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暗号技術大全 単行本 – 2003/5/31

4.3 5つ星のうち4.3 9個の評価

暗号技術の集大成

コンピュータ/ネットワークセキュリティを支える基本技術 − 暗号。その基本原理から、詳細なプロトコル、アルゴリズム、C言語によるソースコードまで、徹底的かつわかりやすく解説します。暗号技術の名著“Applied Cryptography”の邦訳がついに刊行。

商品の説明

商品説明

コンピュータネットワークによる情報通信で使うための、暗号技術を網羅して解説した本である。読者対象に、技術者に加えて一般のネットワーク利用者まで含め、理解しやすいように配慮している。技術だけでなく、背景や歴史、関連話題も書き込んであり、まさに暗号技術の百科事典と言える。

本書は原著『Applied Cryptography』第2版の翻訳である。まず暗号の技法の基礎を、鍵の長さや管理等について述べている。続いて、暗号アルゴリズムを体系的に分類して、それぞれの内容を、数学的裏付けとアルゴリズム自体について説明している。ここでは、公開鍵暗号、DES、RSA、DSAといった暗号の基本的な話題を、種々の変種や改良を含めて詳しく解説している。一方向ハッシュ関数、楕円曲線暗号、有限オートマトンを使った公開鍵暗号などにも触れている。

暗号技術に関連する話題として、通信プロトコルや疑似ランダムシーケンスに関する詳細な記述もある。中でも、ディジタル署名の技術は重要である。また電子投票や電子通貨などの話題も登場する。巻末の1600件余の論文リストが充実しており、その中には日本の著者たちが学会誌等に日本語で発表した論文も多数含まれている。付録として、DES、LOKI91、IDEA、GOST、Blowfish、3-Way、RC5、A5、SEALの9通りのC言語ソースコードを、約50頁にわたって掲載している。プログラムの注釈は和訳してあり、使いやすい。

ひとつだけ問題点をあげるなら、原著の出版が1996年であり、暗号技術の最近の進展を補う必要があることである。監訳者が述べているように、AESなどいくつかの新しい方式が現れているが、実用上で本書の内容を大幅に揺るがすには至っていない。

全体で800頁を越える本書は、14人による分担翻訳であるが、監訳者による統一がとれていて読みやすい。適宜訳注を補ってあり、上記のAESについてもそこで触れている(p.304)。本書は、数ある暗号技術の本の中でも、特におすすめの1冊である。(有澤 誠)

内容(「MARC」データベースより)

簡単な歴史から始まり、基礎的な概念から数学的な基礎、実際のアルゴリズムへの応用、さらにはそれを実装するCのソースコードまで、あらゆる意味での暗号を本格的に解説。暗号に関する世界的バイブルの日本語訳。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ソフトバンククリエイティブ (2003/5/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 848ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797319119
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797319118
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
9グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年4月22日に日本でレビュー済み
暗号は、コンピュータ社会では避けて通ることができない技術です。
ただし、多くの人が知ってしまうと、逆に危険も増えるかもしれないという変わった技術です。そのため、読むことを勧める人は限定するとよいかというと、逆に限定した人が危険かもしれないので、どうしたらいいか分かりませんでした。
そういう状態に対して、よい考えを示してくれるのが本書かもしれません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月12日に日本でレビュー済み
私は仕事の関係で暗号関係の本をかなり持っているが、参考にするには質量共に本書が一番である。暗号とは何か、鍵の概念などの基礎から出発し、秘密鍵暗号・公開鍵暗号、ハッシュ関数、認証などが良質なサンプル・コードを交え丹念に説明されている。学問的と言うより、実用に向けて書かれている点が評価できる。

ただ、余りにも分厚いので、学生の方が輪講にでも使う以外は、順番にではなく、各自が必要な部分に当たると言う辞書的な使い方になるであろう。本書も当然、バージョン・アップを重ねるであろうが、既に普及しているAESやこれから普及しそうな量子暗号、ゼロ知識証明などの新規分野に対する解説は不充分なので、今後の対応を(訳者に?)期待したい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年6月23日に日本でレビュー済み
筆者は何のために本を書くのかを良く理解していると思います。
わかったような気にさせるだけの暗号本や、理論を追いかけすぎて式だけしか載っていない暗号本でもありません。
暗号のアルゴリズムを正しく理解してもらい、コンピュータのステップが頭の中に浮かぶように作者は力を注いでいます。
常に具体的な例を取り上げてどういった意味や効果があるのかを明確にしていますし、参考であげられるソースコードは非常に読みやすいです。
手抜きの無いレベルを維持しながら、内容を平易にするよう勤める筆者に好感を持つことができるでしょう。
また、訳も山形先生の監修が効いています。
日本語になっていない文がないため、読みやすいです。
恐らく筆者が意図したことを保って、
日本にこの本を出版できたことで、多くのプログラマが助かることでしょう。
訳者の方々には頭が下がります。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年10月15日に日本でレビュー済み
大学の教材として使っているが、訳は十分とは言いがたい。
Secret & Liesの訳(かなりひどい。一読してわかる)よりはずっと
マシだが、技術的な知識が十分でなく、どう控えめに見ても原著で
読むほうが圧倒的に読みやすい。
Bruce Schneier氏の原著は非常に読みやすく、推薦したい本であるが、
タイトルが「暗号技術大全」というのは少々問題だと思われる。
例えば、この本には、楕円曲線暗号の記述がない。大全と名乗るなら、
この程度のことは書いておくべき。これも訳がまずいということ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年10月19日に日本でレビュー済み
暗号の本といったらこれです。
本の厚さに比例して、その内容も細かいところまで説明されてます。
多少やや何回なところもありますが、妥協をゆるさぬその説明は曖昧なところもなく暗号を深く勉強するには本書以外にはありません。
ただ原書の出版が1996年とやや古く、AESなどの最新の暗号アルゴリズムについては注釈で触れる程度のみとなっています。
しかし、暗号の基礎から応用まで学ぶのであればこの本をおいてないでしょう。
通して読むもよし、辞書引きで知りたいところを見るもよし。
仕事で使用するならば迷わず購入して間違いありません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月25日に日本でレビュー済み
日本語版は2003年6月6日リリース。暗号技術においてこれ以上に集大成された本はないと言い切れるほどの作品である。全831ページ。

シュナイアーの名著は3冊あるが、
『暗号と秘密のウソ』・・・日本語版2001年10月2日→執筆1997年
『暗号技術大全』・・・日本語版2003年6月6日→執筆1999年
『セキュリティはなぜやぶられたのか』・・・日本語版2007年2月19日→執筆2003年
ということになるだろう。暗号やセキュリティの世界は日々進化している。だからいつ本を読んでも既に古いことになってしまう。文字にしているうちに古くなる。法律が追いつけないのも無理はないのかもしれない。本書の唯一の避けて通れない欠点、それは本になった時点でどんどん賞味期限が切れてしまうということだろう。

特にこの本は、数学とプログラム・コードの塊のような内容であるがために、人に対するセキュリティを説いた他の二冊以上に技術的浸食が激しい。それが残念だが、暗号技術がどのように創られ、そして破られ、進化してきたかを知る上でこれ以上の本は無いだろう。セキュリティを知るためには必携だ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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