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それでもSEになりたいか 単行本 – 2003/4/1
「SEって、いったい何なの?」 わかるようでよくわからないSE(システムエンジニア)の実態をシニカルに描いたSE指南書。知られざるIT業界の裏舞台とSEをとりまく泥臭い現実、そしてそんな世界をストレスフリーに生き抜くためのノウハウを赤裸々につづる。
情報システムの普及に伴い、SEと名乗る人の数は急激に増えました。が、そもそもSEの仕事とはどんなものなのでしょうか。どんな知識やスキルが必要なのでしょうか。 本書はナマのシステム開発現場と、SEをとりまくドロドロとした現実にスポットを当てています。現実にそぐわない理想論などはいっさいありません。システム開発の現場で直面する理不尽な困難と、それらを巧みにさばくための泥臭いテクニックを、現役のSEが本音で記しています。 ITの最前線で疲れ果て、道を見失いかけているSEにとっても、華やかなSEライフを夢見ているSEのたまごにとっても、SE業の本質を理解し、ポジティブに生きていくために必要な画期的SE指南書です。
1.IT業界をやんわりと斬る 〜結局、会社だしリーマンだし〜
2.事件は現場で起こってるんだ 〜SEのお仕事〜
3.はじめてのシステムプロジェクト 〜プログラマ以上SE未満の人たちへ〜
4.それでもSEを目指す人へ 〜夢よりも野望を胸に〜
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104797322780
- ISBN-13978-4797322781
商品の説明
商品説明
穏やかでないタイトルが目をひくが、中堅SEの視点からリアルなSEの仕事をやさしい言葉で紹介しているのが本書だ。残業や膨大な打ち合わせ、クライアントや営業との確執から、ありがちなトラブルや職場の困った人、果ては合コンでの振る舞いまで、現場の流儀や空気を絶妙な比喩でユーモラスに伝えてくれる。ここで紹介されるトラブルやプロジェクトマネジメントの悩みは著者の実体験であるが、決して一個人の特殊な例ではなく、SEなら共感と苦笑なしには読めない一般的なものだ。
著者は「私なら入社前にここまで脅されたら多分やめている」と言うが、職業へのプライドと問題意識が全編を貫いているため、単なる業界暴露本に落ちていない。SEを目指す学生には就職雑誌やOB訪問からは決して見えない本当の仕事の中身が見えるだろうし、仕事でSEと関わる人にとっては、彼らの思考パターンや問題意識を知ることで、業務をうまくコントロールしていけるようになるかもしれない。まったく堅苦さのない本なので、多くの人に気軽に目を通していただきたい。(大脇太一)
メディア掲載レビューほか
SE(システム・エンジニア)の日常を軽妙なタッチで紹介した本。SE論ではなく、残業漬けの開発現場や徹夜続きのトラブル処理など、著者が目にした実態を具体的かつシニカルに描いている。
書名からもわかるように、本書はSE職を目指す学生やプログラマを主な読者として想定している。これらの読者に対して、著者は「SEの仕事がいかに人間くさいか」を訴える。ユーザー企業の情報システム担当者や、自社の上司や営業担当者などとの折衝に明け暮れる日々を、ページ数を割いて描写する。人間のやることゆえに不条理に満ちたSEの仕事を明らかにしたうえで、「それでもSEになりたいか」と読者に問う。
突き放しているように見えるが、著者が最後に、「SEはやりがいのある職種であり、愛すべき人々である」と結んでいるのは救いだろう。著者のキャリアや現職は明らかにされていないが、行間から「大手システム・インテグレーション会社に務める30歳前後の中堅SE」と推察できる。
(日経コンピュータ 2003/06/02 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
本書はナマのシステム開発現場と、SEをとりまくドロドロとした現実にスポットを当てています。現実にそぐわない理想論などはいっさいありません。システム開発の現場で直面する理不尽な困難と、それらを巧みにさばくための泥臭いテクニックを、現役のSEが本音で記しています。
ITの最前線で疲れ果て、道を見失いかけているSEにとっても、華やかなSEライフを夢見ているSEのたまごにとっても、SE業の本質を理解し、ポジティブに生きていくために必要な画期的SE指南書です。
1_ IT業界をやんわりと斬る ~結局、会社だしリーマンだし~
2_ 事件は現場で起こってるんだ ~SEのお仕事~
3_ はじめてのシステムプロジェクト ~プログラマ以上SE未満の人たちへ~
4_ それでもSEを目指す人へ ~夢よりも野望を胸に~
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 211ページ
- ISBN-10 : 4797322780
- ISBN-13 : 978-4797322781
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,626,570位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 406位システム管理・監査
- - 1,148位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 29,249位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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SE職に対して幻想を抱いていた自分に気付きました
(決して、SE職がキツイ、つまらないという意味ではありません)。
結果として、著者の言う「SEとしてのやりがい」と、私が求める
やりがいは違うものだと思いました。
ちなみに、いまはSEとは別の職種で、やりがいを感じつつ働いています;
金融システムの構築をしているSEです。
他の会社のシステム開発現場がどうなっているか?
