増補改訂版と両方読みました。
増補改訂版には、主に本書に記載されているマルチスレッド処理を java.util.concurrent内のクラスを使ってシンプルに書いた例が追加されていました。
純粋にマルチスレッド処理の仕組みを学びたいだけなら、こちらの旧版でも用が足りると思います。
追記として、自分でやってみたandroidのアプリ開発での応用課題を例示したいと思います。
（結構前のことなのでざっくりです）
Activity#onCreate()でこの本記載のパターンのマルチスレッド処理を開始
-> Activity#onResume()で処理結果を受ける
-> そして、Activity#runOnUiThread(Runnable)経由でTextViewに処理結果を表示
とか、あるいは更にFragmentのライフサイクルを挟むなどの応用です。
たしかライフサイクルとスレッド処理のシーケンス図的な理解が進んだように思いました。
あとLoader系がイマイチな時の対策も、直感が働くようになった気がします。
上述しましたが、増補改訂版はスレッド処理のラッパークラスを使う加筆がなされています。
このような応用課題の発想は旧版ならではだったと思います。
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