとも、私見を提示しつつも記述は判例・通説による場面や、判例・通説を丁寧に記述した後に私見を提示していたりするので、全体として自説を前提として記述されているわけではありません)。
初学者(特に判例・通説がまだ頭に入っていない方)はより標準的な基本書をおすすめします。
いろいろ書きましたが、個人的には非常に良い本だと感じました。
1 良い点
(1)判例・通説が明確かつ具体的に示されている
この本の特徴として挙げられる点は、判例・通説→批判・問題点→有力説・私見といった形で書かれることが多い点です。著者が債権法の改正に関わっていることからも、判例・通説に対して批判的であることは明らかです。ただ、だからといって判例・通説を疎かにしているわけではなく、むしろ批判対象として明確に提示されています。
初学者でも理解できないわけではありませんが、特に中級者であればより理解が進むでしょう(もっとも、私見が独特なものが多いのは言わずもがなです)。
(2)理由付けの内容がしっかりしている
ロースクール受験をしていた立場としては、理由付けがしっかり書いてある本ほど重宝します。その点、本書は丁寧に理由付けが書かれているので使いやすかったです。他の本では、理論的な理由付けではなく「こういう事例ではAが〜でBが・・・だから、こう考える」とされることがあります。しかし、これではロースクール受験的には使えません。他方、この本でも事例から説明するということはあるのですが、その前提として(独特の表現が散見されるものの)ほとんどの場合に理論的な理由付けで書かれています。しかもキーワードが明確なので、受験生としてもありがたい。
そういった点でロースクール受験生にはオススメかもしれません。
2 注意点――独特な表現・独特な見解
著者は独特な表現を用いられる方として有名なので、この点は注意が必要です(必ずしも一般的な表現ではないということ)。
また、独特な見解も多いです(履行請求権を債務不履行における救済手段・レメディーとして位置づける見解、債務不履行に基づく損害賠償における帰責事由不要説、詐害行為取消権における責任説など)。こうした見解は改正債権法を見越したものと考えられますが、判例・通説とは根本的な理解が違いますので、その点は留意されるべきだと思います(もっとも、私見を提示しつつも記述は判例・通説による場面や、判例・通説を丁寧に記述した後に私見を提示していたりするので、全体として自説を前提として記述されているわけではありません)。
初学者(特に判例・通説がまだ頭に入っていない方)はより標準的な基本書をおすすめします。
いろいろ書きましたが、個人的には非常に良い本だと感じました。
2011年10月10日に日本でレビュー済み
法律学の学修において読んで感動する本というものは少ない。
加藤雅信クリスタライズド民法事務管理不当利得のように
透明感のある文章で結晶化された理論を垣間見ることが可能なものも
稀に存在するが、滅多にお目にかかれないものである。
そしてこのプラクティス債権総論は数少ない読んで感動することのできる素晴らしい一冊である。
債権総論というと民法の中でも最も理論的に複雑かつ抽象的で高難度の領域なのだが
このプラクティス債権総論は端的な具体的ケースを素材としつつ(抜群の教育効果を確保しながら)
明晰かつグイグイと読ませる文章で、要件効果・要件事実論に対する視野も
踏まえたうえで、読者を相当な高みに引き上げる一冊となっている。
650ページという分量は形式的にみれば多いと感じられるかもしれないが
理論的水準と教育効果を同時に狙ったがためであり、実際にはガンガンと憑かれたように
読了することができるものとなっている。非常にわかりやすいにも関わらず
理論的水準を落とすことを全くしていない。
まさに一流の学者の仕事である。
法科大学院で学修される読者、特に星野・内田ラインの利益衡量論に
なじめない読者に強くすすめる。
競合としては中田裕康債権総論があり、水準としては双璧といっていい存在感だが
個人的にはプラクティス債権総論が今尚ベストであると断言してしまいたい。
加藤雅信クリスタライズド民法事務管理不当利得のように
透明感のある文章で結晶化された理論を垣間見ることが可能なものも
稀に存在するが、滅多にお目にかかれないものである。
そしてこのプラクティス債権総論は数少ない読んで感動することのできる素晴らしい一冊である。
債権総論というと民法の中でも最も理論的に複雑かつ抽象的で高難度の領域なのだが
このプラクティス債権総論は端的な具体的ケースを素材としつつ(抜群の教育効果を確保しながら)
明晰かつグイグイと読ませる文章で、要件効果・要件事実論に対する視野も
踏まえたうえで、読者を相当な高みに引き上げる一冊となっている。
650ページという分量は形式的にみれば多いと感じられるかもしれないが
理論的水準と教育効果を同時に狙ったがためであり、実際にはガンガンと憑かれたように
読了することができるものとなっている。非常にわかりやすいにも関わらず
理論的水準を落とすことを全くしていない。
まさに一流の学者の仕事である。
法科大学院で学修される読者、特に星野・内田ラインの利益衡量論に
なじめない読者に強くすすめる。
競合としては中田裕康債権総論があり、水準としては双璧といっていい存在感だが
個人的にはプラクティス債権総論が今尚ベストであると断言してしまいたい。
2010年10月8日に日本でレビュー済み
学部3年次の民法3部の教科書として使用しました。本書は同じ信山社から出版されている、法律学の森シリーズに比べればかなりテンポよく読めました。いわゆる「潮見語」で書かれているため、先生の口調が伝わってくる感じです。ただかならず判例と伝統的通説に触れていますから、まさに、実務家を目指す学生向けの基礎確立用教科書と言えます。 ちなみにロー既習では、本書は熟読済みが前提となるので、学部時代に本書読み込だおかげで後がだいぶ楽でした。すっきりとした骨太な理解が得られる好書だと思います。