ということに興味があり購入しました。
2003年に初版が発行されました。
そのため、2000年問題、フロッピーディスクに保存、ブラウン管のデスクトップパソコンなど、
現在の現場ではあまり使われないような単語がでてきて、懐かしいです。
ただ、本質的な部分では、現在(2011年)の現場とあまり変わっていない、
という印象を受けました。
やや過激なタイトルですが、全編を通して、著者の葵沢さんのSEという仕事にかける
愛情が感じられます。
過酷な開発現場の様子が描写されていますが、ユニークなイラストの挿入もあり、
楽しみながら、読破することができました。
具体例が豊富で、専門用語も少なく(あっても解説されている)ため、就職活動中の学生の方、
入社間もない方、さらには、SEの経験がない方でも読める内容だと思います。
しかし、免疫のない方には面白いがゆえに鵜呑みにしてしまい、著者の考えをすべて受け入れる危険性があります。
1つは資格について。特に公共の入札案件によっては資格者を揃えることを要件とする事がある。発注者側からすれば少しでもリスクを回避できる指標を「自己評価の実績」より「公平な基準」を使うのは随意契約でもない限りは当然だろう。そうなるとたとえ資格のみであっても会社として都合がよければ資格手当を付けても採算がとれるのではないか。
(人事考課に使うのはどうかと思うけれど)
もう1つは年配層について。GOTO乱発は言語や当時の技術にもよるので仕方ないだろう。しかし、それでいて品質についての意地というか心持ちは並々ならぬものがある人が多いです。コンピュータの技術変遷は非常に速いですが、古いこと=知らなくて良いことではない。どうしてそうしているのか、そこから学べるものは何があるのか、を考え謙虚に学んでいければよいのではないか?と思う。もちろん例外の、使えないおじいちゃんもいます。
その2点で少し星を減らさせていただきました。ただ、SEも幅広いので「これがすべてではない」ことも読者は注意して欲しいところです。
気軽に読めて、うんうん、とうなずけます。
フリーズするのもクラッシュするのも、はては罫線がうまくひけないのも某氏のせい。てな雰囲気。
ヘタにSEが社内にいるものだから、みんなIT方面への依頼心がハンパじゃない。
そんな彼の苦労がそこそこ理解できた一冊。
併せて、システムという「概念」も平易に実感できた。
これからはリーマンたるもの皆SE時代と腹をくくろう。
お元気にしてますか?
この本は少し古めのSEの実態のダークサイドを教えてくれます。
居酒屋でロートル仲間と酒を酌み交わしているような錯覚に陥らせてくれます。
そうだよな!困るよなそういうの!
SEを長年やってると1度や2度は経験している修羅場や困った事態が書かれています。(本書の著者はそれが恒常的だったみたいですが)
最近では入社して研修うけたらSEらしく、その実態も本書よりご清潔でアバンギャルドになってるようですが(それってSEでもセールスエンジニアと間違ってない?)、現場に底流れるものはまだまだ本書に近いですから、SEを目指す方はイメージ先行で後悔しないために一読必須です。
ロートルは古い友人と酒を飲む感覚で、
「ああ、苦労してんの俺だけじゃないんだ」という風に読める本です。
もちろん、酒を飲んで発散したら明日からもこの業界で生きていくわけですよ。
だって結局スキだもん、この仕事。
気を強く持って読むべし。
“これでもか!”というほど、SEのドロドロした話が出てきます。
みんな事実です。現実です。『詰まったトイレのように流れない』(本文引用)
というくだりは、まったくうなずけました。
それでいながら、SEの使命・仕事の現実を真正面から正々堂々ととらえて
立ち向かっている著者はとても素晴らしい。
「知識改革と意識改革」の章が、キーです。
アイデンティティ、何をするにしてもこれを持たなければ。