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欺術(ぎじゅつ)―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法 単行本 – 2003/6/21
セキュリティはどのように破られ、情報はいかにして盗まれるのか。史上最強と謳われた伝説のハッカー、ケビン・ミトニックがはじめて明かす、ソーシャルエンジニアリング(欺術)の手口。推理小説よりも面白い事例とエピソードが満載。この技法を使ったら、もうだれも秘密は守れない!?
◆出版社からのコメント◆
本書は、「史上最強のハッカー」「FBIが最も恐れた男」と言われた、伝説のハッカー、ケビン・ミトニックの処女作です。企業や個人の情報はどのようにして盗まれるのか、その具体的な手口が、当事者ならではの説得力をもって描かれています。ミトニックの手法を使えば、この世には、「盗めない情報など何もない」とまで読者は感じるかも知れません。
- 本の長さ539ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2003/6/21
- ISBN-10479732158X
- ISBN-13978-4797321586
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商品の説明
商品説明
ミトニックが挙げる例を10件ほども見れば、なんらかの組織のセキュリティを担当している者ならば、生きる気力をなくしてしまうだろう。昔からいわれていることだが、セキュリティと人間とは本来相いれないものなのだ。組織とは、モノやサービスを提供することを目的に存在するのであり、有能で親切な従業員がそのモノやサービスを広めようとすることを期待する。人間は他人から好かれることを好む社会的動物なのだ。セキュリティの人的要素をコントロールするということは、だれかを、あるいはなにかを否定することになる。これは不可能なことだ。
ハッカーの崇拝を受けるミトニックの名声を考えると、ハッカーが社会工学を使って攻撃する最後の標的がコンピュータであるというのは皮肉だ。『The Art of Deception』に描かれているほとんどのシナリオは、コンピュータを使わない組織にもあてはまるし、フェニキア人でさえ理解したであろう原則だ。ただテクノロジーの進歩によってより容易に実行できるようになったにすぎない。電話は手紙より早いし、つまるところ、大きな組織を持つということは、大勢の他人とかかわるということなのだ。
ミトニックのセキュリティを守るためのアドバイスは、ほとんどが実用的に聞こえるが、いざ実行に移すとなるとそうでないことに気づく。より効果的なセキュリティを実現するということは、すなわち組織の効率を下げることになるからだ。競争の厳しいビジネスの世界では、効率をなにかの引き換えにするなど、まず不可能な話である。そもそも、「だれも信じてはならない」というルールがあるような職場で働きたいと思う人がいるだろうか。ミトニックは、セキュリティがいかに信頼によって簡単に破られるかを示して見せるが、信頼を抜きにして人は生きられないし、一緒に働くことなどできない。現実の世界では、組織が効果的に機能するためには、完全なセキュリティなど妄想にすぎないことを認めて、保険料を増やすしかないのだ。(Steve Patient, Amazon.co.uk)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2003/6/21)
- 発売日 : 2003/6/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 539ページ
- ISBN-10 : 479732158X
- ISBN-13 : 978-4797321586
- Amazon 売れ筋ランキング: - 202,158位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
結論は一番大きいセキュリティホールは人間であり、誰でも騙されるということ。会社員なら必読の書です。
大昔からの詐欺についてはこちらが詳しいです。
https://www.amazon.co.jp/詐欺とペテンの大百科-カール-シファキス/dp/4791759168/ref=m_pd_aw_sbs_sccl_1/358-1139578-1856500?pd_rd_w=XSnjX&content-id=amzn1.sym.8544f9a4-ebad-4748-94c2-c2e6414950f1&pf_rd_p=8544f9a4-ebad-4748-94c2-c2e6414950f1&pf_rd_r=K9V986RQ7DNBM0TDQBSD&pd_rd_wg=mGRNb&pd_rd_r=471c9e2e-1cf1-4d56-87b5-a9b8f1099b38&pd_rd_i=4791759168&psc=1
まあまあな感じでした。
可もなく不可も無くって感じでしょうか。
しかし、この本は人間が関与する以上完璧なセキュリティを持つシステムは存在しない、という視点でかかれており様々な例を通して人間の心理を利用した(日本で使われる不正侵入者という意味での)ハッカー達の手口を紹介している。
これらの例は1つ1つ短くまとめられているので読みやすいが、似た物もあるいくつかため多少冗長に感じる部分もあるかもしれない。
だが、読んで得るものは大きい、良書であると思う。
大した専門知識があるわけでも無い前提での感想です。
面白いのが、それでも読める事。ぱっぱとカンで読めば納得できる作り。
ものっすごくアナログで基本的なんです。
しかも怖い事に、ここに書かれている事は応用範囲がもの凄く広い。
まさに防犯の事はドロボーさんに聞け、という内容。
一番怖いのは、努力を凌駕する著者のセンスですが。
まあ無論、コンピュータ的には今は其の手はアウトなお話はありましたが、
そこだけに特化した本とは一線を画す、上に述べたような「普遍性」はあると思いますよ。
何にしろ「セキュリティ」という言葉が浮かんだら、
一度お読みになる事を 私はお勧めします。